■スプレッドの狭さだけでなく、スリッページが少ない点も重要
【質問】オススメのFX会社はどこ? また、こんなFX会社には気をつけたほうが良いというポイントがあれば教えて!
「ちょっと答えにくい質問ですが…」と言いつつ、2人ともそれぞれの視点で、FX会社を選ぶポイントを教えてくれました。
佐野さんは、過去の経験から「その昔、商品相場やってるときは、なかなか出金させてくれなくて大変で…」なんてちょっと恐ろしい話を交えつつ…。
利用しているFX会社を選んだポイントについては、「自分好みのチャートを使えて、ある程度低スプレッド、かつスプレッドがワイドになりにくい会社を選んだ」と回答。
ボリンジャーバンドを使ったテクニカルトレードを得意とする佐野さん。なんでも、1日に18時間もチャートを見ているんだそうです。チャートを見ている時間のケタが違いますね…。
やはりFX会社を選ぶ上でも、利用できるチャートの使い勝手を重視するようです。ちなみに、佐野さんが好んで使うチャートは、GFT系取引システムDeal bookに搭載されているチャートだそうですよ。
一方、おばらっちさんが重視するポイントは、ズバリ「スリッページが少ない」という点。

短期トレードが得意なおばらっちさんにとって、スプレッドの狭さも重要だけど、「スリッページが少ない」という点のほうがより重要!
デイトレ中心の短期トレードが得意なおばらっちさんにとっては、スプレッドの狭さももちろん重要ですが、それよりも「スリッページが少ない」という点のほうが重要なようです。
どんなに低スプレッドでも、取引した際にスリッページが発生してしまうと、狭い値幅を狙う短期トレーダーにとっては致命的。もちろんスプレッドは狭いに越したことはありませんが、提示レートできちんと約定してくれることの方が大切なんですね。
おばらっちさんのトレード手法は、以下の記事で詳しくご覧いただけますので、ぜひチェックしみてください。
【参考記事】
●専業トレーダー・おばらっちさんに突撃(1) 最初の成功&失敗から学んだこと
なお、おばらっちさんがここ数年利用しているのは、「約定が安定しているから」ということで、CURRENEX系システム。なかでも、サイバーエージェントFX[C-NEX]が使いやすいとのことでした。
【参考コンテンツ】
●FX会社徹底比較!:注文機能・システムで比べる
■マーケットが上昇すれば買う。もっと上昇すればもっと買う
このほか、佐野さんは、おばらっちさんのバックテストツールを使って、過去のチャートに沿ったデモトレードを披露してくれました。
デモトレードの前に、フリーアナウンサーの叶内さんが読み上げたのは、RSIやパラボリックなどのテクニカル指標の開発者として知られるJ・ウェルズ・ワイルダー・ジュニアが、ジム・スローマンから100万ドルで買ったと言われる理論、アダム・セオリーを解説した著書「アダム・セオリー」第3章の一節。
ロバート:「相場がどう動くのなんて分からないよ」
スローマン:「あなたはシカゴで最も成功しているトレーダーのひとりです。それでも今日の相場がどう動くのか分からないというのですか」
ロバート:「ほんとうにそうなんだ」
スローマン「では何を基準にトレードしているのですか」
ロバート:「私が言ったところで信じてもらえないだろうが、こういうことなんだ。マーケットが上昇すれば買う。そしてもっと上昇すればもっと買う。もしマーケットが下がれば売る。そしてもっと下がればもっと売る」
バカげているように聞こえるでしょうか。不合理でしょうか。単純すぎるでょうか。
『マーケットで成功するためには、市場に身を任せることです』
朗読が終わると、佐野さんは…
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