■【Grexit】迫る返済期限を前にギリシャ首相がロシア訪問
今週(4月6日~)はギリシャ関連のイベントが続きます。4月8日(水)はギリシャのチプラス首相がロシアを訪問して、プーチン大統領と会談し、短期債の入札も行なわれます。翌9日(木)は、IMF(国際通貨基金)に対する4億5000万ユーロの返済期限となります。
ユーロ/米ドルは、月足チャートのボリンジャーバンドのマイナス1シグマ(σ)でいったんボトムアウトしたように見えますし、テクニカル分析では上方向なのですが、「Grexit」(ギリシャのユーロ圏離脱)のリスクを考えると買いたくないのは変わらず。しばらく様子見ですかね。
【参考記事】
●山本幸三議員発言があっても4月緩和の可能性は低い。ドル/円の調整に要注意!(4月2日、西原宏一)

(出所:CQG)
(※編集部注:ボリンジャーバンドでは、月足であれば、20カ月移動平均線が用いられるのが一般的だが、今回は200カ月移動平均線を使っている)
ギリシャ問題が本格的にヤバくなるのは5月中旬以降。6月に向けてIMFへの返済が土下座したくなるくらいに続きますが、目先のユーロは私も上目線。
ユーロ/米ドルは、昨年(2014年)春から50日移動平均線が上値を抑えていて、50日移動平均線は2015年4月6日(月)時点で1.1082ドル付近にあります。

(出所:米国FXCM)
4月9日(木)のIMFへの返済をギリシャがクリアして、これがユーロの買い材料とされ、50日移動平均線付近まで戻してくれば売りですね。ストップロスは1.1150ドル超えのところ。

(出所:米国FXCM)

開催:4月8日(水)
ポイント:ロシアによるギリシャ支援の有無と、それに対するEUの反応

開催:4月8日(水)
ポイント:中国、ロシアの参加
(次ページではFOMC議事録や米ドル/円の話題が…)
株主:株式会社ダイヤモンド社(100%)
加入協会:一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)