■チャイナショックはCFD取引の大チャンスだった!?
FX感覚で、株価指数から米国や中国の個別株、原油や金などの商品に投資できるCFD。その魅力はこちらのコーナーでもたびたびご紹介してきましたが、とりわけ、このたびのチャイナショックでは、CFDのメリットを十二分に享受したトレーダーも多かったのではないでしょうか。
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というのは、今回のチャイナショックの引き金となったのは上海株の大暴落でしたが、CFDでは中国株の個別銘柄を「売り」から入って取引することができるからです。
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通常、日本のトレーダーが外国株の信用取引を行うことはできませんが、CFDなら「売り」からの参入が可能。ですから、今回の中国株バブル崩壊も、利益を得るチャンスとなったわけです。
国内CFD取引シェアNo.1のGMOクリック証券では、香港上場中国株のCFDを現在22銘柄、取り扱っています。このうち、2015年6月より新たに取り扱いを始めた3銘柄について、実際の値動きを確認してみましょう。



どの銘柄も見事に下落、「売り」から参入していたら、かなりオイシイ相場だったのではないでしょうか。
もっとも、3つ目のチャートのシノペックの事業は石油化学工業ですので、チャイナショック以前に原油価格の暴落にも影響を受けているようですね。
また、GMOクリック証券では上海の株価指数に連動した上海A50という銘柄のCFDも取り扱っているのですが、そちらのチャートも確認してみましょう。

改めて見ると、バブル→崩壊というのがよくわかりますね。もちろん上海A50のCFDも「売り」から取引できますので、中国株個別銘柄を検討するより、上海A50のCFDを取引する方が、わかりやすかったかもしれません。
■売買代金ランキング、ディズニーが2位に躍進した理由は?
では、今回のチャイナショックは、実際のGMOクリック証券・CFDの売買代金に影響があったのでしょうか。GMOクリック証券が2015年7月と8月のCFD売買代金ランキングを公表していますので、確認してみましょう。

7月、8月ともに、日経平均に連動した銘柄、日本225CFDが売買代金1位となっています。それ以下もそんなに大きな変化があるわけではありませんが、7月に3位だった原油が8月には2位に上がっているのは、2カ月近く下落を続けていた原油価格が、少し戻したからでしょうか。

もっとも、このチャートでは「少し」に見えますが、最安値37.35ドルから、8月高値49.30ドルということは、実は3割以上も値上がりしている、ということになります。なにげに大きな値動きですよね。
続いて、個別株の売買代金ランキングを見てみましょう。

7月も8月も1位は変わらず米Appleですが、気になるのは8月に2位へ躍り出た米ウォルト・ディズニー。いったい何があったのか、チャートを見てみると、ご覧のとおり、8月に2回、窓を開けて大きく下落しています。

どうやら、8月上旬の窓開けは同社の4~6月期決算発表後。業績自体は増収増益だったのですが、ケーブルテレビ事業の収益見通しを下方修正したことなどが投資家の過剰な期待を裏切ることになり、株価が急落したようです。
そこへ8月下旬のチャイナショック。米国の消費関連株全般が売られましたが、ウォルト・ディズニーもその例に漏れず、2回目の窓開け下落となっています。
消費関連株全般の下落と言えば、Appleも例外ではありません。

Appleウォッチの売れ行きが芳しくないという説も報道されていますが、4~6月期の決算内容は上々、今後は「iPhone 6s」や史上最大のiPadとなる「iPad Pro」など新製品が続々と発売されることもあり、チャイナショックで底を打って、今後は反転していくのではないか?という見方もできそうです。
そんなわけで、外国株でも株価指数でも商品でも…
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