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固定相場制(ペッグ制)が招いた悲劇!?
香港ドルなどの取扱い停止はなぜ増えた?

2015年04月06日(月)14:33公開 [2015年04月06日(月)14:33更新]

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■香港ドルの通貨管理制度は最強って本当!?

 また、もっとも強力な通貨管理制度と言われる「カレンシーボード制」も「固定相場制(ペッグ制)」の1つです。

 これは、単一の通貨(米ドルなどの強い通貨)にペッグした上で、さらにペッグした通貨の外貨準備高にあわせて自国通貨の発行量を調整するというもの。

 こうすることで、万が一、投機筋に自国通貨が売り叩かれるようなことがあっても、それに完全に対抗できるだけの外貨準備高が常に蓄えられているため、理論上、投機的な動きに翻弄されることなく、為替レートを安定的に維持することができると言われています(※)

 過去にはアイルランドなどで採用されていましたが、現在は、香港ドルなどで採用されているのが有名。香港では、米ドルにペッグされています。

(※ただし、過去にはアルゼンチンのように、カレンシボード制を採用していながら、ドルペッグ制が崩壊した例もあります)

 以下の米ドル/香港ドル過去14年分のチャートを見てみると、香港ドルは米ドルにペッグされているのは一目瞭然。あきらかに人為的に管理された値動きであることがおわかりいただけます。

米ドル/香港ドルチャート 月足(クリックで拡大)

(出所:CQG)

 過去14年間を振り返っても、おおむね変動幅は、1%以内。期間によっては0.3%前後で推移している状況です。だいたい7.7香港ドル後半から7.8香港ドル台前半にスッポリとおさまっていますね。

 ちなみに、同じ2001年~2015年にかけての米ドル/円の動きを見ると、上は2002年につけた135円台、下は2011年につけた75.60円あたりで、14年間の変動率をざっと計算すると、40%以上…。比べると、米ドル/香港ドルの値動きが、いかに小さいのかがよくわかります。

 香港金融管理局(香港の中央銀行に相当する機関)は、香港ドルの対米ドルでの値動きに、一定の許容変動幅を設けており、為替レートはおおむねその範囲内で推移している状況なのです。

 これまで、許容変動幅の範囲を超えそうになると、香港金融管理局は、自国の通貨管理制度を維持するため、ものすごい勢いで介入してきました。最近だと2014年の夏にも、大規模な米ドル買い・香港ドル売り介入が行われています。

 「カレンシーボード制」は、先ほど紹介した「単一通貨のペッグ制」に加え、自国通貨の発行量を外貨準備高に連動させることで、相場をより強力に管理することができる手法と言えますね。

■中国やシンガポールで採用されている管理変動相場制

 「固定相場制(ペッグ制)」の代表例を確認したところで、次に、「管理変動相場制(管理フロート制)」について見ていきましょう。

 「管理変動相場制(管理フロート制)」は、「固定相場制(ペッグ制)」と「自由変動相場制(フロート制)」の間に位置する制度で、当局による一定の規制の範囲内であれば、ある程度、自由に為替レートが変動するものです。

 代表的なものだと、「通貨バスケット制(バスケットペッグ制)」と呼ばれるものがあります。これは、複数の国の通貨の為替レートを貿易量を元に加重平均し、仮想レートを算出したうえで、その仮想レートに対して、自国通貨をペッグさせるというもの。

 完全なペッグではなく、一定の許容変動幅が設けられていることが多いようです。2015年現在、シンガポールや中国で採用されています。

 しかし、この手法は、複数の国の通貨が入れられた「通貨バスケット」の各通貨の比率が非公開となっているケースが多く、先ほど紹介した「単一通貨のペッグ制」や「カレンシーボード制」に比べると、やや不透明感が漂うのが難点とされています。

 ただ、そうは言っても、やはり通貨バスケット内の通貨比率は、米ドルが一番高いだろうと言われているのが実情らしい…。ちょっと米ドル/シンガポールドルのチャートを見てみましょう。

米ドル/シンガポールドル 月足

(CQG)

 最近は、少し米ドルに対してシンガポールドルが下落していますが、シンガポールでは、通貨バスケットに対して、緩やかなシンガポールドル高を許容するとの方針を示しており、対米ドルでも長期で見ると、大きくシンガポールドル高が進んでいるのがわかります。

■米ドル/円の動きとそっくりな対円チャート!?

 そして、対円の値動きについては、米ドル/円もシンガポールドル/円も似たような動きになるというのは、以前、ザイスポFX!のコーナーでお伝えしたとおり。

【参考記事】
シンガポールドル/円、香港ドル/円はなぜ上昇? 珍しいキャンペーンで5000円ゲット

米ドル/円 週足

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 週足

シンガポールドル/円 週足

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:シンガポールドル/円 週足

 ついでに、香港ドル/円チャートも見てみると、こちらも似たような動きをしていることがわかります。

香港ドル/円 週足

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:香港ドル/円 週足

 むしろ、米ドル/円と動きが似ているという点では、シンガポールドル/円よりも香港ドル/円の方が似ているような感じがしませんか?

 最近の動きをよ~く見てみると、シンガポールドル/円と香港ドル/円の動きは、少し違ってきています。香港ドル/円は、依然強い右肩上がりを維持している感じですが、シンガポールドル/円は、やや上値が重たい雰囲気…。

 シンガポールドルは、「通貨バスケット制(バスケットペッグ制)」を採用していますので、シンガポールドルに対して相場を管理する通貨は米ドルがメインとしても米ドルだけではないはず。通貨バスケットの中にはユーロもある程度以上、入っていると考えられます。

 したがって、ここ最近のユーロ下落の影響を受けて、シンガポールドルは対円でも下落基調になった可能性が考えられそうです。

ユーロVS世界の通貨 週足

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロVS世界の通貨 週足

 一方、「カレンシーボード制」でドルペッグを…

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