ザイFX! - 初心者必見のFX総合情報サイト

田向宏行
----年--月--日(-)日本時間--時--分--秒
持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

テクニカル的にユーロ拾い場近くへ
まずはギリシャの入札は注目!

2012年11月13日(火)17:10公開 (2012年11月13日(火)17:10更新)
持田有紀子

【ヒロセ通商】ザイFX!限定 最大11000円キャッシュバック実施中!

 昨日はアメリカが休みだったが、株式市場だけは開いていた。参加者も少なそうだし、あまり動かないだろうと思いつつも、欧州で財務相会合が持たれている。ギリシャ支援のありようを決めるためのものだが、こちらがなかなかまとまりそうもないということで、欧州の信用不安が増大する可能性も少なくはない。いつ何時、リスク回避が進むとも限らないので、やはり米国株からは目が離せない状況であることに変わりはない。

 しかし為替相場は欧州時間になってもほぼアジア時間でのレベルのままで、ドル円は79.40-50といったところ、ユーロドルは1.27台の前半である。気がかりはユーロの安さである。ユーロドルは先週末に1.26台まで突っ込んで、私もショートで攻めたのだが、ほとんど押し込まずで戻ってきている。かといってその戻りも大きいものではない。1.28台とかでロングを持っているプレーヤーからすると、ぜんぜん戻らないなあということろであろう。

 財務相会合が開かれているのだから、ギリシャ支援に関して何も具体的なことは決定されないとは予想しながらも、やはり要人発言だけは要注意の姿勢を崩せない。ドイツの財務相のスポークスマンが「今日の会合では決定を見ないだろう」とコメントしたが、為替相場が反応してもユーロドルでほんの15ポイントほどだけ。動いたと言えるのはこの局面だけで、後のニューヨーク時間は、予想はしていたものの、ほとんど動かなかった。

 大統領選の後に米国株が急落したが、その後がどうなるかが、これからの問題である。いまの米国株の位置づけを確認しておくと、S&P先物の価格で見ると、今年のスタートが1252で、これ自体が今年の最安値である。そこからQE3後に付けた1474が、今年の最高値でもある。これの半値が1363なのだから、これはちょうど先週の金曜日につけたレベルと一致する。

 今年のゲインのうち、半分を吐き出して、そこがサポートとしてワークしているという状態だ。今年の半値であるから、かなり重要なテクニカルポイントとも言える。ここを割り込むにはさらなる悪材料が必要となろう。逆に言うと、今のままであるならば、ここが短期的なサポートとして強く意識されはじめるのも時間の問題となり、年末にかけては急激に値を戻す可能性も捨てきれないというのがテクニカル分析からの要請である。

 よってこのポイントを割り込んで来ない限りは、絶好の買い場、すなわちリスクテークの方向にポジションを傾ける場所だということもいえる。株価だけでリスク許容度を判断するのは早計でもあろうが、やはり米国株が半値戻しをキープしている間は、そこが拾いどころのようにも思える。

 同じことをユーロドルで見てもしかりだろう。ドラギ総裁の「何でもやる」発言の直前につけた1.2042が今年の最安値であり、そこから戻した1.3170はQE3後である。この半値が1.2606であり、すでに1.26台を見ている昨今としては相当に意識せざるをえない。私も半値近くまでの押しは覚悟しているものの、やはりその直前では一度は拾ってみたいと考えている。

 今晩は19時のギリシャ短期債の入札が注目だ。12日に決定される見通しだったギリシャ支援が先延ばしされて、ギリシャは自己で資金集めをしなくてはいけなくなったからだ。しかも週末には大きな国債の償還も控えているので、今晩の入札に前後した金利動向は市場の関心を集めざるをえない。


日本時間 17時20分

 


取引コストで比べる スワップポイントで比べる
キャンペーンで比べる 人気ランキングで比べる
最低取引単位で比べる FX会社比較トップページへ
◆ザイFX!読者が選んだFX会社はココ!(総合ランキング)
【総合1位】 GMOクリック証券「FXネオ」
GMOクリック証券「FXネオ」の主なスペック
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.2銭原則固定 0.3pips原則固定 1000通貨 20ペア
【GMOクリック証券「FXネオ」のおすすめポイント】
機能性の高い取引ツールが、多くのトレーダーから支持されています。特に、スマホアプリの操作性が非常に優れており、スプレッドやスワップポイントなどのスペック面も申し分ないため、あらゆるスタイルのトレーダーにおすすめの口座です。取引環境の良さをFX口座選びで優先するなら、選択肢から外せないFX口座と言えます。
【GMOクリック証券「FXネオ」の関連記事】
■GMOクリック証券「FXネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介!
▼GMOクリック証券「FXネオ」▼
GMOクリック証券「FXネオ」の公式サイトはこちら
【総合2位】 外為どっとコム「外貨ネクストネオ」
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.2銭原則固定
(9-27時・例外あり)
0.3pips原則固定
(9-27時・例外あり)
1000通貨 30ペア
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のおすすめポイント】
業界最狭水準のスプレッドと豊富な情報で、多くのトレーダーに人気のFX口座です。FX取引が初めての初心者から、スキル向上を目指す中・上級者向けまで、各自のレベルにあわせて受講できる学習コンテンツも魅力です。比較チャートや相場の先行きを予測してくれる機能など、取引をサポートしてくれるツールも充実しています。
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の関連記事】
■外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介!
▼外為どっとコム「外貨ネクストネオ」▼
外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の公式サイトはこちら
【総合3位】 楽天証券「楽天FX」
楽天証券「楽天FX」の主なスペック
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.2銭原則固定 0.4pips原則固定 1000通貨 28ペア
【楽天証券「楽天FX」のおすすめポイント】
業界上位水準のスプレッドと、株取引で培ったノウハウが活かされた、取引環境の良さが魅力のFX口座です。取引量に応じて楽天ポイントが貯まるので、楽天グループのサービスをよく利用する人にもおすすめ。また、楽天証券には大手ネット証券で唯一の、MT4を使うFX口座「楽天MT4」もあります。
【楽天証券「楽天FX」の関連記事】
■楽天証券「楽天FX」の特徴やスプレッド、スワップポイント、取り扱い通貨ペア数などを紹介!
▼楽天証券「楽天FX」▼
楽天証券「楽天FX」の公式サイトはこちら
※スプレッドはすべて例外あり。この表は2024年4月1日時点のデータをもとに作成しているため、最新の情報とは異なっている場合があります。最新の情報は各社の公式サイトなどで確認してください

総合ランキング4位~10位、「取引コスト(スプレッド)」「スワップポイント」「初心者におすすめ」などの主要な項目ごとのランキングは、以下の記事をご覧ください。
【※関連記事はこちら!】
FXトレーダーのリアルな声を反映! ザイFX!読者が選んだ「おすすめFX会社」人気ランキング!

FX会社徹底比較 キャンペーンで比べる 初心者にやさしい 1000通貨取引可能 10種類の項目で比較 取引コスト スワップポイント 通貨ペア レバレッジ 為替ニュース 入出金サービス 注文機能・システム モバイル対応 ロスカット・メール機能 会社の信頼性
人気のザイFX!限定タイアップキャンペーンをPickUp!
FX初心者のための基礎知識入門
CFD口座おすすめ比較 バイナリーオプション比較 経済指標速報記事
CFD口座おすすめ比較 バイナリーオプション比較 経済指標速報記事
『羊飼いのFXブログ』はこちら
↑ページの先頭へ戻る