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FX超上級者は以前から知っていたらしい!
大口取引もスイスイできる独自ECNの会社

2016年02月09日(火)17:45公開 [2016年02月09日(火)17:45更新]

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■スイスから来た新しいFX会社!

 新しいFX会社の紹介って久しぶりかも。今回、紹介するのは2015年11月からサービスを開始した「デューカスコピー・ジャパン」。耳慣れない名前かもしれないが、以前にこんなニュースをお伝えした。

【参考記事】
スイス金融機関がアルパリジャパン買収!いったいどんな会社? MT4は使えるの!?

デューカスコピー・ジャパンのウェブサイト
デューカスコピー・ジャパンのウェブサイト

アルパリジャパンを買収し、日本でのサービスを開始したスイスの会社がデューカスコピーだ。

 スイスでは以前、数百のFX会社が乱立していたが、政府の超厳しい規制により淘汰が進み、厳選された数社だけが営業を続けている。その1つがデューカスコピーの親会社である「デューカスコピー・バンク」

 親会社の名前に「バンク」の名前がついているとおり、れっきとした銀行だ。スイスといえば金融のイメージがあるし、上記のように厳しい規制をクリアした会社だから安心感があるかも。

■独自の「ECN」で取引できる

デューカスコピーって普通の人にはなじみが薄い名前でも、海外口座を利用するような超上級者には以前から知られていた会社でもある。大きな特徴があるからだ。

 それがデューカスコピーが運営する独自の「ECN」(電子商取引ネットワーク)である「SWFX」(スイスFXマーケットプレイス)。ECNっていわば私設の為替市場で、SWFXには世界の大手銀行などが多数参加している。

 日本ではFX会社がディーラーを雇ったり、専用のプログラムを用意したりして顧客からの注文を、「買いと売りが同じくらいあるから相殺させよう」なんて操作するのが一般的。つまり、取引の相手方はFX会社だ。

 それに対して、為替の取引市場を提供して参加者同士の取引を仲介だけするのがECN。取引の相手方は、形式上FX会社となるものの、実態としては銀行なり、他の投資家なりが取引の相手方ということになる。

 日本ではセントラル短資FXの[ウルトラFX]や、「CURRENEX」(カレネックス)とつながったYJFX!の[C-NEX]なども同じくECN方式だ。ちなみに、SWFXはカレネックスともつながっている銀行や証券会社だけでなく、他のECNもSWFXに参加しているため、流動性は非常に高い。

【参考記事】
【徹底解剖】2014年大注目のNDD(3)NDD口座比較の隠れたポイントとは?

デューカスコピーのECNとは

■悪意あるスリッページなんてない! スキャルピングもOK!

 ECN方式のデューカスコピーでは、大きな注文だからといって約定が遅くなったり、不利なレートになったりすることはなく、もちろん悪意ある約定のスリッページなども発生しない。

【参考記事】
あなたは経験したことがありますか?怪しいスリッページやレートずらしを…

 こうした特徴って、特に大きな量を取引する人に向いている。一部のFX会社では取引約款で「短時間での注文を繰り返し行う行為」、つまり、スキャルピングを禁じているところもあるが、ECNならOK。まったく問題ない。

SWFXではすべての投資家が公平に扱われる

■スプレッドは狭いけれど、手数料は外付けなので注意

 気になるのは取引コストだが、デューカスコピーのスプレッドは変動する。

米ドル/円を見ていると、0.1銭から0.4銭程度の時間が多いようだ。本社であるデューカスコピー・バンクでは過去の平均スプレッドが見られるが、NY時間の平均が0.34銭、欧州時間が0.31銭となっていた。

デューカスコピー・バンクでは過去の平均スプレッド

 かなり狭いスプレッドだが、気をつけないといけないのは手数料。スプレッドのほか、取引手数料がコストとなる。

 取引手数料は取引金額や証拠金の残高などによって、下記のように変わる。取引量の多い人、多くの証拠金を入れて取引している人ほど有利な手数料体系だ。

デューカスコピー・ジャパンの取引手数料一覧

*1 直近30日間の取引量合計
*2 入金額から出金額を差し引いた金額

 「200万円の証拠金を入れて、過去30日に米ドル/円を6000万通貨取引した」という人なら、1万通貨あたり18円。つまり、1米ドルあたり0.18銭相当となる。これにスプレッドを加算したものがトータルの取引コストだ。

 コスト面から見ても、取引の多い人ほどメリットを出しやすい口座だということになる。

■BID注文/OFFER注文でコストを圧縮できる!?

デューカスコピーには、取引コスト圧縮につながる便利な注文方法もある。「BID注文/OFFER注文」だ。価格と量を指定して発注する点で指値とよく似ているのだが、大きく違うのは注文が板に並ぶか否か。

 指値は、指定した価格の注文が板に並べば約定しにいく。いわば「待ちの注文」。しかし、BID注文/OFFER注文は自分の注文が板に並ぶ

 「あなたの提示した価格、量で約定したい」と思う人がSWFXにいれば、その注文は約定する。見えているよりも有利な価格で約定できる可能性があり、ECNならではの注文方法と言えるだろう。

板に注文を並べるデューカスコピーの「BID注文/OFFER注文」とは

■外付け手数料の隠れたメリットとは?

