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ユーロ/ドルは下限1.33ドル、上限1.40ドル
のボックス相場をどちらに抜けるかに注目

2014年04月16日(水)16:50公開 [2014年04月16日(水)16:50更新]

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■ユーロ/米ドルは長期にわたって高値圏での乱高下

 今回はユーロ/米ドルの分析を行なう。まず初めに、月足チャートからご覧いただきたい。 

 月足チャートで見ると、ユーロ/米ドルは0.8500ドル近辺(安値は、0.8200ドル近辺)から1.6000ドル近辺まで、大きく上昇している。 

ユーロ/米ドル 月足(クリックで拡大)

 

(出所:米国FXCM

 1.6000ドル近辺の高値をつけて以降は、安値1.2000ドル程度-高値1.6000ドル程度のゾーンで大きく上下動を繰り返している。

 この「安値1.2000ドル程度-高値1.6000ドル程度のゾーンでの大きな上下動」は、個人的には「高値圏での乱高下」だと判断している。

 いつもではないのだが、すなわち、必ずというわけではないのだが、一般的に「高値圏での乱高下」は「売りのシグナル」だ。

 つまり、この大きな上下動は、いずれネック・ライン(下限)を下に割り込むことを示唆しているのだろう、と推測している。

 当然ながら、このネック・ライン(下限)は、1.2000ドル近辺のことで、ネック・ライン(下限)を割り込む場合は、その後で、大きく下落する、と考えている。

 サポート・ライン「ピンクの破線」を表示した。2007年頃から現在(2014年)に至るまでで、大きく、頻繁に、激しい上下動を繰り返したことを示すために加筆した。

 一番右のサポート・ライン「緑の破線」は、その傾きを緩やかにして、安値1.27ドル台ミドルに合わせている。

 一番右のサポート・ライン「緑の破線」の引き方は何通りか考えることができるが、一番コンサーバティブ(保守的)なラインを引いている。

■週足ではレジスタンスラインを上抜け「買いシグナル」点灯

 続いて、週足チャートをご覧いただきたい。週足チャートには、中長期のレジスタンス・ライン「青の破線(太線)」を表示している。 

ユーロ/米ドル 週足(クリックで拡大)

(出所:米国FXCM

 直近の値動き(1.39ドル台ミドルへの上昇)で、この中長期のレジスタンス・ライン「青の破線(太線)」を上に抜けたようにも見えたのだが、その傾きを緩やかにして、直近の高値(1.39ドル台ミドル)に合わせ、修正した。

 なお、「青の破線(細線)」は「青の破線(太線)」の平行線だ。

 サポート・ライン「ピンクの破線(太線)」を割り込んで以降は、レジスタンス・ライン「緑の破線(太線)」に従って下落した、と考える。なお、「緑の破線(細線)」は「緑の破線(太線)」の平行線だ。

 そして、上のチャートを見てわかるように、ユーロ/米ドルはリバウンド(上昇)して、レジスタンス・ライン「緑の破線(太線)」を上に抜けている。

 レジスタンス・ライン「緑の破線(太線)」を上に抜けたので、その時点で、「買いシグナル」を発した

■ユーロ/米ドルは三角保ち合いを形成中

 週足チャートで見る限りでは、この「買いシグナル」を発した時点で、ユーロ/米ドルが、もう一段上昇する可能性を示唆している。

 1.20ドル台からの上昇で、サポート・ライン「紫の破線(太線)」を表示した。なお、サポート・ライン「紫の破線(細線)」は、サポート・ライン「紫の破線(太線)」の平行線を表示している。

 中長期のチャートで見ると、ユーロ/米ドルは、レジスタンス・ライン「青の破線(太線)」とサポート・ライン「紫の破線(太線)」で、三角保ち合い(ウェッジ)を形成中と考える。

ユーロ/米ドル 週足(クリックで拡大)

(出所:米国FXCM

■1.4050ドル近辺を上に抜けると再度「買いシグナル」に

 ユーロ/米ドルは、チャートに「赤の破線」で表示したように、ボックス相場を作っている、と考える。

 このボックス相場「赤の破線」の上限は、1.38ドル台前半と考えていたが、高値1.39ドル台ミドルを示現した。

 しかし、明確に上に抜けなかったので、このボックス相場の上限は、1.4000ドル近辺と考え直した

 下限は、1.26ドル台ミドルと考える。

ユーロ/米ドル 週足(クリックで拡大)

(出所:米国FXCM

 このボックス相場「赤の破線」の上限を、明確に上に抜ける場合は「買いシグナル」なので、要注意と考えている。

 1.40ドル台に明確に乗せる場合が「買いシグナル」と考えた方が良さそうだ。

 つまり、1.4050ドル近辺を上に抜ける場合が「買いシグナル」と考える。

 1.4000ドル、1.4050ドルには、大量の為替オプション取引が組まれているのだろう、と推測する。1.4000ドル、1.4050ドルのオプションがバリア(抑制)になっている、と推測する。

 続いて、日足チャートを…

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松田 哲 (まつだ・さとし)

早稲田大学法学部卒業。三菱信託銀行、フランス・パリバ銀行、クレディ・スイス銀行などを経て、オーストラリア・コモンウェルス銀行のチーフ・ディーラーとして活躍。現在は松田トラスト&インベストメント代表取締役として、法人・個人向けコンサルティング業務を行っている。著書『外貨崩落』(技術評論社)などで米ドル/円相場、クロス円相場の下落を見事的中。近著に『1勝9敗でも勝てる松田式FX!』(ダイヤモンド社)がある他、『FXで稼ぐ人はなぜ「1勝9敗」でも勝つのか?』(技術評論社)、『FXの教科書』(扶桑社)、『投資で浮かぶ人、沈む人』(PHP研究所)、『FX「シグナル」を先取りして勝つ!』(技術評論社)などの著書がある。

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