■直近は売りシグナル点灯中だがボックス相場も継続中
続いて、別のラインなどを書き込んだ週足チャートをご覧いただきたい。
(出所:米国FXCM)
上のチャートに示したように、豪ドル/米ドルは、レジスタンス・ライン「青の破線」を上に抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。
ただし、今のところ引き続き、この「買いシグナル」の点灯で、ボックス相場「ピンクの破線」を形成中とみる。
そして、今度はサポート・ライン「緑の破線」を割り込み、「売りシグナル」を発した、と考える。
ただし、この「売りシグナル」点灯の時点でも、引き続き、ボックス相場「ピンクの破線」を形成中だった。
このボックス相場「ピンクの破線」の下限を下に抜ける場合は、「売りシグナル」なので、要注意だ。
目先の値動きで、ボックス相場「ピンクの破線」の下限を割り込んだのだが、調整の反発(リバウンド)が起こったので、このボックス相場の下限を、0.85ドル台前半に修正した。
すでに述べたとおりに、0.85ドル台前半を割り込む場合が「売りシグナル」と考える。
■2013年8月以降の日足での値動きを分析
続いて、日足チャートをご覧いただきたい。
豪ドル/米ドルは、0.88ドル台ミドルまで大きく下落したが、反発上昇して、高値0.97ドル台をつけている。
(出所:米国FXCM)
この反発上昇の過程では、0.9400ドルが従来の重要なチャート・ポイントだったので、0.9400ドルを上に抜ける場合は、トレンド転換の可能性を考察する時だ、と考えた。
しかし、結論は、大局では何も変わっておらず、豪ドルの下落トレンドに変化がない、と考えた。
0.88ドル台の安値をつけてからの反発(上昇)過程では、豪ドル/米ドルは、サポート・ライン(1)「ピンクの破線」に従い上昇した、と考える。
先に述べたとおりに、本来のトレンドは、下落と考えるので、このサポート・ライン(1)「ピンクの破線」を割り込んでの「売りシグナル」を待つところ、と考えた。
■安値更新したものの、反発上昇した理由は…
再掲載した次のチャートを見てのとおりに、0.95ドル台ミドル程度で「売りシグナル」を発した、と考える。
(出所:米国FXCM)
この「売りシグナル」に従い、豪ドル/米ドルは、0.88ドル台前半に下落し、安値を更新したのだが(通常は、安値更新は「売りシグナル」なのだが)、0.8800ドルを割り込むことができなかったので、それまで売っていた向きの買い戻しを誘い、0.90ドル台後半にまでいったん反発(上昇)した。
しかし、0.90ドル台から再度下落し、0.8800ドルを割り込み、安値を更新して「売りシグナル」を発した、と考える。
この「売りシグナル」に従い、0.86ドル台にまで下落したが、そこから反発し、レジスタンス・ライン(1)「青の破線」を上に抜けて、今度は「買いシグナル」を発した、と考える。
0.86ドル台からの上昇は…
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