■【Brexit】EU離脱派55%へ急増との世論調査も!
Brexitリスクが先週(6月6日~)から高まっています。6月10日(金)に発表された世論調査だと、EU(欧州連合)残留45%に対して離脱55%と、大きな差がつきました。
賭け屋のオッズはまだ残留が優勢ですが、先々週(5月30日~)から比べると差がグッと縮小。
今週(6月13日~)は15日(水)にBBCテレビで討論会がありますから、これでまた情勢が変わるかもしれませんね。
英ポンドがらみの通貨ペアは値動きが荒くなっていますね。英ポンド/円は先週(6月6日~)、158円手前まで上昇したのに、今日(6月13日)は150円割れ。強烈です。
(編集部注:この対談は6月13日(月)に行なっています)

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:英ポンド/円 4時間足)
Brexitがこれだけ盛り上がるのは、英ポンドだけでなく、円高や日経平均の下落といったリスクオフにつながるためです。英ポンドを取引しないからといって無視することはできません。

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:世界の通貨VS円 日足)

(出所:CQG)
アメリカでは、100人以上の死傷者が出る痛ましい銃乱射事件もありました。
容疑者とIS(イスラミック・ステート)との関係も報道されており、移民・難民問題もからんできます。この事件をきっかけにBrexitへ傾く人も多いでしょう。
銃乱射事件は米国株市場にもマイナスでしょうね。市場がリスクオフへと傾いているため、今週(6月13日~)は豪ドル/円や米ドル/円の売りが中心。

(出所:CQG)

(出所:CQG)
ただ、サプライズの可能性がある日銀会合の前には一度、ポジションを閉じるか、縮小しておく必要があるかと思います。
(構成/ミドルマン・高城泰 イラスト/スージー甘金)
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