※「レバレッジ付き定期外貨取引」は2016年11月中より「積立FX」へ名称が変更となります
■「レバレッジ付き定期外貨取引」って定期預金? FX?
1通貨単位から取引でき、米ドル/円0.27銭原則固定(1万通貨まで)、ユーロ/米ドル0.48pips原則固定(1万通貨まで)の最狭水準スプレッドを誇るSBI FXトレード。
そのSBI FXトレードで、2015年12月10日(木)から、目新しいサービスが始まりました。その名も「レバレッジ付き定期外貨取引」です。
名前だけ見ると、レバレッジがかかる外貨預金なの!?と思ってしまいますが、そもそも「レバレッジがかかる」=証拠金取引=FX(外国為替証拠金取引)ですから、FX商品には違いないようです。
■そもそも外貨預金って? ちょっとおさらい
外貨預金は、その名のとおり、米ドルやユーロといった外貨で預金をする商品で、銀行が取り扱っています。通貨にもよりますが、超低金利の円での預金に比べると利回りが有利なことが多く、円安になる局面では為替差益も期待して利用されています。
もっとも、実際のところ、外貨預金はFXと比較するとスプレッド(に相当するもの)が格段に広く、米ドルで2円もかかる銀行があるぐらいです。また、定期預金の場合は途中解約に手数料がかかるなど、正直なところ、FXを知ってしまった人にとっては、あまりメリットがあるとは言えません…。
強いて言えば、毎月コツコツ一定金額を預金していく「積立購入」ができるのが、FXにはないメリットと言えます。特に、外貨預金を取り扱っている多くの銀行で紹介されているのが、「ドルコスト平均法」という積立方法。
たとえば、「毎月3万円分ずつ米ドルを積み立てる」というようにあらかじめ決めておくと、1ドル=100円の月には300ドル積立て、1ドル=120円の月には250ドル積立てというように、円高局面ではたくさんの米ドルを積立て、円安局面では少額の米ドルを積み立てることで、リスクを抑える投資方法です。
それでも、通常の円建ての預金と異なり、外貨預金は預金保険制度の対象外となっているため、預け先の銀行に何かあった場合に預金額が戻ってこない可能性がある、というリスクがあります。「銀行が取り扱っている」と聞いただけで安心感を持つ人もいるかもしれませんが、それほど話は単純ではないのです。
【参考記事】
●日本振興銀行の破たんで再確認。外貨預金はペイオフの対象外ですよ!
■定期的に外貨を自動購入できて、レバレッジもかけられる!
さて、話をSBI FXトレードの「レバレッジ付き定期外貨取引」に戻しましょう。 レバレッジ付き定期外貨取引は、あらかじめ設定した期間で、定期的に外貨を自動購入できるサービスです。
購入できる外貨は米ドル、英ポンド、豪ドル、中国人民元、南アフリカランドの6種類。購入期間は「毎日・午前11時30分」、「毎週水曜日・午前11時30分」、「毎月26日・午前11時30分」の3つの中から選ぶことができ、外貨1通貨単位、つまり米ドルなら1ドルから、英ポンドなら1ポンドから購入できます。
そして、外貨預金との大きな違いはレバレッジがかけられるという点ですが、これも1倍、2倍、3倍の3つの選択肢から選ぶようになっています。
また、ロスカットが適用される点も、通常のFXと同じ。ただし、SBI FXトレードの通常のFXのロスカット基準が「証拠金維持率が50%を下回った場合」なのに対し、こちらの「レバレッジ付き定期外貨取引」の方は「証拠金維持率が30%を割り込んだ場合」となっています。低レバレッジな分、猶予が与えられている、ということなのでしょうか。
また、購入価格については外貨を基準に設定することも、円を基準に設定することもできます。つまり「毎月○○ドル購入する」と設定することもできるし、「毎月○○円分の外貨を購入する」と設定することもできるんです。ただし、円を基準にする場合は、購入する外貨が1通貨単位以上になるように設定する必要があります。
円高局面でたくさんの米ドルを積立てられる「ドルコスト平均法」をやりたい場合は、「毎月○○円分の外貨を購入する」と設定することになりますね。
定期購入に関する設定は、ほぼ必要項目を選んでクリックするだけでOK。たとえば下の画面は、「米ドル/円を毎月100ドル分ずつ、2倍のレバレッジで購入する」と設定した場合です。
通貨や期間を選択し、購入金額を入力すると、自動的に1カ月に必要な証拠金を計算してくれます。今回は「100ドル」と外貨の金額を固定しましたが、円の金額を固定して入力することもできます。
たとえば、「英ポンド/円をレバレッジ3倍で、1カ月間で10万円分になるように週1回購入する」と設定すると、下のような画面になります。
この設定を行った際のレートだと、1カ月間に1744.69ポンドが購入できる計算になることが示されていますね。もちろん、相場が動けば、このとおりにはなりませんが、目安を知ることができるのは、便利です。
■指値や成り行きで、ここぞというときは買い増しも!
