■直近の「売りシグナル」のターゲットは118円近辺
そして、134.00円を割り込んだので、ボックス相場「緑の破線」を下にブレイクし、さらなる「売りシグナル」を発した、と考える。
(出所:米国FXCM)
ボックス相場のセオリーは、「ボックス相場の下限を割り込む場合は、下限から、その値幅分下落する」である。
つまり、下限は134.00円近辺、ボックス相場の値幅は16円だから、ターゲットは118.00円近辺になる。
■日足チャートで2014年3月以降の値動きを確認
続いて、日足チャートをご覧いただきたい。振り返ると、ユーロ/円は従来の高値、135円台ミドルを上に抜けたことで、「買いシグナル」を発した、と考える。
(出所:米国FXCM)
140.00円を上に抜けたことで、さらなる「買いシグナル」を発し、上昇スピードが加速した、と考える。この時点でのユーロ/円は、高値145円台をつけている。
昨年(2014年)の3月以降の値動きを説明する。
ユーロ/円は、日足チャートに表示したサポート・ライン(1)「ピンクの破線」に従って上昇していたが、このサポート・ライン(1)「ピンクの破線」を、割り込み、「売りシグナル」を発した、と考える。
(出所:米国FXCM)
節目の140.00円を割り込み、さらに「売りシグナル」を発した、と考える。
これらの「売りシグナル」に従いユーロ/円は下落したが、135円台を底値に、反発(上昇)した。
しかし、ユーロ/円は141円台の高値をつけてから急落したので、「紫の破線」で示したボックス相場を形成していた、と考える。
ボックス相場「紫の破線」の上限は141円台ミドル、下限は134.00円近辺、と考える。
(出所:米国FXCM)
ユーロ/円は、レジスタンス・ライン「青の破線」を上に抜けて「買いシグナル」を発した、と考える。
そして、ボックス相場「紫の破線」の上限(141円台ミドル)を上に抜けて、さらに、「買いシグナル」を発した、と考える。
ユーロ/円は、大きく急上昇して、ボックス相場「赤の破線」の上限(145円台ミドル)をブレイクした。
高値を更新して、さらなる「買いシグナル」を発した、と考える。
ユーロ/円は、この「買いシグナル」に従い、149円台の高値をつけている。
この急上昇は、2014年10月31日(金)に発表された日銀の追加金融緩和策が原因だった、と考える。
そして、高値圏では、「青の破線」で示したボックス相場を形成した、と考える。
134円台から149円台へのユーロ/円の急上昇は、サポート・ライン(2)「ピンクの破線」に従っていた、と考える。
高値(149円台後半)をつけてからの値動きでは、このサポート・ライン(2)「ピンクの破線」を割り込んで、「売りシグナル」を発した、と考える。
そして、ボックス相場「青の破線」の下限を割り込み、さらなる「売りシグナル」を発した、と考える。
この「売りシグナル」に従い、ユーロ/円は、大きく下落している。節目の140.00円を割り込み、さらなる「売りシグナル」を発した、と考える。
そして、135円台ミドルも下に抜けた。134.00円近辺の安値を更新して、「売りシグナル」を発した、と考える。
最後に4時間足チャートを…
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