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松田哲の「FX一刀両断!」
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ユーロ/米ドルは1.23ドル台ミドルを明確に
下抜けたら売り→本稿寄稿後に下抜け!

2014年12月03日(水)18:10公開 [2014年12月03日(水)18:10更新]

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■4時間足チャートで1.3ドルを割り込んで以降の値動きを分析

 最後に、4時間足チャートをご覧いただきたい。ユーロ/米ドルは1.3000ドルを割り込んで「売りシグナル」を発したと考える。 

ユーロ/米ドル 4時間足(クリックで拡大)

(出所:米国FXCM

 1.3000ドルという「キリの良い数字」には、大口のオプション取引が組まれていた、と考える。こういった「キリの良い数字」は、注目度が高く、チャート・ポイントと言える。

 なお、上の4時間足チャートには、1.3000ドルを割り込んだポイントを表示できなかった。

 1.3000ドルを割り込んでからのユーロ/米ドルは、1.28ドル台前半で、底堅く推移した。

 しかし、結局のところ安値を更新して1.2800ドルを割り込み、「売りシグナル」を発した、と考える。

 さらに、1.2700ドルを割り込み、「売りシグナル」を発し、その下で、短期のサポート・ライン「緑の破線」を割り込み、「売りシグナル」を発した、と考える。

 この時点での安値は、1.2500ドル割れ(1.24ドル台後半)をつけている。

■1.25ドルを割って「売りシグナル」点灯中

 1.2500ドル割れ(1.24ドル台後半)から反発して、1.2700ドルを上に抜けて、今度は、「買いシグナル」を発した、と考える。

 そして、ユーロ/米ドルは、1.2800ドル近辺を上に抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。

 この「買いシグナル」に従い、ユーロ/米ドルは、1.28ドル台後半にまで急騰した。

 しかし、急騰後は上値も重く、いったん1.2700ドル近辺まで急落している。

 俯瞰すると、ユーロ/米ドルは、「紫の破線」で表示したボックス相場を形成していた、と考える。

 このボックス相場「紫の破線」の上限は1.2900ドル近辺、下限は1.2500ドル近辺と考える。

ユーロ/米ドル 4時間足(再掲載、クリックで拡大)

(出所:米国FXCM

 4時間足チャートを見ると、上述のボックス相場「紫の破線」の上限1.2900ドル近辺を上に抜けても、1.29ドル台ミドルに、さらなるレジスタンス(抵抗)がある、と考える。

 さらに、その上の1.3000ドルもチャート・ポイント(=レジスタンス)だ。つまり、上値には断続的に、レジスタンス(抵抗)がある、と考える。

 ユーロ/米ドルは、大きく下落した後の修正(調整)局面で、1.2500ドル近辺の安値から反発(上昇)した。

 しかし、時間が経過して、修正(調整)局面を終えれば、1.2500ドル近辺の安値を更新する可能性が高い、と考えていた。

 1.28ドル台後半からの下落で、短期のサポート・ライン「緑の破線」を2本表示したが、これらの2本の補助線(=短期のサポート・ライン)をそれぞれ割り込み、そのつど、「売りシグナル」を発した、と考える。

 この時点で、ごく目先のターゲットは、1.2500ドル近辺と考えた。

 そして、1.2500ドルを明確に割り込む場合は、さらなる「売りシグナル」点灯と考えた。

 見てのとおりに、「売りシグナル」を発した、と考える。

ユーロ/米ドル 4時間足(再掲載、クリックで拡大)

(出所:米国FXCM) 

■目先はボックス相場、抜けた方について行くのがセオリー

 ごく目先のユーロ/米ドルは、「青の破線」で表示したボックス相場を形成中、と考える。

 直近の値動きでは、このボックス相場「青の破線」のインサイド(内側)で、短期のサポート・ライン「緑の破線」を割り込み、「売りシグナル」を発した、と考える。

ユーロ/米ドル 4時間足(再掲載、クリックで拡大)

(出所:米国FXCM

 そして、このボックス相場「青の破線」の下限(1.2350ドル近辺)を割り込む場合は、「売りシグナル」なので、要注意と考える。

 このボックス相場「青の破線」の下限を割り込む場合は、安値更新だから、当然に「売りシグナル」となる。

 基本的に、「ユーロ/米ドルの下落トレンド」が続いている、と考える。

 11月下旬に、ドラギECB(欧州中央銀行)総裁が「インフレリスクが顕在化すれば資産購入を拡大する意向」と発言したことで、ECBの緩和傾向が再確認され、追加緩和への思惑が広がった。

 何度も繰り返すが、1.23ドル台ミドルを明確に下に抜ける場合は、「売りシグナル」なので、要注意と考える(※)。

 ごく目先の相場は、ボックス相場「青の破線」に注目して、このボックス相場「青の破線」をブレイクした方について行くことがセオリーと考える。

 つまり、1.2350ドルを割り込む場合は、「売り」でついて行く、1.2600ドルを上に抜ける場合は、「買い」でついて行く、ということだ。

(2014年12月03日 東京時間14:45記述)

(※編集部注:本記事が執筆者の松田哲氏より寄稿された12月3日(水)14:45以降、ザイFX!編集部が編集作業をしている最中にユーロ/米ドルは急落し、1.23ドル台ミドルを下抜け、一時、1.2320ドル台まで下落した。編集部が松田氏に問い合わせたところ、この動きは「1.23ドル台ミドルを『明確に』下抜けたものとみている」との返事があった。12月3日(水)18:10現在、ユーロ/米ドルは少し反発したものの、1.2350ドルより下の1.2340ドル近辺で推移している)

松田哲の「FX一刀両断!」
松田 哲 (まつだ・さとし)

早稲田大学法学部卒業。三菱信託銀行、フランス・パリバ銀行、クレディ・スイス銀行などを経て、オーストラリア・コモンウェルス銀行のチーフ・ディーラーとして活躍。現在は松田トラスト&インベストメント代表取締役として、法人・個人向けコンサルティング業務を行っている。著書『外貨崩落』(技術評論社)などで米ドル/円相場、クロス円相場の下落を見事的中。近著に『1勝9敗でも勝てる松田式FX!』(ダイヤモンド社)がある他、『FXで稼ぐ人はなぜ「1勝9敗」でも勝つのか?』(技術評論社)、『FXの教科書』(扶桑社)、『投資で浮かぶ人、沈む人』(PHP研究所)、『FX「シグナル」を先取りして勝つ!』(技術評論社)などの著書がある。

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