■【米ドル】夏枯れ相場のなか、米雇用統計が発表!
先週の7月31日(金)は「ECI(雇用コスト指数)」という思いもよらぬ米国の経済指標に市場が反応しましたが、今週(8月3日~)、8月7日(金)は米雇用統計。

米7月雇用統計は8月7日(金)21時30分の発表
(詳しくはこちら → 経済指標/金利: 米国主要経済指標の推移)
昨年(2014年)上半期のNFP(非農業部門雇用者数)が平均23万8500人の増加なのに対して、今年(2015年)上半期は平均20万8300人の増加に留まっていて、今回の予想も22万人の増加程度。
労働市場に昨年(2014年)ほどの強さはありませんが、「20万人を越えてくれば、9月利上げを織り込みにいき米ドル高」との予想が市場では一般的なようです。
でも、8月前半は夏枯れ相場になることが多い。去年(2014年)の8月も米ドル/円は94円から95円での揉み合いが続き、後半から公的年金などの買いでじり高になっていきました。
【参考記事】
●ザイFX!で2014年を振り返ろう!(2)【相場:後編】黒田バズーカで円安進む!
公的な資金流入に備えて、もしも米ドル/円が下げる場面があれば買い拾っていきたいと考えています。

(出所:米国FXCM)
「この秋は米ドル/円が買い」と、ドイツ銀行も改めて推奨を出しているようですね。理由としては、アメリカの利上げをもっとも織り込んでいない通貨ペアだからだそうです。

発表:8月7日(金)21時30分
前回:22.3万人増(非農業部門雇用者数)
予想:22.5万人増(非農業部門雇用者数)
(次ページではユーロ/円やユーロ/米ドルの戻り売り戦略の話題が…)
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