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 ドル円はめっきり動かなくなった。一日で30ポイントとか40ポイントしか動かない。 ドルは利上げ時期を探っている状態だし、円は追加緩和があるのかないのかを探っている。だからドル円の上昇基調に変わりはないのだが、それでも現状の材料だけでは今年の高値圏である122円台がいっぱいいっぱいなのだろう。

 昨日の欧州序盤は、ドル円は121円台の前半であった。これまた動きそうもない。一方でユーロドルは1.06ちょうどを挟んでの一進一退。このユーロドルがどちらに行きたいのかのほうが重要のようだ。アジア時間の1.05台から上がってきていることもあり、ちょっとは上がりたそうにしているのかも。

 でもユーロドルは1.0625から1.0645のあたりで何度も止められているので、テクニカルポイントとして引っかかりどころとして作用するかもしれない。そこだけを注意してのニューヨーク待ちである。

 アメリカの住宅着工件数の数字が出た。数字が悪かったのだろう。ドル売りで反応した。ユーロドルは1.0640のちょっと手前まで上昇。自分が気にしていたところなので、売ろう売ろうと思って構えていたのだが、自分の出しているオファーが来ない～。

 少しだけ下げてみたが、やはり来ない。徐々にユーロドルはレベルを切り下げてきて、ついに売れずじまい。1.0610とかまで下がってきたところで売るのをいったんはあきらめた。

 残念だったので、遅い食事を取ることにした。その間、さっきの高値のちょっと手前でオファーだけ出しておこうと思った。また上がってきて売りそびれるのも悔しいからだ。1.0637で売り注文、そして行き過ぎたら困るので1.0647で買い戻しのストップ注文だけ置いておく。

 するとのんびり食べている間に、上方突破したようだ。ご丁寧に私の損切までついて…。高値は1.0650を少し超えるくらいまで。まるで私のストップロスを段にするために上がっただけのようだ。さらに無念。

 さて今晩はFOMCだ。まずは「辛抱強く（patient）」の文言が消えるのは確実だろう。問題はその後だ。6月利上げの可能性を完全に打ち消すまでにハト派的な見解を示すと、これもまた金融政策の柔軟性を低めることになる。だから早期利上げも排除しない形でのマイルドな形での表現がなされるものと思われる。

 そしてその際にドルはどう動くのかだ。やはり最初はドル買いで反応してしまう可能性が高い。ドル円の高値はたぶん限られるだろう。ユーロドルも1.05台のミドルまで差し込むのが精いっぱいだろう。果たして明日の朝のレベルがどんなものになって東京市場にかえってきていることやら。

日本時間 15時00分

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