ホラホラホラ、米ドル/円やっぱり下がってきたでしょ。あのまま上がっていくことはないだろうと思ったよ。そんで今週は思い切って勝負できたのもあって、1万5116円のプラス。なかなかのものだろ? 木曜日に電話してくれたら元本10万円も上回ってたんだけどな。へへへ。
109円台後半からの売りで利益が増えた!

先週、おれは米ドル/円のレンジ予想を「109円前後~110円前後」としていた。だから110円に近づくにつれて徐々に買いポジションをリカクして、逆に売りポジションを建てていった。そんで109円に近づくにつれその売りポジションをリカクしていった。
ところがですよ、値動きを見ていたら「これもっと下に行くなあ」と思ったから、リカクは中止。もちろん買うのも中止した。そしたら108円台をあっという間に突き抜けて、107円台に突入ですよ。まあ円高になるっていうのは予想していたことだけど、正直これは予想を超えるスピードですなあ。
そもそも、108円台半ばから109円後半まで上がったのは、米国の雇用統計の数字が良かったからでしょ。これは数字だけ見るとすごくいいのよ、リーマンショック前の水準だもの。でも、おれはこれが無理やり押し上げられてる数字だと見ているから、信用してない。実際、あれだけいい数字が出たのに、たった1日で上昇パワーは尽きちゃってる。
米国株の乱高下もすごいもんだ!
米国株の乱高下もすごいね。300ドル近く上げたと思ったら、その翌日には300ドル近く下げちゃったり。これもちょっとヒドクね? でも、まだパニック売りにはなってない。下に押したら「おお、安くなったぜ」って買いに来てる投資家がいっぱいいるから。それでまた上がるんだけど、思ったほどは突き抜けて上がらない。
こういうことを繰り返しているうちに、いつかみんな現実に気づくんだ「これはちょっと高すぎんじゃね?」って。いま、世界でいちばん評判のいい(ブランド価値が高い)企業って知ってますか? アップルなんですよ。次がグーグルで、3位がコカ・コーラ、4位がIBM…。こういう大きな企業の株が、軒並み安くなってるってことは、なにが起こっているかだいたい想像できるでしょ。
市場は「舞い上がりすぎないで」っていうメッセージを送ってくれてるわけ。でも、実際は舞い上がってるよね。おれは今のこの状況が、6年前のリーマンショックが来る前に似ているように見えてしまう。あのときも、世界はこんなふうに舞い上がっていたんだ。

米国株は今年ずっと上げてきたけど、米ドルも強くなってきた。ユーロに対して、円に対して。それがどういうことか、考えてみて。世界がだんだん米国にオコヅカイを落としにくい状況になってるわけ。そしたら最終的に米国株も上がりにくくなる。
今はまだ、これまでのトレンドが強かったから、ちょっと下げると「おお、安くなった」って感じるけど、高値圏にある中での押し目であって安くなったわけじゃない。それにみんなが気づいたとき、世界の資金は円にくる。日本の経済状況もそれほどポジティブなわけじゃないけど、世界はもっとヤバイわけだから。
こういう相場は最後がいちばん盛り上がる。っていうことは、値幅をとるにはこれからがいちばんオモシロい、オイシイ相場っていうことです。足下を救われないように気を付けながらも、もうちょっと頑張ってみたいと思っております。

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