その理由をこの記事で、どれだけお伝えできるのか自信はありませんが、お伝えできる部分のみ、かいつまんでお伝えします。
あえて繰り返しますが、佐野さんはトレーダー教育にも熱心に取り組まれ、尊敬を集める相場師であると同時に、とても「紳士」な方です。
この点を踏まえたうえで、読み進めていただけると幸いです。
■「OKなとき」と「ダメなとき」の見分け方は?
さて、講演で使われたチャートは、豪ドル/円の8時間足チャート
明らかにトレンドが発生しているであろう状況で、トレンドに沿ってトレードをしているにもかかわらず、見事に負け続けるトレーダーがいる、という点に関し、ちょっとしたアドバイスをしてくれています。
上のチャートのMA(移動平均線)は右肩下がりです。つまり下落トレンドが発生しているということ。
実は、たとえトレンドが発生していたとしても、「突っ込んでOK」な場面と、「戻りを待った方が良い」場面があるんだそうです。
負け続けるのは「戻りを待った方が良い」場面にもかかわらず、無理に「突っ込んで」しまうから。
たとえば、ボリンジャーバンドの2σ、3σへの最初のタッチは、一度戻ることが多いそうです。
この状態で深追いして売り増し、いわゆる「突っ込み売り」をしてしまうとうまくはいかない。
そんな時は、一度「戻りを待つ」という選択をする方が“おりこうさん”なんだそうです。
では、「突っ込んでOK」なのは、いつなんでしょう?
それは、“上下のバンドが大きく開いている”とき。
え~… まとめますと、「突っ込んでOKなのは、上下にバンドが大きく開いているとき」ということですね。
バンドです。「上下にバンドが大きく開いているとき」です。
■焦らず、一度戻っての再下降!
佐野さんは、このほかにも、さまざまウィットに富んだ表現で、大いに会場を沸かせてくださいましたが、諸事情によりこれ以上はお伝えすることができません。
本当に、残念です。
代わりに佐野さんが魔法の言葉として、繰り返しおっしゃっていた言葉を紹介しましょう。
それは、下降トレンドでのトレードのポイントは、「一度戻っての再下降、一度戻っての再下降」というもの。

きちんとトレンドを見極めたうえで、「突っ込んでOK」かどうかを確かめてから、「突っ込む」。決して焦ってはいけない、ということですね。
一生忘れられない講演になりました。
■最後は、みんなでちょっとだけ座談会! からの懇親会へ
最後は、「FX友の会」恒例の座談会。
奈那子さんが挙げた座談会のテーマは、「ギリシャ問題について」のはずでしたが…
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