■くりっく365にトルコリラ/円が新規上場
2015年5月11日(月)、FXの取引所取引であるくりっく365へトルコリラ/円(TRY/JPY)が新規上場された。
トルコリラと言えば、高金利で人気の通貨。トルコリラの取引をする場合は、為替差益よりスワップ金利(スワップポイント)を狙って、長期でポジションを保有したいと考えている人が多そうだ。
では、くりっく365に新規上場したトルコリラ/円のスプレッドやスワップ金利などの取引条件はどうなっているのだろうか。
■業界トップに迫る驚きの高スワップを実現
実は、くりっく365のトルコリラ/円のスワップ金利は業界トップに迫る水準だ。
最新のデータ(2015年5月21日現在)によると、くりっく365のトルコリラ/円のスワップ金利は1万通貨あたり123円。
【参考コンテンツ】
●FX会社徹底比較!:トルコリラが取引できるFX会社[スワップ金利の高い順]
業界トップのサクソバンクFX証券[スタンダードコース]には及ばないものの、セントラル短資FX[FXダイレクトプラス]や外為どっとコム[外貨ネクストネオ]、さらにはヒロセ通商[LION FX]といった、店頭FXでトルコリラ/円を取扱い、比較的高いスワップ金利を付与しているFX会社を上回っている。
【参考記事】
●トルコリラ/円のスワップ金利が1日107円! 1カ月で4000万円稼いだバトル優勝者とは?
●史上初!話題のFX会社がザイFX!限定でおトクなキャッシュバックキャンペーン開始
スワップ金利を狙って、長期でトルコリラの買いポジションを保有したいと考えている人にとって、くりっく365の業界トップ水準のスワップ金利はかなり魅力的ではないだろうか。
■大ニュース! くりっく365のスプレッドが狭いぞ!
次に、トルコリラ/円のスプレッドだが、くりっく365はスプレッドの公式発表をしていない。そのため、ザイFX!の「FX会社徹底比較!」でもくりっく365のスプレッドは掲載していない。また、くりっく365のスプレッドは原則固定にはなっていない。
そこで、実際のくりっく365の取引画面を見て、トルコリラ/円の実勢スプレッドがどうなっているか、チェックしてみた。
取引所取引であるくりっく365の取引条件はどのFX会社も同じ。今回は、GMOクリック証券(くりっく365)の取引画面を見てみたい。

記者が、東京時間から欧州時間にかけてスプレッドを調べてみたところ、トルコリラ/円のスプレッドは5~7銭の範囲で提示されている時間が多かった。
上の画像では、トルコリラ/円は46.67円-46.73円と表示されており、スプレッドは6銭となっている。
では、トルコリラ/円の5~7銭というスプレッドはFX業界全体の中でどの程度のところに位置するものなのか?
以下は、主要FX会社のトルコリラ/円のスプレッドをまとめたものだ。

(※)スプレッドはすべて、例外あり。
【参考コンテンツ】
●FX会社徹底比較!:トルコリラが取引できるFX会社[スプレッドの狭い順]
上表を見ると、くりっく365の5~7銭というスプレッドは業界トップのヒロセ通商[LION FX]の4.9銭原則固定には及ばないが、2位のサクソバンクFX証券[スタンダードコース]の5.0銭や3位の外為どっとコム[外貨ネクストネオ]の7.0銭原則固定といった、業界トップ水準のスプレッドを提示するFX会社にも負けていない。
くりっく365は正直、スプレッドがそれほど狭くないというイメージがある。それだけに、このトルコリラ/円の狭いスプレッドは記者には意外に思えた。
もちろん、相場が急変した場合や流動性が著しく低下したときなどは、スプレッドが広がってしまうこともある。それでも、トルコリラ/円を5~7銭の比較的狭いスプレッドでトレードできるのは強みと言えそうだ。
スワップ金利が高くて、スプレッドも狭い……くりっく365口座はトルコリラ/円取引の有力な選択肢として、一躍浮上してきたと言えるのではないだろうか。
ここまで、くりっく365に新規上場された…
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