■4時間足では「窓(Gap)」を空けて急落
最後に、4時間足チャートをご覧いただきたい。
(出所:米国FXCM)
短期のチャートを見ると、豪ドル/円はボックス相場「赤の破線」形成した、と考える。
ボックス相場「赤の破線」の上限は97円台前半程度(97.30円近辺)、下限は92円台ミドル程度(92.50円近辺)と考える。
このボックス相場「赤の破線」の内側(インサイド)で、豪ドル/円は、97円台前半に急騰したが、97円台からは、反転下落している。
この下落は、レジスタンス・ライン(1)「ピンクの破線」に従った、と考える。
豪ドル/円は、94円台ミドルに下落したが、94円台ミドルからは、反転上昇している。
レジスタンス・ライン(1)「ピンクの破線」を上に抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。
この上昇も、97.00円近辺で抑制された。
結果的に、豪ドル/円は、ボックス相場「紫の破線」形成した、と考える。
ボックス相場「紫の破線」の上限は97.00円近辺、下限は94円台ミドル(94.50円近辺)と考える。
(出所:米国FXCM)
上値が切り下がったので、レジスタンス・ライン(2)「ピンクの破線」を表示した。
短期のサポート・ライン「緑の破線」を表示した。
豪ドル/円は、小さな三角持合い(ウェッジ)を形成した、と考える。
そして、サポート・ライン「緑の破線」を割り込み、三角持合い(ウェッジ)を下に抜けて、「売りシグナル」を発した、と考える。
ボックス相場「紫の破線」の下限(94円台ミドル)を割り込み、さらに「売りシグナル」を発した、と考える。
6月29日(月)は、「93円台後半~94円台ミドル」で、「窓(Gap)」を空けて急落している。
この「窓(Gap)」は、「売りシグナル」だ。
「窓埋め」を完了すると、相場の格言(反発も窓埋めまで)の通りに、再び急落し、ボックス相場「赤の破線」の下限(92.50円近辺)を割り込み、「売りシグナル」を発した、と考える。
この時点で、豪ドル/円は「ピンクの破線」で示したボックス相場を形成した、と考える。
■目先は2つ目の「窓(Gap)」で「売りシグナル」点灯中
92.50円近辺で発せられた「売りシグナル」に従い下落し、92.00円近辺で、再度、小さな「窓(Gap)」を作った。
(出所:米国FXCM)
この「窓(Gap)」も、さらなる「売りシグナル」と考える。
「窓埋め」を完了すると、89円台前半にまで急落した。
89円台からは、強烈に反発して92円台に戻している。
現在の豪ドル/円は、ボックス相場「緑の破線」を形成中と考える。
引き続き、92円台ミドルで発せられた「売りシグナル」が有効と考える。
89.00円近辺が目先のサポート(チャート・ポイント)だが、89.00円近辺を下に抜けると、86.00円近辺がその次のサポート(チャート・ポイント)だ。
(2015年7月22日 東京時間14:35記述)
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