今回は、DMM.com証券[DMM FX]とDMM.com証券が別サービスとして提供している外為ジャパンFXの通常スプレッドの縮小、そして、このところスプレッド縮小傾向にあるFX業界の動向について紹介したい。
■DMM.com証券がスプレッドを大幅縮小!
10月6日(月)から、YJFX![外貨ex]がスプレッド縮小キャンペーンを開始したり、GMOクリック証券[FXネオ]が通常スプレッドを縮小したばかりだが、DMM.com証券[DMM FX]も10月8日(水)より、合計11通貨ペアの通常スプレッドを縮小させた。
これにより、たとえば、米ドル/円スプレッドが0.4銭原則固定から0.3銭原則固定へ縮小された。
【参考記事】
●YJFX![外貨ex]が最狭スプレッドに肉薄! 最大2万4000円もらえる機会もウンと拡大
●ユーロ/円0.6銭など一挙10通貨ペア縮小! GMOクリック証券がスプレッド競争に降臨
以下は、今回、DMM.com証券[DMM FX]がスプレッドを縮小させた11通貨ペアの一覧だ。

(※)スプレッドはすべて、例外あり。
DMM.com証券[DMM FX]は、2012年から2013年頃にかけてGMOクリック証券[FXネオ]との熾烈なスプレッド縮小競争を繰り広げた後、米ドル/円については0.4銭原則固定へスプレッドを拡大させたことにより、一歩競争から後退した形となっていたが、これで再び業界トップ水準に並んだことになる。
【参考記事】
●ザイFX!で振り返る2012年(3)【FX業界の動向:前編】スプレッド競争激化
●ザイFX!で2013年を振り返ろう!(4)【業界:前編】スプレッド拡大から再び縮小!
そのほか、ユーロ/円0.6銭原則固定、NZドル/円1.5銭原則固定、ユーロドル0.5pips原則固定は業界トップ水準のスプレッドだ。ほかの通貨ペアも業界トップ水準、もしくはそれに迫るスプレッドが提供されている。
また、DMM.com証券が別サービスで提供している外為ジャパンFXも[DMM FX]と同じくスプレッドを縮小させた。

(※)スプレッドはすべて、例外あり。
今回のDMM.com証券[DMM FX]と外為ジャパンFXのスプレッド縮小は、先んじてスプレッドを縮小させていた、同じネオ系のGMOクリック証券[FXネオ]の動きに対抗したものと言えそうだ。以下は、DMM.com証券[DMM FX]とGMOクリック証券[FXネオ]のスプレッドを比較したものだ。

(※)スプレッドはすべて、例外あり。
このように、取り扱い通貨ペアが被るものについては、DMM.com証券[DMM FX]とGMOクリック証券[FXネオ]のスプレッドは完全に一致している。こうしたことから見ても、DMM.com証券はGMOクリック証券[FXネオ]をマークしていると言えそうだ。
ここで、DMM.com証券[DMM FX]と…
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