みなさん、こんにちは、葉那子です。
今回は外資系FX会社の中でも、特にユニークなOANDA Japanについてご紹介したいと思います。

■OANDA Japanなら土日もFX取引ができる!
以前このザイFX!内にある「FX取引ツールを本音でレビュー」というコーナーでも、人気FXブロガー羊飼いさんがOANDA Japanについて取り上げていました。
【参考記事】
●1通貨から取引可能、土日に取引可能で5秒足もあるOANDA Japanを使ってみた!
このOANDA Japanは、とにかく他のFX会社にはないサービスを提供しているということで、最近私も気になっている会社の1つです。
最低1通貨単位から取引ができたり、5秒足チャートがあったりと、OANDA Japanではめずらしいサービスがいくつかあるのですが、今回注目したいのは、土日でも取引が可能というところです(※)。
(※本記事公開後にOANDA Japanはサービス内容を変更。2012年7月7日以降は土日取引ができなくなった)
FXは株と違って、平日であれば24時間取引できるというところが特徴というのはみなさんもご存じのとおりです。
そして、通常のFX会社では為替市場の閉まっている土日は取引ができない、というのもFXトレーダーの常識です。
ところが、なんとOANDA Japanではそんな常識など関係なく、土日でも取引ができるのです。
通常時と比べれば、土日のスプレッドは広めになっていたり、最大取引数量に制限があったりと、通常と同じ環境で取引ができるわけではありません。
しかし、実際に土日のチャートを見てみると、確かにレートが動いているのです。
以下は、2012年6月9日(土)~10日(日)の動きがわかるユーロ/米ドルの15分足チャートです。
流動性の低い土日ということで、基本的にほとんど値動きのない状態ではありますが、10日(日)の午前中からじわじわと上昇しています。
おそらく、9日(土)にユーロ圏財務相がスペインの銀行へ最大1000億ユーロの支援を行うことに同意した、というニュースが流れたことにより、ユーロ買いへ動き出したのでしょう。
その後、通常のマーケットがオープンすると、スペイン銀行支援のニュースはユーロの買い材料となり、ユーロ/米ドルは100pips以上、ユーロ/円も1円以上急上昇しました。
土日取引が不可能なOANDA Japan以外のチャートでは、大きく窓を空けた形状になっています。
先週8日(金)の時点でユーロ売りポジションを持っていたトレーダーにとっては、このスペインのニュースを聞いて週明けのポジションが気になったと思います。
ユーロ売りのポジションを決済したくても、土日の取引が不可能な口座では月曜日の朝まで待つしかありません。
しかし、OANDA Japanで取引をしていれば、相場が大きく不利な方向に動く前に決済することができたわけです。
もしくは、スペインのニュースによってユーロが上昇すると思えば、広めのスプレッド分がコストとはなるものの、OANDA Japanを利用して週末のうちにユーロのロングポジションを作ることも可能でした。
ちなみに、6月10日(日)のデモ口座のレートは以下のようになっていました。

週末のスプレッドは大きく変動することがあるようですが、この時のスプレッドは、米ドル/円16銭、ユーロ/円20銭、ユーロ/米ドル21pipsとなっています。
確かにスプレッドは通常よりも広くなっていますが、そもそも土日はまったく取引ができないのが普通ですし、11日(月)はユーロがそれ以上に大きく動いたことを考えれば、納得できる範囲内のスプレッドと言えるのではないでしょうか。
■6月17日(日)のギリシャ再選挙後すぐに取引可能
そして現在、大きな注目を集めているギリシャの再選挙を6月17日(日)に控えています。
一時落ち着きをみせましたが、市場の関心は再びユーロ圏債務問題に向けられています。
17日(日)の選挙結果を受けて、再び月曜日の朝は相場が大きく動くかもしれません。
この注目イベントに取引をしたいと考えている方は、日曜日でも取引ができるOANDA Japanの口座を用意してみてはいかがでしょうか。
>>>OANDA Japanの最新スペック詳細はザイFX!の比較コンテンツをご覧ください
(ザイFX!編集部見習い・葉那子)
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