数あるFX会社の中でも老舗として知られる上田ハーロー。親会社の上田八木短資は創業が1918年ですから、再来年には100周年を迎えるということになります。
その上田ハーローが提供しているFXサービスが、上田ハーローFXです。
こちらは、スプレッドが特別狭いわけでもなく、目を引くような派手なキャンペーンを実施しているわけではないのですが、100年の実績と信頼が大きなウリになっています。
実際、上田ハーロー独自の情報サイト「FX Museum」を運営したり、メールマガジンを発行したり、セミナーを開催したりと、情報発信やサポートには力を入れている様子がうかがえます。

このように、手堅いイメージがある一方で、なかなかマニアックなコンテンツが多いことでも知られていて、当コーナーでも何度か紹介しています。
これについては、のちほど改めて触れるとして、今回はそんな上田ハーローFXでスタートしたザイFX!限定タイアップキャンペーンと取引システムがリニューアルされたという話題をお届けします。
■ザイFX!限定で松崎美子さんの書籍がもらえる!
上田ハーローFXでは、4月18日(月)より、ザイFX!限定タイアップキャンペーンを新たにスタートさせました。
こちらのキャンペーンでは、ザイFX!を経由して上田ハーローFXに新規口座開設し、口座申込み月の翌月末までに1万円を入金すると、『松崎美子のロンドンFX』(松崎美子著、自由国民社刊、税込み1620円)がもれなくもらえます。

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松崎さんといえば、現在はロンドン在住で、かつてはスイス銀行やバークレイズ銀行、メリルリンチなど名だたる外資系金融機関で活躍した為替のプロ。ザイFX!でも、「FXほっとLINEで作戦会議」で、為替の相場見通しなどを披露してくれていますね。
【参考コンテンツ】
●FXほっとLINEで作戦会議!
今回プレゼントされる『松崎美子のロンドンFX』は、その松崎さんが、金融の聖地とも言われるイギリスの「シティ」で長年培ってきた為替のノウハウがギュギュッと詰まった1冊となっています。
なお、キャンペーン期間は、口座開設申込み受付期間が、2016年7月29日(金)まで。口座開設・入金期間が2016年8月31日(水)までとなっています。
■取引システムがリニューアルされた
上田ハーローFXのもう1つの話題、取引システムがリニューアルされたのは2016年4月4日(月)。以下のとおり、これまでの「上田ハーローFX Pro」から「上田ハーローFX PC」と「上田ハーローFXスマートフォン/タブレット」へと進化しています。
これだけを見ると、単純にPC版とスマートフォン/タブレット版に分かれただけのように感じますが、リニューアルによって追加された新機能は大きく分けて以下の4つです。
■1000通貨単位の取引が可能になって初心者にも使いやすく
はじめに、1000通貨単位の取引については、1万通貨ではハードルが高いと感じている人にとっては朗報ですね。これで、初心者でも使いやすくなりました。
2番目の通貨ペアの追加は、スイスフラン/円とユーロ/豪ドルの2通貨ペアとなっています。
スイスフランは2015年1月に中央銀行が突然態度を豹変させて、為替市場に残るような短時間での大暴騰を演じた通貨。ユーロと豪ドルはともに主要通貨の1つですが、ユーロ/豪ドルの組み合わせは日本ではそれほどメジャーではありません。こちらはFX歴が長いコアなトレーダー向けのリニューアルと言えそうです。
【参考記事】
●ユーロ/スイスフランが約3800pips大暴落! スイス中銀が防衛ラインの撤廃を発表!
■相場を自動追尾してくれるトレール注文が可能に
そして、追加機能でとくに注目したいのが、やはり3番目のトレール注文と4番目のスピード注文です。
トレール注文とは、あらかじめ設定した変動幅で逆指値注文がレートを追随してくれて、決済注文価格が自動的に変化する注文機能のことです。決済注文で使われることが多いですね。上田ハーローFXでは決済専用の注文方法となっているようです。

トレール注文のメリットは、新規にポジションを持ったあと、相場が予想どおりの方向に動いたときに発揮されます。
買いポジションを持ったときに相場が思惑どおり上昇し、利益が乗ってきたとします。そこで、利益を伸ばしたい、でも、相場が反転しかかったら利益確定したいと思った場合、現在のレートよりある程度下にストップ注文を入れておき、相場が上昇したら、そのストップ注文を入れる位置を手動で徐々に上げていくというやり方が考えられます。
けれど、ずっと相場を見続けて、ストップ注文を入れる位置をずらしていくのは大変ということもあるでしょう。そんなとき、トレール注文を入れておけば、相場の変動に合わせて、ストップ注文を入れる位置を自動的に変化させてくれるのです。これは便利ですね。
ちなみにこのトレール注文は便利なだけに、外為どっとコム[外貨ネクストネオ]、SBI FXトレード、ヒロセ通商[LION FX]、YJFX![外貨ex]、外為オンライン[外為オンラインFX]などなど、主要FX会社がこぞって採用しています。
【参考コンテンツ】
●FX会社徹底比較!:注文機能・システムで比べる[トレール注文があるFX会社]
■ワンクリックでサクサク取引、スピード注文を導入
そして、スピード注文は、その名のとおり、取引のスピードを追求した発注システムのこと。いかに売買手順を簡略化するかがミソとなっています。
各社が独自のスピード注文機能を打ち出していますが、ザイFX!では以下のような定義で、これらの総称を「スピード注文系システム」と呼んでいます。
・レートパネルをワンクリックするだけで新規・決済の発注ができる
・保有ポジションの情報が表示される
・全決済がワンクリックでできる
・取引に必要な機能が画面遷移せずに1画面に集約されている
【参考記事】
●葉那子が究極の徹底調査! 主要10社のスピード注文系システム、その最新事情
売買手順を簡略化してワンクリックで操作を完了させるということは、発注とポジション管理に必要なさまざまな情報が統合されて、1つの画面にまとまっていることが大きな意味を持ってきます。
上田ハーローFXのスピード注文画面は以下のとおりとなっています。

たしかにさまざまな情報が1つの画面によくまとめられています。
決済モードは、画面にもあるとおり、以下の4つとなっています。
・FIFO:約定の古いポジションから決済
・LIFO:約定の新しいポジションから決済
・PL+:利益が大きいものから決済
・PL-:損失が大きいものから決済
FIFOは「First in First out」の略で、先入れ先出し注文のこと。つまり2回に渡って新規ポジションを建てた場合、決済時には先に注文した方が優先されるということです。
一方のLIFOは「Latest in First out」ということで、後入れ、先出し注文です。後から約定したポジションの方が優先して決済されます。
PLというのはProfit-Loss(利益と損失)のことで、「PL+」なら利益が大きいポジションが優先して決済され、「PL-」なら、損失が大きいポジションが優先して決済されます。
どういうルールで決済するかを決めておくことで、ワンクリックでの取引が可能となっているわけですね。
続いて、上田ハーローが提供しているコンテンツをいくつかチェック…
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