まっさきに落ちたのはユーロドルだったが、それでも高値の1.26台からは60ポイント程度のものだった。とても発射台からはほど遠い。米国株も下がり出しはしたが、それまでのかなり上がって来ているので、とてもリスク回避というレベルではなく、単なる利食い売りが優勢になってきたという感じ。これではとてもユーロ円やユーロドルを突っ込んで売っていく気がしない。
早起きしてニューヨーククローズに参加した。米国株などは下がったものの、あくまでも日中のゲインを吐き出しただけ。特に前日比で大幅下落というわけでもない。日経先物も8600円台はキープしており、それほどリスクオフになっているという感じでもなかった。アジア時間に入ると急激に株安が進み、それが今更になって前日のバーナンキ議長の姿勢のせいにされている。
とにかく日本株も下がり出したのだし、外部環境がついてきたので、ようやく私もユーロドルを売る決心がついた。朝いちの1.25台の後半は見ていながらも手を出せなかったのが残念だが、それは仕方のないところだ。日経先物が9500円を割り込んでくるタイミングでユーロ売りをしたが、1.2533だった。 いかにも売り遅れっぽい。しかし1.2555でロスカット注文だけ置いて、しばらくは様子見。かなり時間はかかったが、ストップレベルにもひっかからず、欧州勢の参入する頃あいでユーロドルは1.24台に突入した。
今晩は昨日から続いている失望売りのサイドが試される。すでに欧州市場では株安、金利安といったリスク回避の方向の動きが強まっているが、この流れが加速するのか、それとも反転するのか。経済指標は貿易収支しかないため、これは材料視されない。なにか要人発言で面白いことが出てくれば別だが、この流れを変えるのはたいへんだろう。私はユーロドルの1.23台への飛び込みもありと見ている。
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