■[パートナーズFX]の両替サービスを利用するとお得!?
さて、マネパカードの概要を押さえたところで話を元に戻しましょう。今回ご紹介したい新機能は、マネーパートナーズの通常のFX口座、[パートナーズFX]から直接マネパカード口座に外貨を入金できるようになったというもの。
ここからは、新機能がリリースされたことで、何がそんなに便利でお得になったのか? について詳しくお伝えしていきます。
まず押さえておきたいのが、マネーパートナーズ[パートナーズFX]では、片道20pips(20銭相当※)の手数料で外貨両替を利用できるという点。対応通貨は、米ドル、ユーロ、豪ドル、NZドル、英ポンド、スイスフラン、加ドル、香港ドル、シンガポールドルの9通貨です(先ほど書いたように、このうち、マネパカード口座に振り替えられるのは米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、香港ドルの5通貨です)。
(※マネーパートナーズ[パートナーズFX]での両替手数料は、片道20pips(20銭相当)+スプレッド÷2が手数料相当額となる)
日本円との両替はいずれの通貨も可能ですが、外貨同士では両替ができないケースもあるようですので、ご注意ください。
片道20銭相当の手数料で外貨両替できるということは、0.004通貨相当の振替手数料を考慮しても、米ドルで80銭程度かかると思われるマネパカード口座内で外貨両替するよりも、マネーパートナーズ[パートナーズFX]内で外貨両替し、そのままマネパカード口座に外貨を振替える方がコスト的には、お得ですよね?
■実際にパートナーズFXとカード口座内での手数料を比較
公表されている各種手数料などを考慮し、マネーパートナーズ[パートナーズFX]で外貨両替後、マネパカード口座に振替えした場合と、マネパカード口座内で外貨両替した場合を比べてみると、ご覧のとおりです。
【5000ドル(61万5000円分)をマネパカードにチャージしたい場合】
※1米ドル=123円のレートで算出
● [パートナーズFX]で円を米ドルに両替
※両替手数料20銭+スプレッド0.5銭÷2で手数料相当額を算出
5000ドル×20.25銭=1012.5円
マネパカード口座へ振替え手数料 0.004通貨(0.004ドル)
5000ドル×0.004通貨(0.004ドル)=20ドル(=2460円)
→合計コスト : 3472.5円
● マネパカード口座で円を米ドルに両替
※両替手数料80銭として算出
5000ドル×80銭=4000円
→合計コスト : 4000円
マネーパートナーズ[パートナーズFX]で外貨両替後、マネパカード口座に振替えてチャージする方が、527.5円分お得です!
■銀行や両替所の手数料は目玉が飛び出しそうな価格…
ちなみに、同じ例(5000ドル分両替)で銀行や両替所で米ドルの外貨両替をすると、どうなるでしょうか? メガバンクなどで一般的にかかる米ドルの両替手数料、3円で計算してみるとご覧のとおりです。
● 銀行や両替所で円を米ドルに両替
※両替手数料3円の場合
5000ドル×3円=1万5000円
→合計コスト : 1万5000円
銀行などでの外貨両替は、マネパカード口座内での両替手数料の3.75倍、[パートナーズFX]での両替手数料の約14.8倍と、比較にならないほど高い手数料がかかることがわかります。
こうして比べてみると、コストの差は一目瞭然ですね。

※[パートナーズFX]での両替手数料相当額は、20銭+スプレッド0.5銭÷2で算出
※マネパカード口座内での両替手数料相当額は80銭、マネパカード口座へ振替え手数料は 0.004通貨(0.004ドル)で算出
※銀行や両替所での両替手数料相当額は、3円として算出
■両替手数料が高い通貨ほどお得に両替できる!
本来非公表ではありますが、今回、ザイFX!が調査したところによると、米ドル以外のマネパカード口座内での外貨両替手数料について、ユーロは1円、英ポンドは1.3円、豪ドルは70銭であることがわかりました。
米ドルの両替手数料80銭よりも豪ドルの両替手数料の方が安いというのは驚きでしたが、やはり、ユーロや英ポンドについては、米ドルよりも高い両替手数料がかかるようです。
これはつまり、マネパカード口座内での両替手数料が高い通貨ほど、一律20銭で両替できる[パートナーズFX]で外貨両替をしてからマネパカード口座に振替えることで、より効率的に両替コストを抑えられるということ!
一般的に両替手数料が高い英ポンドは、たとえば三井住友銀行などで両替すると11円もの両替手数料がかかります…。
もちろんマネパカード口座内での外貨両替も、メガバンクなどで外貨両替することを思えば格段にコストは抑えられますが、ご紹介した外貨両替の方法の中でもっともコストを抑えられるのは、一律20銭で両替できる[パートナーズFX]で外貨両替をしてからマネパカード口座に振替えるという方法です。
それにしても、英ポンドの両替手数料、11円って…改めて調べてみると、メガバンクなどでは目玉が飛び出るほど両替手数料が高いんだ、ということがよくわかりました…。特に両替手数料が高い英ポンドが必要な際は、ぜひマネパカードを活用し、コストを抑えて外貨を調達したいものです。
なお、先ほども書きましたが、マネパカード口座に振替えできる外貨は、マネパカードが対応している米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、香港ドルの5通貨のみですので、その点はご注意くださいね。
ちなみに、別サービスでは…
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