■ターゲット達成後も上昇し続けたユーロ/円
今回はユーロ/円の分析を行なう。まず、週足チャートをご覧いただきたい。
ユーロ円は、レジスタンス・ライン「緑の破線」に従って下落したが、このレジスタンス・ライン「緑の破線」を上に抜けて、「買いシグナル」を発した。
(出所:米国FXCM)
この「買いシグナル」を発した時点で、ユーロ/円は「94.00-112.00のボックス相場」(赤の破線)を形成中だった。
そして、この「94.00円-112.00円のボックス相場」の上限を抜けて、さらなる「買いシグナル」を発した、と考える。
「ボックス相場のセオリー」は、「ボックスの上限を上に抜ける場合は、そのボックスの値幅分、上昇する」である。
よって、このボックスの値幅は18円で、ボックスの上限は112.00円であるから、ターゲットは130.00円近辺になる。
そして、チャートを見てのとおり、すでにターゲットを達成した、と考える。
ユーロ/円は、上述の130.00円近辺のターゲットを達成してからも上昇を続けている。
その上昇過程では、幾通りものサポート・ラインを引くことができるが、
再掲載した下の週足チャートには、例示的にサポート・ライン「青の破線」を引いた。
(出所:米国FXCM)
ユーロ/円は、139円台ミドルを上に抜けた時点で、2009年の高値を更新した。2009年の高値を更新したことで、「買いシグナル」を発した、と考える。
この時の高値は、145円台をつけている。
しかし、安値131円台から、145円台までの上昇スピードが速すぎる、と考える。
しかるべき調整(下落)があるだろう、と考えていたが、145円台からは反転急落して、136円台にまで下落している。
再掲載した下の週足チャートに示したサポート・ライン「青の破線」を割り込み、「売りシグナル」を発した、と考えた。
(出所:米国FXCM)
しかし、136円台から143円台に反発(上昇)している。
それで、サポート・ライン「青の破線」の傾きを緩やかにして、安値136円台前半に合わせるように修正する方が良い、と考えた。
そこで、もう1つの週足チャートを…
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