SBI FXトレードの「レバレッジ付き定期外貨取引」では、1回の注文につき50万通貨までなら、定期購入ではなく、指値で購入したり、成り行きで購入したりすることもできます。
ですからたとえば、毎日2万円ずつ米ドルを定期購入していたところに、円高・米ドル安局面到来、将来的には米ドルは上昇すると思っているので、米ドルが安いうちにたくさん購入しておきたい!という場合などは、いつもの定期購入にプラスして、臨時で米ドルを購入することができるんです。
…とここまで読んでいただいてピンときた方は、かなりのザイFX!マニアかとお見受けしますが、この投資スタイル、「レバレッジ付き定期外貨取引」がリリースされるずっと以前に、ザイFX!で紹介したことがあるんです。
2014年4月の「本音でレビュー」のコーナーで、ザイFX!編集長(当時は副編集長)の井口が、「SBI FXトレードでドルコスト平均法を1年弱続けてみた結果」を紹介しています。
【参考記事】
●【口座完全公開】FXでドルコスト平均法! 勝てない人でも勝てるようになる!?
来る日も来る日も2万円分ずつの米ドル価格を自分で計算して購入し、たまに買うのを忘れ、ここぞというときには購入金額を増やし、まずそうだなと思ったら1万円分だけ購入し…と、すべて手動で地道にやっていたドルコスト平均法的な投資法が、「レバレッジ付き定期外貨取引」の登場で、簡単な設定で自動的にできるようになってしまった、というわけです。
■「レバレッジ付き定期外貨取引」は信託保全の対象
もっとも、それだけの手間をシステムが請け負ってくれるわけですから、残念ながらコストがまったく同じ、というわけにはいきません。通常のFX口座との大きな違いはスプレッド。相場急変時や市場の流動性が低下している状況では変化してしまうそうですが、「レバレッジ付き定期外貨取引」のスプレッドは基本的には米ドル/円で5銭、豪ドル/円で20銭、といったところなのです。

FXのスプレッドと比べるとどうしても高く感じてしまいますが、メガバンクの外貨預金の手数料が一番安い米ドルの場合で往復2円、ネットバンクでも往復30~50銭程度かかるのが相場のようですから、手間暇を考えると決して高くないのかもしれません。
さらに、SBI FXトレードの「レバレッジ付き定期外貨取引」は、外貨預金風ではあっても、FX商品。ですから、信託保全の対象となり、顧客が預け入れた資金はSBI FXトレードの資産とは厳密に区別され、所定の金融機関が管理しています。
【参考記事】
●日本振興銀行の破たんで再確認。外貨預金はペイオフの対象外ですよ!
信託保全のしくみがあれば、万が一の際にも基本的には顧客の資金は保全されるはずですので、これなら、長期投資も安心ですね。
長い目で見てコツコツ資産を増やしたい、少ない元手でもなるべく手間をかけずに投資をしたい、といった方にとって、なかなか使えるサービスなのではないでしょうか。
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SBI FXトレードにまだ口座をお持ちでなければ、名著『マーケットの魔術師』シリーズの最新作、『マーケットの魔術師 エッセンシャル版--投資で勝つ23の教え』(ダイヤモンド社)がもらえるチャンスがあります!
【参考記事】
●名著『マーケットの魔術師』の秘密の新作がもらえるザイFX!限定タイアップ開始!
現在実施中のザイFX!限定タイアップキャンペーンでは、ザイFX!経由でSBI FXトレードに口座開設を行い、5万通貨以上の取引を行うと、もれなく『マーケットの魔術師 エッセンシャル版--投資で勝つ23の教え』(ダイヤモンド社)がもらえます。
この5万通貨というのは、通常のFX取引でも「レバレッジ付き定期取引」でもOK、両方の取引量を合算することもできます。
また、新規口座開設後、所定の期日までに初回ログインを行うと、2営業日以内にもれなく500円がキャッシュバックされるキャンペーンも実施していますので、まずは元手0円で取引開始することができますよ!
さらに、最新のマーケット情報がライブ配信される「日経チャンネルマーケッツ」を、3カ月間無料で視聴できるキャンペーンもやっています。
いつでもどこでもタブレットやスマホから、最新ニュースをチェックすることができますし、ビデオオンデマンドに対応した番組もたくさんありますので、空き時間や移動時間を有効利用することもできます。
2016年は新年早々、相場を動かす大きなニュースがいくつもありました。そんなときにも「日経チャンネルマーケッツ」は強い味方になってくれそうですね。
低スプレッドに魅力を感じる方も、新サービス「レバレッジ付き定期取引」に興味を持たれた方も、SBI FXトレードに新規口座開設の際には、お得なキャンペーンのご利用をお忘れなく!
(※各種キャンペーンの詳しい条件、期間などについては、SBI FXトレードのウェブサイトなどで必ずご確認ください。キャンペーン条件が変更されたり、キャンペーン期間が延長されたり、キャンペーンが終了したりすることなどがあります)
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(ザイFX!編集部・上岡由布子)
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