■直近は小さなボックス相場を上抜けして買いシグナル
米ドル/円は、レジスタンス・ライン(2)「赤の破線」と、ボックス相場「ピンクの破線」の下限(100.80円近辺)の水平線で、「三角保ち合い(ウェッジ)」を形成していた、と考える。
(出所:米国FXCM)
「三角保ち合い」の上限であるレジスタンス・ライン(2)「赤の破線」を上に抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。
そして、日足チャートに「青の破線」で、「下限100.80円程度-上限103.10円程度」のボックス相場を表示した。
ごく目先の相場は、このボックス相場「青の破線」を形成していたが、
その上限を上に抜けて、さらなる「買いシグナル」を発した、と考える。
日足チャートには、レジスタンス・ライン(2)「赤の破線」を上に抜けて発した「買いシグナル」と、ボックス相場「青の破線」を上抜けして発せられた「買いシグナル」をまとめて1つの「買いシグナル」に表示している。
■下値へのリスクはかなり遠のいたが、調整はあるかも
最後に、4時間足チャートをご覧いただきたい。
短時間のチャートでは、短期のレジスタンス・ラインを上に抜ければ「買いシグナル」を発し、短期のサポート・ラインを下に抜ければ「売りシグナル」を発した、といえる。
(出所:米国FXCM)
そして、ボックス相場「青の破線」を上に抜けて、「買いシグナル」を発したことが読み取れる。
しかし、短時間のチャートに現れるシグナルに拘泥せずに、まずは、
日足チャートの小さなボックス相場「青の破線」をどちらに抜けるのか?に注目するべき、と考えていた。
この結論は、直近の値動きで103.10円近辺を上に抜けたことで、ボックス相場「青の破線」の上限を上抜けし、「買いシグナル」を発した、と考える。
そして、同じく短時間のチャートに現れるシグナルに拘泥せずに、日足チャートのボックス相場「ピンクの破線」をどちらに抜けるのか?に注目するべき、と考える。
日足チャートのボックス相場「ピンクの破線」と、日足チャートの小さなボックス相場「青の破線」の下限は、共通だが、直近の値動きで「買いシグナル」を発して上昇したことで、下値へのリスクはかなり遠のいた、と考える。
(出所:米国FXCM)
いずれ、米ドル/円の「買い」を行なわなくてはいけないのだろう、と考えているが、103円台後半や104円台の高値圏をすぐに買うのではなく、調整の下落があった際に、「買い」を行なえば良い、と考える。
ただし、そういった調整の下落があるとは限らないことにも留意している。調整の下落がない場合は、高値圏でも買うという判断をすることになる。
現時点では、調整下落の可能性も残っているので、それを待つ、ということだ。
(2014年08月27日 東京時間13:35記述)
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