■2012年4月のユーロ/円は売りシグナルが2度点灯した
今回はユーロ/円の分析を行なう。まず、日足チャートをご覧いただきたい。
チャートに、サポート・ライン(1)「緑の破線」を表示している。
(出所:米国FXCM)
このサポート・ライン(1)「緑の破線」を割り込む場合は「売りシグナル」であるが、2012年4月上旬に割り込み、「売りシグナル」を発した。
2012年4月の値動きでは、105円(105.00円)を割り込み、104円台の安値をつけて、反転上昇している。
この値動きで、サポート・ライン(2)「緑の破線」が出現した。
そして、2012年4月30日(月)の下落で、この新たに現れたサポート・ライン(2)「緑の破線」を割り込み、改めて「売りシグナル」を発した。
■2012年6月~8月は買い・売りシグナルを繰り返す
再掲載した下の日足チャートには、レジスタンス・ライン(1)「青の破線」とレジスタンス・ライン(2)「水色の破線」を表示している。
(出所:米国FXCM)
ユーロ/円ショート(ユーロ/円売り持ち)の損切り(ストップ・ロス)のポイントは、このレジスタンス・ライン(1)「青の破線」を上に抜ける場合である。
そして、ご覧のとおり2012年6月にレジスタンス・ライン(1)「青の破線」を上に抜けた時点で「買いシグナル」と考える。
その後、この「買いシグナル」に従い上昇することで、サポート・ライン(3)「緑の破線」が現れたが、2012年7月にはこのサポート・ライン(3)「緑の破線」を割り込んで「売りシグナル」を発し、再び下落に転じた。
この時点で、レジスタンス・ライン(2)「水色の破線」が現れた。
ユーロ/円は、サポート・ライン(3)「緑の破線」を割り込んで発せられた「売りシグナル」に従い、94.00円近辺まで下落した。
しかし、それまでの安値であった95円台ミドルを更新して以降の値動きは、94円台から97円台で大きく上下動していた。
この値動きは、乱高下状態だった、と考える。
そして、日足チャートを見てわかるように、2012年8月に短期のレジスタンス・ライン(2)「水色の破線」を明確に上に抜けて、「買いシグナル」を発した。
(出所:米国FXCM)
戻り高値は97円台後半だったので、98円台に乗せる場合は、この時点で保有している「ユーロ売り・円買い」のポジションは、いったん「損切り」を敢行するところだった、と考える。
この時点では、本格的なストップ・ロス水準は…
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