■【リスクオフ】NYダウの200週移動平均線が最大のポイント
中国のサーキットブレーカー制度の導入とわずか4日後の停止、中東でのスンニ派とシーア派との対立激化、原油価格の下落と新年からイベントが続き、リスクオフ相場となりましたね。
【参考記事】
●今年の10大リスクが早速炸裂!?中国株暴落、中東大荒れ、2016年相場は波乱の幕開け(1月5日、西原宏一&松崎美子)
今週も、1月11日(月)早朝に南アフリカランド/円が暴落。市場が薄い時間帯に日本の個人投資家の強制決済が一斉に発動して、下落が加速したのでしょう。
【参考記事】
●南アフリカランド/円が20分で13%超暴落! それを事前に察知していたFX会社とは?

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:南アフリカランド/円 1時間足)
ただ、それ以降、リスクオフ相場はいったん調整の気配を見せています。再度リスクオフが加速するのかどうか、注目は米国株。NYダウが200週移動平均線を維持できるかどうかです。
【参考記事】
●2カ月で16円暴落!ポンド/円は想定どおり急落! 株安・円高のカギはNYダウが握る(1月7日、西原宏一)
今週(1月11日~)前半はNYダウの200週移動平均線を注視したいですね。
200週移動平均線を割り込んでくるようだと、ジョージ・ソロスも警告しているように、リーマンショック再来の懸念が高まってきます。

(出所:CQG)
米国株市場では週後半、インテルやJPモルガン・チェース、シティグループなど大手企業の決算が出てきます。

ポイント:200週移動平均線(1万5472ドル)を割りこむようだと、リスクオフ相場加速の可能性

1月14日(木)JPモルガン・チェース、インテル
1月15日(金) シティグループ、ブラックロック、ウェルズ・ファーゴ
(次ページでは英国の国民投票や今後の注目イベントの話題が…)
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