■【日米中銀会合】黒田バズーカは発射されずか
今週(4月27日~)は日米で中央銀行の会合があります。日銀は30日(木)のお昼ですが、一部では追加緩和期待が残っていますよね。
特に今回やる理由も見当たりませんし、やらないのでしょう。
4月29日(水)深夜はFOMCの結果発表ですが、今回、特にポイントは見当たりません。
むしろ注目したいのは、FOMC直前に発表されるアメリカの第1四半期GDP。前回の2.2%成長に対して、今回の予想は大幅に悪化して1%成長の予想。例年、第1四半期は寒波の影響などで悪くなるので、ある程度の悪化は織り込み済みでしょう。

米1-3月期GDPは4月29日(水)21時30分の発表
(詳しくはこちら → 経済指標/金利: 米国主要経済指標の推移)
GDP以外の数字はそんなに悪いわけではないので、これで米ドルが売られれば、むしろ、いい買い場になると見ています。

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドルVS世界の通貨 日足)
下落の続いていた原油価格が戻しているので、産油国であり、アメリカの次に利上げが有力な英ポンドを買うのもいいかなと思っているんですが、イギリスでもGDPが出ますよね。

(出所:米国FXCM)

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:英ポンド/米ドル 日足)

英1-3月期GDPは4月28日(火)17時30分の発表
(詳しくはこちら → 経済指標/金利: 欧州主要経済指標の推移)
4月28日(火)ですね。私が非常に参考にしているNIESR(英国立経済社会研究所)のGDP予想はプラス0.6%でしたので、プラス0.7%を上回れば英ポンド買い、プラス0.4%を下回るようなら英ポンド売りかなと見ています。
ただ、英ポンドに関しては来週、5月7日(木)に英国の総選挙が控えているので、大きなポジションを取るのは結果が出てからでしょう。

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:英ポンド/米ドル 日足)

発表:4月28日(火)17時30分
前回:プラス0.6%(前期比)
予想:プラス0.6%(前期比)

発表:4月29日(水)21時30分
前回:プラス2.2%(前期比)
予想:プラス1%(前期比)
(次ページでは注目したいユーロ圏経済指標の話題が…)
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