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松田哲の「FX一刀両断!」
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米政府機関一部閉鎖で売りシグナル点灯
の米ドル/円、目先の底値は95円台後半か

2013年10月02日(水)15:32公開 [2013年10月02日(水)15:32更新]

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■2007年からの米ドル/円の推移を週足で分析

 今回は、米ドル/円の分析を行なう。まずは、週足チャートをご覧いただきたい。

 2007年6月から2012年2月上旬まで、長きにわたり「米ドル安・円高トレンド」が続いた。  

米ドル/円 週足(クリックで拡大)

(出所:米国FXCM

 この「米ドル安・円高トレンド」は、2007年6月から2012年2月上旬まで、一度として転換したことがなかった。

 だから、まるまる4年半以上の間、「米ドル安・円高トレンド」が持続した。

 週足チャートを見ると、2012年2月の時点で、明確に中長期のレジスタンス・ライン「緑の破線」を上に抜けた、と言える。

 つまり、トレンド転換は、2012年の2月にすでに起こった、と考える。

 換言すれば、米ドル/円は、2012年の2月に、「買いシグナル」を発して、「米ドル安・円高トレンド」から「米ドル高・円安トレンド」に転換した、と考えている。

 さらに、上の週足チャートに示したように、新たに引いたレジスタンス・ライン「ピンクの破線」を上に抜けた。

 この「ピンクの破線」を上に抜けたことで、改めて「買いシグナル」を発した、と考える。

 新たな中長期のレジスタンス・ライン「ピンクの破線」を上に抜けて、「買いシグナル」を発したことで、この時点で、調整局面(2012年3月~2012年10月)を終えて、改めて大きな「上昇トレンド」に転じた可能性を示している。

■直近の「売りシグナル」は「トレンド転換」ではなく調整下落

 再掲載した下のチャートには、「75.00円-86.00円のボックス相場」を、「赤の破線」で表示している。 下限は、歴史的最安値の75.32円と断定することもできるので、「75.32円-86.00円のボックス相場」と考えてもよい。 

米ドル/円 週足(再掲載、クリックで拡大)

(出所:米国FXCM

 2010年半ばから2012年12月末まで、2年以上にわたり、このボックス相場が続いた。

 このボックス相場の上限86.00円を上に抜ける場合は、「買いシグナル」だ。

 なおかつ、この「75.00円-86.00円のボックス相場」を上に抜けた場合のターゲットは、97.00円近辺であることを表示している。

 上のチャートに示したように、すでに97.00円近辺のターゲットは達成している。

 そして、ターゲット達成後もさらに大きく上昇している。

 米ドル/円はサポート・ライン「青の破線」に従って上昇したが、このサポート・ラインを割り込み、「売りシグナル」を発した。

 この「売りシグナル」に従い、93円台にまで急落したが、93円台から101円台に反転上昇している。

 大局で見れば、この「売りシグナル」は、「トレンド転換」を示すのではなく、調整局面(調整の下落局面)に入ったことを示していたのだ、と考えている。

 下の週足チャートでは、前出の週足チャートのサポート・ライン「青の破線」の傾きを緩やかにして、直近の安値に合わせている。  

米ドル/円 週足(クリックで拡大)

(出所:米国FXCM

  チャートを見てのとおりに、直近の値動きで、サポート・ライン「青の破線」を割り込み、「売りシグナル」を発した、と言える。

■日足チャートで2012年11月以降の動きを分析

 続いて、日足チャートをご覧いただきたい。

 2012年の米ドル/円は、チャートに表示したように、「赤の破線」で示した「77.00円-80円台ミドルのボックス相場」を形成していた。   

米ドル/円 日足(クリックで拡大)

(出所:米国FXCM

 2012年11月14日(水)の「衆院解散の決定」を材料に、米ドル/円は急上昇を始め、翌日の11月15日(木)に、ボックス相場の上限であった80円台ミドルを明確に上に抜けた。

「買いシグナル」点灯だ。

 ボックス相場のセオリーに従うならば、上限を上抜けする場合は、上限からボックスの値幅分上昇したところがターゲットになる。

 つまり、このケースでは、ボックスの値幅は約3.5円、上限は80円台ミドルであるから、ターゲットは84.00円近辺(84円台前半)になる。

 80円台ミドルを明確に上抜けた時点で、勇気を持って「買い」でついていくのがセオリーだ。

 そして、84.00円近辺(84円台前半)のターゲットは、早々に達成した。

 米ドル/円は、2012年11月14日(水)の「衆院解散の決定」を材料に、急上昇を始めた。

 俯瞰して見ると、2012年11月の80円近辺から…

松田哲の「FX一刀両断!」
松田 哲 (まつだ・さとし)

早稲田大学法学部卒業。三菱信託銀行、フランス・パリバ銀行、クレディ・スイス銀行などを経て、オーストラリア・コモンウェルス銀行のチーフ・ディーラーとして活躍。現在は松田トラスト&インベストメント代表取締役として、法人・個人向けコンサルティング業務を行っている。著書『外貨崩落』(技術評論社)などで米ドル/円相場、クロス円相場の下落を見事的中。近著に『1勝9敗でも勝てる松田式FX!』(ダイヤモンド社)がある他、『FXで稼ぐ人はなぜ「1勝9敗」でも勝つのか?』(技術評論社)、『FXの教科書』(扶桑社)、『投資で浮かぶ人、沈む人』(PHP研究所)、『FX「シグナル」を先取りして勝つ!』(技術評論社)などの著書がある。

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