FX会社の取引ツールをレビューするこのコーナー。今回は羊飼いが、サイバーエージェントFX[外貨ex]の「ワンタッチ注文」をはじめ、各社のスピード注文についてレビューします。
【作成日時:2012年7月16日→最終確認・更新日:2012年7月20日】
>>>サイバーエージェントFX[外貨ex]のスペック詳細はザイFX!の比較コンテンツでご覧ください

トレーダーに人気のスピード注文機能と似たような機能のシステムを導入するFX会社が増えてきた。
スピード注文機能とは1つの画面で、注文から決済はもちろんのこと、ポジション管理・収益管理までできちゃう便利ツールのこと。
最近では、ヒロセ通商の[LION FX]やサイバーエージェントFXの[外貨ex]で導入された。
特にiPhoneアプリとの相性が良く、iPhoneアプリに組み込む形での導入が多いようだ。
ただ、ほぼ同じ機能でもその呼び名は各FX会社によって違う。
まずは、最近導入したばかりの、サイバーエージェントFX[外貨ex]を紹介したい。
■1画面でFXトレードにおけるほぼすべての作業が可能
サイバーエージェントFX[外貨ex]では、スピード注文機能のことを「ワンタッチ注文」と呼ぶ。

なぜか両建てはできないが、この1画面でポジションの構築から決済、ポジション状況の把握など、FXトレードにおいて必要なほぼすべての作業が可能な点は共通している。

下の画面は、スピード注文機能の設定画面。デフォルトのポジション量を設定したり、スリッページ許容幅の設定をすることなどで、より速く、より確実なトレードが可能になる。また、自動利食いや自動損切りの設定も可能のようだ。

ポジションを持ってみると一目瞭然! 自分のポジション数量、平均約定価格、損益などが一目でわかる。また、1動作ですべてのポジションを決済することも可能だ。
サイバーエージェントFX[外貨ex]の独自機能として、資産状況の確認ページに遷移できるボタンがついているが、これもなかなか便利。

全決済を実行しようとすると、デフォルト設定では上画面の右のような確認画面が出るが、設定でこの画面を飛ばすことも可能。
全決済後はその通貨ペアのすべてのポジションがなくなり、その結果は下のような約定履歴の画面で確認することができる。

■すべてのFX会社のスピード注文機能を徹底比較!
すべてのFX会社を対象に、サイバーエージェントFX[外貨ex]以外にもスピード注文機能が使えるFX会社を調査してみた。
その結果が以下の一覧。たぶん、これですべて。
画面配置はFX会社によって微妙に違うが、機能はほぼいっしょと言ってもいい。
個人的には、スピード注文機能搭載の元祖、GMOクリック証券[FXネオ]が一番使いやすいと思う。
2番手はサイバーエージェントFX[外貨ex]で、あとはどっこいどっこいといったところだが、どれもiPhoneアプリで普通にトレードするよりは断然使いやすいので、iPhoneアプリでトレードするFX会社を悩んでいるのであれば、ぜひこの中から選んでみてほしい。
・岡三オンライン証券[岡三アクティブFX]
ヒロセ通商[LION FX]やJFX[MATRIX TRADER]と同じシステム。
・GMOクリック証券[FXネオ] ※パソコン版にもあり
・インヴァスト証券[FX24] ※パソコン版にもあり
・SBI FXトレード ※パソコン版にもあり
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