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松田哲の「FX一刀両断!」
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大口オプションがあったと思える0.82ドルを
割り込んだ豪ドル/米ドルは売りだ!

2014年12月17日(水)17:22公開 [2014年12月17日(水)17:22更新]

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■連続して「売りシグナル」が点灯し、下値ターゲットを達成

 日足チャートを見てのとおりに、このボックス相場「紫の破線」の下限0.9200ドル近辺を下に抜けて、「売りシグナル」を発した、と考える。

 だから、サポート・ライン「ピンクの破線」を割り込んで発せられた「売りシグナル」と、ボックス相場「紫の破線」を割り込んで発せられた「売りシグナル」と、連続して「売りシグナル」が点灯したことになる。

 ボックス相場「紫の破線」の下限を割り込んで発せられた「売りシグナル」のターゲットは、ボックスの値幅分(300ポイント)下の0.8900ドル近辺だ。

 日足チャートを見てのとおりに、早々にターゲットを達成した、と考える。

豪ドル/米ドル 日足(再掲載、クリックで拡大)

(出所:米国FXCM

 ターゲット達成後(0.8900ドル近辺到達後)もさらに下落して、0.86ドル台ミドルの安値を更新したが(通常は、安値更新は「売りシグナル」なのに)、急落せずに、反発した。

 この反発は、短期のサポート・ライン「ピンクの破線」に従っていた、と考える。

 この短期のサポート・ライン「ピンクの破線」を割り込み、「売りシグナル」を発して下落した。

 しかし、この時点での相場は、0.85ドル台前半程度の安値をつけてから反発した。

 調整の反発が起こった、と考えるが、レジスタンス・ライン(2)「青の破線」を上に抜けない場合は、「売りシグナル」が有効と考えた。

 そして、この時点での相場は、「緑の破線」で示した小さいボックス相場を形成していた、と考える。

豪ドル/米ドル 日足(再掲載、クリックで拡大)

(出所:米国FXCM

 安値を更新して、ボックス相場「緑の破線」の下限を割り込んだので、改めて「売りシグナル」を発した、と考える。

■大口のオプションがあったと推測される0.82ドルを割り込む

 本日(12月17日)の東京市場の時間に、いわゆる「防戦の豪ドル買い」が出ていたと推測される0.8200ドルを割り込んだ。

 「売りシグナル」と考える。

0.8200ドルには、大口の為替オプション取引が組まれていたのだろう、と推量する。

0.8200ドルを割り込んだことで、ストップ・ロス(損切りの豪ドル売り)が誘発された、と考える。

 400ポイントのボックス相場「緑の破線」を割り込んで下落した際のターゲットは、すでに達成した、と考える。

■4時間足チャートでは上値が限定されボックス相場形成

 最後に、4時間足チャートをご覧いただきたい。

 豪ドル/米ドルの短期のチャートを見ると、上値が限定的で、「緑の破線」で表示したボックス相場を形成した、と考える。 

豪ドル/米ドル 4時間足(クリックで拡大)

(出所:米国FXCM

ボックス相場「緑の破線」の上限は0.89ドル台前半程度、下限は0.86ドル台前半程度と考える(値幅300ポイントのボックス相場と考える)。

 このボックス相場「緑の破線」の中で、サポート・ライン(1)「ピンクの破線」に従っていたのだが、サポート・ライン(1)「ピンクの破線」を割り込み「売りシグナル」を発し、ボックス相場「緑の破線」の下限を割り込み、さらなる「売りシグナル」を発した、と考える。

 この「売りシグナル」に従い、0.85ドル台前半まで下落したのだが、
調整の反発(上昇)が起こっている。

 レジスタンス・ライン(1)「青の破線」を上に抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。

 これは微妙な局面だったが、上値も限定されるのではないか、と考えていた。つまり、ボックス相場「紫の破線」を形成するのではないか、と考えた。

 よって、上値にストップ・ロス・オーダーを置いて「豪ドル売り・米ドル買い」がセオリーと考えた。

 相場は、短期のサポート・ライン(2)「ピンクの破線」を割り込み、「売りシグナル」を発した、と考える。

 この「売りシグナル」のターゲットは、0.85ドル台前半程度だが、安値を更新して、ボックス相場「紫の破線」を割り込む場合は、さらなる「売りシグナル」なので、要注意と考えていた。

 いったん、短期のサポート・ライン(3)「ピンクの破線」が現れて、上昇したが、このサポート・ライン(3)「ピンクの破線」を割り込み、「売りシグナル」を発した、と考える。

 そして、ターゲットであった0.85ドル台前半程度を割り込み、ボックス相場「紫の破線」を下にブレイクし、「売りシグナル」点灯だ。

 ボックス相場「紫の破線」を下にブレイクしてからは、上下動が激しく、値の荒い展開になっているが、安値を更新するたびに、その都度、「売りシグナル」を発して下落している、と考える。

■直近の値動きでも「売りシグナル」で下落トレンドは不変

 4時間足チャートを見てのとおりに、直近の値動きでも、「売りシグナル」を発した、と考える。 

豪ドル/米ドル 4時間足(再掲載、クリックで拡大)

(出所:米国FXCM

 俯瞰すると、0.8800ドル近辺からの下落は、レジスタンス・ライン(2)「青の破線」に従っている、と考える。

このレジスタンス・ライン(2)「青の破線」を上に抜けない間は、下落トレンドが続いている、と判断する。

 言い換えれば、このレジスタンス・ライン(2)「青の破線」を上に抜ける場合は、調整の反発(上昇)を考える必要がある。

 ただし、このレジスタンス・ライン(2)「青の破線」を上に抜ける場合でも、トレンド転換を想定する必要はない、と考える。

 つまり、トレンドは下落(豪ドル売り・米ドル買い)であり、その調整反発(反発上昇)が起こっても、調整が終われば、本来の下落トレンドに戻る、と考えている。

(2014年12月17日 東京時間13:05記述)

松田哲の「FX一刀両断!」
松田 哲 (まつだ・さとし)

早稲田大学法学部卒業。三菱信託銀行、フランス・パリバ銀行、クレディ・スイス銀行などを経て、オーストラリア・コモンウェルス銀行のチーフ・ディーラーとして活躍。現在は松田トラスト&インベストメント代表取締役として、法人・個人向けコンサルティング業務を行っている。著書『外貨崩落』(技術評論社)などで米ドル/円相場、クロス円相場の下落を見事的中。近著に『1勝9敗でも勝てる松田式FX!』(ダイヤモンド社)がある他、『FXで稼ぐ人はなぜ「1勝9敗」でも勝つのか?』(技術評論社)、『FXの教科書』(扶桑社)、『投資で浮かぶ人、沈む人』(PHP研究所)、『FX「シグナル」を先取りして勝つ!』(技術評論社)などの著書がある。

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