みなさん、こんにちは。
私は、旅行大好き&旅行ガイドブック制作にも携わっているフリーのライター・阿部桃子です。海外旅行の知識には自信がありますが、FXについては勉強を始めたばかりです。
さて、そろそろ夏の海外旅行計画を立てる季節。航空券もホテルも最安値で取れた!と安心したら、お次は外貨両替の準備です。
銀行、空港、街中の両替所、外貨宅配、激安チケット販売所、といろいろな選択肢がありますが、どこが一番おトクなのか? やっぱり気になりますよね。
私もこの際、きちんと調べてみようと思い、大手銀行の運営している両替センターに行くことに。夏の旅行に備えて、ひとまず円を米ドルに換えておこうという目論見もあるしね。
■外貨両替のレートはニュースで言ってるレートとだいぶ違う
センターでは係の方が、「本日の円から米ドルへの両替レートは83.79円」と教えてくれましたが、うーん、ちょっと待って! 本日のレート、朝のニュースでチェックしたときは、1ドル80円程度だったハズ(この日は4月13日でした)。
すかさず疑問を口にしてみると、銀行での外貨両替レートというものは…
(1)朝10時前後に銀行間相場を基準にして、TTM(仲値)が決められる。
(2)大幅な変動がなければ、その「TTM(仲値)+外貨両替手数料」が私たちが外貨を両替するときのレートとなる。その外貨両替手数料は各銀行や両替商で自由に決めて良いものであり、私が行った三菱東京UFJ銀行では、2円80銭(1米ドルあたり)。
とのことでした。
つまり、私たちが両替するときのレートには外貨両替手数料なるものが上乗せされていたのですね。
それではほかの銀行や、いわゆる両替ショップなどではどうなのでしょうか? 以下の表にまとめてみました。

このほかの手数料は一切かからないとのこと。
ちなみに上海の浦東国際空港の中国銀行、Easy Exchangeでは、レートに外貨両替手数料が上乗せされている上、さらに別の手数料が加算されるらしいです。
場所によっては、さらにコストがかかるわけ。ややこしいですね。
■買値と売値に2円の差があるってどういうこと?
また、銀行で見て気になったのは、「TTS USD 81.99」、「TTB USD 79.99」といった数字。

同じ1ドルなのに、2円も差があるのはナゼ!?
これを係の方に、質問してみると…
・TTSは「電信売り相場」のことで、米ドルの場合、TTM(仲値)に1円程度プラスされる
・TTBは「電信買い相場」のことで、米ドルの場合、TTM(仲値)に1円程度マイナスされる
との話。ここで生じるのが買値と売値の2円の差。
ちなみに、外貨預金などの金融商品運用、海外送金においてチェックすべきなのが、このTTS、TTBであり、
・TTSは円を外貨に交換するとき(円現金による外貨預入時等)の適用レート
・TTBは外貨から円に交換するとき(円現金による外貨引出時等)の適用レート
なのです。
■FX会社を使っておトクな外貨両替をする方法があった!
とにかく手数料ってもんはバカにならぬと実感しつつ、この件について、編集部に報告すると、まず驚かれましたよ。
だって、外貨の買値と売値の差というのは、FXの世界ではスプレッドと呼ばれていて、米ドルと円を取引する「米ドル/円」という通貨ペアなら0.3~2銭程度だというではありませんか! 銀行なんかだと、2円(200銭)とか3円(300銭)かかっていたものが、0.3~2銭しかかからない!
外貨両替とFXではしくみが違うところも当然あり、単純に比較してはいけないとはいえ、この差はすごい!
そして、FXを扱っている会社で外貨両替もできる会社があることを教えてもらいました。
中でもマネーパートナーズ(略称:マネパ)という会社の外貨両替・受取サービスは、100通貨という小口で両替できたり、成田空港で外貨を受け取れたりするので、海外旅行時に便利とのこと。
マネーパートナーズのこのサービスの流れは…
株主:株式会社ダイヤモンド社(100%)
加入協会:一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)