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田向宏行
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持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

QE3の効果も薄れつつあるマーケット
やはりユーロは戻り売りか

2012年10月15日(月)16:46公開 (2012年10月15日(月)16:46更新)
持田有紀子

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 先週は東京で多くの国際金融に関する会議が開かれたが、内容としてはこれまでの世界経済についての再確認をするにとどまった。むしろ世界成長の見通しを下方修正したり、欧州の信用不安の解決にはさらなる時間が必要であるとし、あまり画期的な進展がなかったといえよう。

 夏場以降ではウィークリーベースでは最大の株価の下落幅となっており、米国株はQE3後の最安値圏にまで下がっている。リスク回避の流れが強まる中、奇妙にユーロは高い。ユーロドルはQE3後には高値は1.3170までやっており、その後の下げは最大で1.2803まで。ちょうどその半値である1.2986あたりが目先のレジスタンスとして立ちはだかっている。

 私は木曜日から1.2975で売り注文を出しており、その損切りは1.3005で行う予定でいた。しかし欧州時間になってユーロドルが1.2950を越えてくると、ちょっと心配になった。かといって他にやるべき明確な方策もビジョンもないので、とりあえずそのままにしておいた。スペイン債の利回りが低下したわけでもないのに、ユーロは堅調だった。EUがノーベル平和賞を受けたからだろうか(微笑)。

 ユーロドルは1.2980くらいまで上がって、米企業決算の時間帯となった。グローベックスでの米国株はすでに期待だけでやや高い。リスクテークということでクロス円も日中の高値圏で張り付いていた。私の当初のオファーもダンになって、後は1.30台まで上がらないことを願うだけ。

 シナリオとしては、期待で上がった株価が、結果が出ると同時に下げ始めるというのを想定した。しかしJPモルガンもウェルズファーゴも、EPSがアナリスト予想を上回ったため、それほども敏感な値動きはしなかった。それどころか、ニューヨーク時間ではユーロドルが1.2990まで攻め込んで、私も‘御用’になる覚悟をした。

 しかしミシガン大学の景況指数まで我慢していると、運よくコスト以下までユーロドルがゆるんできた。そこで1.2961で買い戻した。自分の取っていたリスクの分とはバランスがおかしいが、どうせ捕まってしまうのだと思っていたポジションが生き返ったのだから、ちょっとでも利益が出るのであれば、それでよしとしよう。

 ニューヨーク時間の午後になると、米国株はやはりという感じで下げてきた。しかも安値引けに近い格好となっていった。週を通じて利食い売りが優勢となり、完全にQE3後の効果は消し飛んだことになる。

 週明けのマーケットはリスク回避で始まった。日経先物も2カ月ぶりに8500円台を割り込んできて、それにつれてグローベックスの米国株も下げを加速。先週来の安値を更新した。ユーロ円やユーロドルも売りものに押されている。

 今晩はニューヨークオープン前にシティ銀の決算発表とアメリカの小売売上高が予定されている。先週は株価の値下がりが鮮明になったこともあり、景気指標には敏感にならざるをえないところだ。私としてはスタンスを変えていない。やはりユーロの戻る局面ではユーロ円かユーロドルを売り込んでいきたいし、戻らなくても指標が出たタイミングでもって売っていく覚悟が必要だと思っている。


日本時間 16時30分
 


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