 日本では取引手数料無料が主流だから、外付けの手数料を嫌う人が多いかも。でも、手数料外付けにはメリットもある。

 FXで儲けた人は納税が必要。サラリーマンなら「FXで○○円稼いで、必要経費は○○円でした」と確定申告しなければならない。この時、取引手数料は必要経費として認められる(※)

(※必要経費として認められるかどうかの最終判断は、所轄の税務署にて確認してください)

【参考記事】
FXの確定申告は会社員や主婦でも必要? 負けても繰越控除で将来的な節税効果!?

 でも、多くのFX会社は手数料無料。実際にはスプレッドに手数料が内包されているのだが、どこまでが手数料で、どこまでが取引するにあたって必要な本当のスプレッドなのか、わからなくなってしまっている。

 それがデューカスコピーのような手数料外付けなら、「手数料は○○円でした」と明確になり、経費に参入できるから、それだけ納税額を圧縮できるワケだ。

■国内じゃ、お目にかからないテクニカルも搭載!

 もう1つ、デューカスコピーで注目したいのが取引ツールとなる「JForex」。自動売買にも裁量取引にも対応した取引ツールだ。デューカスコピー以外の海外業者や日本の一部FX会社でも採用されているので、目にしたことがあるかもしれない。

 とても高性能なツールでテクニカル指標は約180種類を搭載。ワンクリック注文も可能だし、「ティック足」や10秒足、ポイント&フィギュアといったチャートも表示でき、テクニカルやチャートの豊富さは随一といって良いレベルにある。

取り扱い通貨ペア数も46種類と豊富でクロス円(米ドル以外の通貨と円との通貨ペア)からドルストレート(米ドルとの通貨ペア)、ユーロクロス(米ドル以外の通貨とユーロとの通貨ペア)まで揃っている。特にスイスの会社だけあって、スイスフランの絡む通貨ペアも8ペアが取引でき、スプレッドも狭めのようだ。

デューカスコピー・ジャパン「JForex」デモ取引画面(クリックで拡大)
デューカスコピー・ジャパンデモ取引画面

(出所:デューカスコピー・ジャパン

■JForexはメタトレーダーとの互換性もあり!

 JForexの見逃せない特徴にメタトレーダー(MT4)との親和性がある。自動売買やチャートの閲覧にメタトレーダー(MT4)を利用する人も多いだろうが、JForexではメタトレーダー(MT4)用のEA(自動売買プログラム)やカスタムインディケーター(オリジナルのテクニカル指標)を利用できる

 利用方法はデューカスコピー・バンクのウェブサイトに解説があるが、基本は下記の2ステップだけ。非常にシンプルだ。

(1) 使いたいEAやカスタムインディケーターをJForexで開く
(2) 「コンパイル」ボタンを押す

 実際に試してみたところ、すべてのEAやカスタムインディケーターが利用できたわけではなかったが、「特別なインディケーターを利用しているからメタトレーダー(MT4)から離れられない…」なんて思っている人は試してみる価値がありそう。

 また、自分でプログラムを作りたいと思う人にもJForexは便利だ。頭文字の「J」は「Java」の略。独自のプログラミング言語を採用したメタトレーダー(MT4)と違って、「Javaならば業務で使っている」という人などにはありがたいだろう。

デューカスコピー・ジャパン「JForex」デモ取引画面(クリックで拡大)
デューカスコピー・ジャパン「JForex」デモ取引画面

(出所:デューカスコピー・ジャパン

■独自の情報コンテンツも揃う!

デューカスコピーでは独自の情報も豊富だ。

 特に注目したいのが、「SWFXセンチメント指数」。SWFXに参加している人たちの売買比率を示す指数で、「米ドル/円は売りで入る人が多いな」、「豪ドルが買われている」といったように市場参加者の売買動向がわかる

 これを見て、売りに大きく偏っていれば、「売りたい人はもう売り尽くしているだろうか、大きく下げる可能性は低く、むしろ買い戻しの動きで上がりそう」と考えたりできる。デューカスコピー・ジャパンのウェブサイトへ行けば誰でも見られるので、使ってみよう。

デューカスコピージャパンの「SWFXセンチメント指数」

 また、デューカスコピー・バンク本体のウェブサイトを見ると、「Dukascopy TV」なんてコンテンツもあり、トレードに役立つ情報からエンターテイメントまで配信している。日本語に翻訳されたら、おもしろそうだ。しかも、この「Dukascopy TV」、スイスの当局からライセンスを受けた放送局でもあるから本格的!

「Dukascopy TV」

■大口トレーダーはすでに移行済み!?

 2015年末からサービスを開始したデューカスコピー・ジャパンだが、注目したいのは大口トレーダーの動き。筆者の周りでは、すでに「メイン口座をデューカスコピーに変更した」なんて声も聞かれる。1取引で100万通貨、200万通貨と発注するような大口投資家ほど、デューカスコピーが魅力的に映るようだ。

流動性があり、透明性の高いECN方式は大口のトレーダーに有利となるし、JForexはテクニカル派、自動売買派にとって魅力的なツールデューカスコピー・ジャパン、注目しておいた方が良さそう!

(※各種キャンペーンの詳しい条件、期間などについては、デューカスコピー・ジャパンのウェブサイトなどで必ずご確認ください。キャンペーン条件が変更されたり、キャンペーン期間が延長されたり、キャンペーンが終了したりすることなどがあります)

>>>デューカスコピー・ジャパンの最新スペック詳細はザイFX!の比較コンテンツをご覧ください

(ミドルマン・高城泰)

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