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持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

水準が切り下がったドル円、
NYオープンまでは成り行きを見極めたい

2013年06月10日(月)15:31公開 (2013年06月10日(月)15:31更新)
持田有紀子

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 金曜日のドル円は、アジア時間で大荒れ。朝から97円台を買っていったものの、すでに97円台の後半からはまとまったオファーもあったりして、あっさりと押し返されてしまった。しばらくは96円台の前半でステイしたが、ぜんぜん上がらない。夜に雇用統計を控えているので、リスク回避したくてたまらないと言った感じだ。

 前日につけた安値である95.92を意識した動きにはなっているのだが、96円ちょうどを割りこんでくると巨大な投げ売りが出てきて、ドル円は安値を更新。95.55まで安値を拡げたが、それが急激に反発に向かい、なんと97円台まで戻しきったのだ。

 しかし欧州序盤にかけては、再び重くなってきた。ドル円の売り圧力の異常なまでの強さを感じさせられた。いとも簡単に96円台の前半まで押し込まれてしまったのだ。通常であれば安値に突っ込んだのは失敗だったということで、そう簡単には元のレベルには戻らないものだ。ロンドン勢もたくさん売ってきている。

 ナイトセッションで日本株も安値攻め。ここは売らねば。私も96.14で売っていった。なんとも安いところだ。早めの夕食をとっていると、ドル円が95円台に入ってきた。昼間の安値の手前で利食いするのが、まずは鉄則だ。95.67で買い戻したのだが、ドル円の下げの勢いは止まらず、95.30あたりまで安値を拡げた。

 その後のドル円の戻りも限定的となり、95円台の中盤で雇用統計を迎えることとなった。ドル円は荒い値動きをしてきて不安定さを増している。雇用のデータを確認しているヒマはない。とにかく相場の動きに自分を合わせていくだけだ。

 指標が出た直後は、ドル円は急激に上がって96円台へ。そして1分もたたないうちに今度は下げがきつくなった。95円台のローに向かったが、94円台にも入ったようだ。最初からビッドを置いておかないと買えないようは瞬間的な出来事だった。どちらの結果が出たのだろうか。良かったのか、悪かったのか。

 しかし5分もすると、債券相場は下落、株価は上昇に転じた。ドル円も96円台まですぐに戻したので、完全にリスクテークに向かっている。私も96円台でちょっと買ってみては、すぐに10ポイントほどで売ってしまう。これを繰り返していた。昼間の下げを見ているだけに、ドル円のロングポジションを長くキャリーしようとは思わない。

 米国株はスタートしてからも騰勢が衰えなかった。ドル円は97円台にまで達し、今度は昼間の高値を捕える展開になってきた。ドル円は道のりベースですでに5円以上は動いているのではないか。案の定、ドル円は高値をも更新してきた。97.50アッパーはさすがに買っていかなかったが、ニューヨーククローズまで高値圏を維持したのがショートカバーの強さを感じさせた。

 雇用統計の内容としては失業率は前回よりも悪化。就業者数も予想を上回ったとはいえ、20万人の大台を越えていない。やはり悪かったというのがマーケットの評価のようだ。それで早期の緩和減速の見通しはなくなり、9月までは何も変更しないだろうということでリスクテークに安心感が出たようだ。

 さて今週もドル円は荒れそうだ。すでに97円台が「高い」と感じているあたり、先行きの不安定さを思わせる。1週間前までは100円を割れるかどうかが話題になっていたことを思い起こせば、水準の切り下がりの激しさがわかるというものだ。

 先週末がほぼ高値引けに近い形でドル円が終わったこともあり、週明けはドル円の高値追いで始まった。早々に98円台に乗せてきて、いったんは97円台に沈んだりしたものの、やはりカバーベースの買い戻しもきつい。

 今晩は海外市場ではイベントがない。ケアすべきはドル円の高値領域だけだろう。昼間の高値である98.40台をクリアに越えてくることができるのかどうか。それとも欧州市場では再び激しい売りものにさらされることになるのか。ニューヨークオープンまで成り行きを見極めたい感じだ。


日本時間 15時20分
 


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