■【中国株】大株主の「売り禁」解除で年初から暴落
新年からマーケットが動いていますね。
まずは中国株の急落。中国では1月8日(金)から株の「売り禁止」が解除されます。2015年8月の上海株急落を受け、大株主の持ち株売却が禁止されていたのですが、それが解除されるんです。
それを先取りしたのか、1月4日(月)の中国本土株市場ではCSI300指数が7%超暴落…。これにより、昨年(2015年)起こったチャイナショックを契機に、今年(2016年)から導入されたばかりの「サーキットブレイカー(取引の一時停止措置)」が初めて発動されました。

(出所:CQG)

(出所:CQG)
中国株が下げれば日本株も連れ安となりますし、円高要因ですね。

(出所:株マップ.com)
1月8日(金)、実際に大株主の売り禁が解禁されてどうなるのか。中国株から目が離せませんね。

解除:1月8日(金)
ポイント:中国株市場への影響
■【中東】シーア派指導者の公開処刑で大荒れ!
中東も荒れています。サウジアラビアがシーア派の有名指導者を公開処刑したことに対して、シーア派国家イランが猛反発。サウジアラビアやバーレーン、スーダンなどがイランとの国交を断絶しました。
昨年(2015年)末にはアメリカが原油の輸出を40年ぶりに解禁しましたし、原油価格は今年(2016年)も動きそう。原油価格が低下すると中東系SWF(政府系ファンド)は資金を引き揚げてきます。
中東系SWFは2兆ドルとも4兆ドルとも言われる巨額の資金を動かしていますから、これも株価への悪材料ですね。
ゴールドマンサックスは「1バレル=20ドル」の予想を出していますが、今年(2016年)の原油は一直線に下がるというより、乱高下するイメージですね。

(出所:CQG)
それは為替市場も同じ。申(さる)年のアノマリーは「猿騒ぐ」で乱高下ですが、この格言どおり、ボラティリティの高い1年になりそうです。
毎週発表される米国の原油在庫統計、今年(2016年)は注目したいと思います。今週(1月4日~)の発表は1月6日(水)深夜です。

発表:1月6日(水)24時30分
(次ページでは今後の注目ポイントや戦略についての話題が…)
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