■マイナー通貨含む対円通貨ペアレート3桁表示に拡大!
2013年2月18日(月)より、ネット証券最大手のSBI証券[SBI FX α]で、対円通貨ペアのレートが小数点以下2桁から3桁に拡大されました。

現在、SBI証券[SBI FX α]で取扱っているのは、全部で20通貨ペア。うち、今回レート表示が小数点以下3桁に拡大する対円通貨ペアは、17通貨ペアです。
米ドル/円やユーロ/円などの主要通貨ペアはもちろん、人民元や香港ドル、韓国ウォン、シンガポールドル、メキシコペソ、トルコリラといった他社では、なかなかお目にかかれないマイナー通貨を取扱っている点は、魅力的ですね。
■11通貨ペアとミニ6通貨ペアのスプレッド縮小!
さらに、SBI証券[SBI FX α]では、レートの桁数拡大にあわせて11通貨ペアとミニ6通貨ペアのスプレッドを縮小! 新旧スプレッドは、下表でご確認ください。
なお、6通貨ペアのスプレッドが縮小された「ミニ」というのは、SBI証券[SBI FX α]の小額取引サービス、SBI FX ミニのこと。[SBI FX α]の取引単位が1万通貨なのに対して、SBI FX ミニでは、1000通貨単位の取引が可能です。
取扱い通貨ペアは、上の表に記載されている対円通貨のみ全6通貨ペア。上述したレート桁数の拡大も適用されますよ。
■大手ネット証券と比べるとなかなかのスプレッド
今回縮小されたSBI証券[SBI FX α]のスプレッドは、米ドル/円0.8銭、ユーロ/円1.8銭、豪ドル/円1.8銭です。
現在、米ドル/円スプレッドにおいて業界トップに君臨しているのは、SBI証券[SBI FX α]と同じく、SBIグループのFX専業会社であるSBI FXトレード。
取引量によってスプレッドは変化しますが、1万通貨までの取引における米ドル/円スプレッドは、0.1銭原則固定! と他社を圧倒する狭さで提供しています。
次いで、外為ジャパンが期間限定ながら0.2銭原則固定、GMOクリック証券[FXネオ]、DMM.com証券[DMM FX]がそれぞれ0.3銭原則固定と続いていますよ。
他の主要通貨ペアについても同じように、かなりタイトなスプレッドで各社がひしめいている状況です。
【参考コンテンツ】
●FX会社徹底比較!:取引コストで比べる「米ドル/円」スプレッドの狭い順
縮小されたとはいえ、SBI証券[SBI FX α]のスプレッドは、これら業界最狭水準のスプレッドと比べると、どうしても見劣りしてしまいますね…。
ですが、SBI証券[SBI FX α]を含む、いわゆる大手ネット証券5社のFX口座のスプレッドと比較するとどうでしょうか?

(※)楽天証券[新楽天FX]の米ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円スプレッドは、2月28日までのキャンペーンスプレッドです。
ご覧のとおり、大手ネット証券としては、なかなかの水準ですね。
ちなみに、昨今、上の表に記載した、いわゆるネット証券5社のなかに、FX会社! というイメージが強いGMOクリック証券が割って入っているんですよ。
GMOクリック証券は、株式において2011年の売買代金シェアで、SBI証券、楽天証券に次ぐ3位にランクインしています。
つい[FXネオ]の業界最狭水準のスプレッドに注目してしまいますが、GMOクリック証券はFXだけではなく、株式においても、かなりの存在感を示しているんですね。
■2013年、[SBI FX α]は変わる!?
さて、今回レート桁数の拡大とスプレッド縮小を一挙におこなったSBI証券[SBI FX α]ですが、現在、同社のウェブサイトには「2013年、SBI FX αは変わっていきます」との宣言が!
なんでも、サービス改善第1弾として、今回のレート桁数拡大やスプレッドの縮小に踏み切ったそうです。今後も順次サービスの拡充を目指すとのことですよ。
さきほども紹介した同じグループ会社のSBI FXトレードが、次々と業界最狭レベルのスプレッド縮小を実施しているなか、ついにSBI証券[SBI FX α]も大胆なサービス変更に踏み切るのでしょうか?
【参考記事】
●SBI FXトレードが米ドル/円0.1銭固定に! 驚愕のFX業界最狭スプレッドを見逃すな!
これからどのように進化いくのか、楽しみですね。引き続き、注目しましょう。
(※キャンペーンの詳しい条件などについては、SBI証券のウェブサイトなどで必ずご確認ください)
>>>SBI証券[SBI FX α]の最新スペック詳細はザイFX!の比較コンテンツをご覧ください
(ザイFX!編集部・向井友代)
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