■【RBA】主要国の25%がマイナス金利! 豪ドル高は必然か
今週(3月2日~)は、イギリス、カナダ、オーストラリアでも中央銀行会合がありますが、イギリスは無視してよさそう。5月の総選挙が終わるまで、金融政策の大きな変更はないでしょう。
RBA(豪準備銀行)の利下げ織り込み度は60%。今回下げなくとも5月に下げるのでしょうが、最近の経済指標の悪さからすると今回、利下げされる可能性が濃厚(※)。
(※編集部注:この対談は3月2日(月)に行なっています。3月3日(火)のRBA会合では、政策金利を2.25%で据え置くことが決定されました)

(詳しくはこちら → 経済指標/金利: 各国政策金利の推移)
「3月で利下げはいったん打ち止め」との見方が先週までは優勢でしたが、ここにきてさらにもう一度下げる可能性が浮上しています。そのため、RBA(オー ストラリア準備銀行[豪州の中央銀行])のスティーブンス総裁の記者会見に注目。今回の利下げでの打ち止めを示唆するよう発言が出るかどうか。
主要国の国債全体の25%がマイナス金利となっているそうですが、足もとの10年債利回りは、アメリカが2%ですがオーストラリアは2.5%。利下げ中でも買いたくなる水準ですね。
金利を狙う投資家からすると、アセットアロケーションを考えて「米ドル以外に何を買うか」と見たとき、豪ドルが際立ちます。2%で利下げが打ち止めとなるのを確認したら買いたいですね。

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:豪ドル/円 週足)

発表:3月3日(火)12時30分
前回:2.25%(0.25%引き下げ)
予想:2%(0.25%引き下げ)
結果:2.25%(据え置き)
ポイント:スティーブンス総裁の記者会見で利下げ打ち止めを示唆する発言があるか
(構成/ミドルマン・高城泰 イラスト/スージー甘金)
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