■日足では売りシグナルと買いシグナルを繰り返す
次に、日足チャートをご覧いただきたい。豪ドル/円の日足チャートを見ると、「紫の破線」で示したボックス相場を発見できる。
(出所:米国FXCM)
ボックス相場「紫の破線」の上限は98円台ミドル、下限は91.00円近辺と考える。
このボックス相場「紫の破線」の内側で、サポート・ライン(1)「緑の破線」に従い、上昇したと考える。
98円台ミドル程度からは、反転急落している。
サポート・ライン(1)「緑の破線」を割り込み、「売りシグナル」を点灯させ、91円台にまで急落した。
この急落は、レジスタンス・ライン(1)「青の破線」に従っていたが、このレジスタンス・ライン(1)「青の破線」を上に抜けて、今度は、「買いシグナル」を発した。
■91円まで急落後、非常に激しく急上昇
この91円台からの急上昇は、非常に激しいものだった。
この時点で週足チャートを参考にすると、、豪ドル/円は「上限98円台ミドル-下限86円台ミドルのボックス相場」を形成していた、と考える。
(出所:米国FXCM)
日足チャートでは下限が91円台程度に見えるが、もっと期間の長いチャートを見ると、下限は86円台ミドル程度とわかる。
このボックス相場「紫の破線」の上限である98円台ミドルを上に抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。
この「買いシグナル」に従い、100.00円も上に抜けて、102円台の高値をつけている。
■高値圏から「二重の売りシグナル」点灯で大きく急落
高値圏では、「緑の破線」で示したボックス相場を形成した、と考える。
この91円台からの急上昇は、サポート・ライン(2)「緑の破線」に従っていた、と考える。
このサポート・ライン(2)「緑の破線」を割り込み、「売りシグナル」を発した、と考える。ほぼ同時期に、ボックス相場「緑の破線」を割り込み、さらに「売りシグナル」を発した、と考える。
これらの「売りシグナル」に従い、大きく急落している。
95円台の安値をつけて、反発しているが、まだ、反転したと考えるには早すぎる、と考えた。
反発は98円台までで、再度急落している。
この時点で、豪ドル/円は、「青の破線」で示した「下限94.00円程度-上限98.50円程度」のボックス相場を形成していた、と考える。
(出所:米国FXCM)
そして、ボックス相場「青の破線」を割り込み、「売りシグナル」」を発した、と考える。この「売りシグナル」に従い、89円台にまで大きく急落している。
89円台からは、大きく急反発している。その後、豪ドル/円は、「ピンクの破線」で示したボックス相場を形成した、と考える。
ボックス相場「ピンクの破線」の上限は94円台後半(ないしは95.00円近辺)、下限は89円台ミドル(89.50円近辺)と考える。
(出所:米国FXCM)
豪ドル/円は、短期のサポート・ライン(3)「緑の破線」を割り込み、「売りシグナル」を発した、と考える。
この「売りシグナル」に従い、90.00円近くまで急落したが、90.00円には届かずに、反転した。
そして、レジスタンス・ライン(2)「青の破線」を上に抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。
豪ドル/円は、急上昇してボックス相場「ピンクの破線」の上限、94円台後半を上に抜けて、さらなる「買いシグナル」を発した、と考える。
■直近のボックス相場を下抜けると明確な「売りシグナル」に
90円台からの上昇は、サポート・ライン(4)「緑の破線」に従っている、と考える。このサポート・ライン(4)「緑の破線」を割り込む場合は、「売りシグナル」と考える。
ただし、今のところ、「赤の破線」で示したボックス相場を形成している。このボックス相場「赤の破線」の下限(94円台ミドル)を下に抜ける場合が、明確な「売りシグナル」と考える。
個人的には、時間が経過すると、下に抜けるのではないか、と考えている。
最後に、4時間足チャートを…
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