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ドル/円の下値メドは最大で100円割れか。
本来の上昇トレンド復帰はいつ?

2014年02月12日(水)15:10公開 [2014年02月12日(水)15:10更新]

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■2013年12月初旬は新高値更新できずに調整下落へ

 最後に4時間足チャートをご覧いただきたい。 

 昨年(2013年)12月初旬、米ドル/円は103円台ミドルまで上昇したが、新高値更新には至らなかった。

 そのため、103円台ミドルの高値からは、調整の下落となっている。

米ドル/円 4時間足(クリックで拡大)

(出所:米国FXCM

 そして101円台ミドル程度にまで下落したが、101円台ミドル程度にまで下落したが、101円台ミドルからは反転上昇した。

 その後の値動きでは、103.50円を上に抜けて高値を更新し、さらに、2013年の5月につけた高値103.80円近辺を上に抜けた。

 「買いシグナル」点灯と考えた。

 しかし、この時点では104円台に乗せることができず、相場は調整の下落気味に動いた。

■2013年クリスマス明けは105円台まで上昇

 2013年12月18日(水)のFOMCでテーパリング(量的緩和策の縮小)開始が発表されると、これを材料に104円台に乗せた。

 104円台に乗せたことで、改めて「買いシグナル」を発した、と考える。

 ただし、注目されていた12月のFOMCが終わったので、そのイベントを境に、「クリスマス相場」に突入した、と考える。

 この時点では、「買いシグナル」点灯なので、やるならば「米ドル買い・円売り」だが、「クリスマス相場」の期間はポジションを縮小し、無理をしないことも原則だ。

 クリスマス明けの相場ではもう一段上昇し、105円台に乗せている。

 年末相場は、高値圏での小動きに推移している。

 繰り返しになるが、この時点では「買いシグナル」点灯なので、やるならば、「米ドル買い・円売り」だ。

 年末相場は、市場参加者が極端に少なくなっているから、突飛な値動きになる可能性があることも十分に考慮する必要がある、と考えていた。

■短期チャートでは「売りシグナル」点灯中だが…

 年明けの相場は、調整下落で始まった。

 4時間足チャートに示したように、サポート・ライン(1)「ピンクの破線」を割り込み、「売りシグナル」を発したと考える。

米ドル/円 4時間足(再掲載、クリックで拡大)

(出所:米国FXCM

 しかし、104.00円割れ(103円台後半)でサポートされたので、短期のサポート・ライン(2)「ピンクの破線」を表示した。

 そして、このサポート・ライン(2)「ピンクの破線」を割り込み、改めて、「売りシグナル」を発した、と考える。

 この「売りシグナル」に従い、104.00円を割り込み、103.00円割れ(102円台後半)にまで急落している。

 この時点での米ドル/円は、「高値圏での保ち合い相場」を形成していた、と考える。

 具体的には、4時間足チャートに「紫の破線」で表示したボックス相場を形成した、と考える。

米ドル/円 4時間足(再掲載、クリックで拡大)

(出所:米国FXCM

 上のチャートにサポート・ライン(3)「ピンクの破線」を表示したが、このラインを割り込み、急落している(「売りシグナル」と考える)。

 そして、ボックス相場「紫の破線」の下限を割り込み、さらなる「売りシグナル」を発した、と考える。

 しかし、もう少し、大きく見ると、4時間足チャートに「赤の破線」で表示したボックス相場を形成中、と考えることもできた。

 相場が「高値圏での保ち合い」ということは、調整局面に入っている、という事実にも注目するべき、と考えた。

 そして、ボックス相場「赤の破線」の下限を下に抜ける場合は、さらなる「売りシグナル」点灯なので、要注意と考えていたが、その下限を割り込み、「売りシグナル」を発した、と考える。

 この「売りシグナル」に従い、100円台後半にまで下落したが、100円台後半は底堅く、ごく目先の相場は反発(上昇)して、102円台を回復している。

 4時間足チャートには、レジスタンス・ライン「青の破線」を表示したが、このラインを上に抜けて、「買いシグナル」を発したようにも見える。

 しかしながら、レジスタンス・ライン「青の破線」の傾きを緩やかにして、今回の戻り高値(102.80円近辺)に合わせると、まだ、調整局面(下落局面)が続いていることになる。

 明確な判断には至らない。

次の展開を待って判断するしかない、と考えている。

 大局では、米ドル/円の上昇トレンドと判断している。

 しかし、ごく目先の値動きでは、短期のチャート(4時間足)では、何度も「売りシグナル」を発して、「高値圏での保ち合い相場」の中を、下落してきた。

■高値105円台から約5円下落、調整はそろそろ終焉か

 再掲載した日足チャートを見ると、サポート・ライン(5)「緑の破線」と「乖離」しているので、この「乖離」を埋める程度に、もう一段、調整下落する可能性もある状況だ。

米ドル/円 日足(再掲載、クリックで拡大)

(出所:米国FXCM

 日足チャートを見ると、最大で100.00円割れ程度までの調整(=下落)が考えられる。

しかしながら、調整下落もいいところまで来た、と感じる。

 高値105円台からみれば、100円台まで調整下落したのだから、約5円の調整(下落)と言える。

 そろそろ、本来のトレンド(=上昇)に、戻っても不思議ではない、と考える。

 先週末(2月7日)の米国雇用統計でも、明確な方向性を示すことができなかった、と考える。

(2014年02月12日 東京時間12:00記述)

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松田 哲 (まつだ・さとし)

早稲田大学法学部卒業。三菱信託銀行、フランス・パリバ銀行、クレディ・スイス銀行などを経て、オーストラリア・コモンウェルス銀行のチーフ・ディーラーとして活躍。現在は松田トラスト&インベストメント代表取締役として、法人・個人向けコンサルティング業務を行っている。著書『外貨崩落』(技術評論社)などで米ドル/円相場、クロス円相場の下落を見事的中。近著に『1勝9敗でも勝てる松田式FX!』(ダイヤモンド社)がある他、『FXで稼ぐ人はなぜ「1勝9敗」でも勝つのか?』(技術評論社)、『FXの教科書』(扶桑社)、『投資で浮かぶ人、沈む人』(PHP研究所)、『FX「シグナル」を先取りして勝つ!』(技術評論社)などの著書がある。

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