こんにちは、ひろぴーです。
今回は、僕が毎週寄稿している外為オンラインさんの、“初心者でも簡単設定で取引をスタートできる”と謳っている商品、「サイクル注文」と「iサイクル注文」を試してみました。
【作成日時:2016年10月19日→最終確認・更新日:2016年11月1日】
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■トレンド発生を狙って、徹底的な押し目買い、戻り売りを!
まずは、外為オンライン[外為オンラインFX]の「サイクル注文」からご紹介したいと思います。「サイクル注文」についての詳しい説明は、次の参考記事をご参照ください。
【参考記事】
●トラリピ似の注文方法が新たに登場! コスト半額でトレンド相場も自動追尾!
「サイクル注文」は、順張りと言えば、順張りトレードなのですが、一直線に進むトレンドを取りにいくのではなく、ジグザグ進むチャネルレンジトレンドに対して使用するのが最も効率的だと感じました(もちろん、トレンド発生中に使用しても収益を上げられます)。
今回、僕は米ドル/円がやや下がり基調に陥ると思い、戻り売りの連続注文を組みました。
そのときのチャートはこんな感じです。

この時の僕の見解はこうでした。
米ドル/円の4時間足が上昇トレンド継続中でしたが、上値が重くなってきており、RCIの中期線(RCI26)と長期線(RCI52)も下落気味です。
「サイクル注文」の「売り注文」は、「ある一定のレンジを売り上がる注文方法」のため、今回は103.50円付近から400pips上昇まで許容範囲を設けて、ひたすら戻り売りの設定にしてみました。
どちらかというと、相場反転前から稼働させてしまっても問題がないシステムだと思います。トレンドの最終局面では、高値圏やボトム圏で必ず、2~3往復乱高下することがつきものです。これはそういったことも想定した連続注文になるのです。
■「サイクル注文」を設定。その狙いは?
こちらが「サイクル注文」の、スマホでの設定画面です。
![外為オンライン[外為オンラインFX]・「サイクル注文」設定画面(スマホアプリ)](/mwimgs/e/6/-/img_e61872d5b2fa2b23648c4db2bfb79bb8105330.jpg)
サイクル注文の設定では、対象資産を自ら設定できます。今回は7万円にしてみました。売買方向は「売り」に設定。そして、売り上がりゾーン(想定変動幅)を400pips(4円)に設定しました。
各数値、入力を終えて計算ボタンを押しますと、コンピュータが自動的に計算してくれます。
この場合、「米ドル/円を1000通貨で10個の売り指値注文」を提案してきてくれました。そして、「各エントリーポジションは40pips間隔で売り指値が発動し、さらに40pipsで利食いを繰り返しますよ~」っという注文になりました。
よって、そのゾーンを何回も往復すればするほど利益になるしくみです。
■“相場反転”を見つけるコツ。特に重要なことは?
そうは言っても、相場反転を見つけることはそう簡単ではありません。なので、僕なりに少し助言を付け加えさせていただきます。
●相場反転の様相が漂い始める瞬間に重要なこと
1.上昇トレンドをしっかりと確認する。
2.トレンドラインを割り込んできているか、確認する。
3.オシレーターなどがダイバージェンスやデッドクロスなどをして、反転を示唆していることを確認する。
4.反転しきる前に「サイクル注文」を設定する!
この4つが非常に重要な気がします。特に4番は重要です。
反転してしまったあとに設定をしても、ほとんど指値がヒットせずに下落してしまうことがあり得るのです。これでは、せっかく売買方向を当てているのに、利益を得られずに終わってしまいます。
どちらかというと、トレンドが終焉しかけてレンジ相場で推移を始めたぐらいから稼働し始めると良いと思います。何度もこれらの類のシステムトレード的なもの(※)を試した経験上です。そして、結果は以下のようになりました。
(※編集部注:こういったサービスをザイFX!では「リピート系発注機能」と呼んでいます)
![外為オンライン[外為オンラインFX]・サイクル注文取引結果](/mwimgs/c/c/-/img_cc1fb1ae9bdd5727def09798df84044b80909.jpg)
4往復、米ドル/円の戻り売りが取れました。最後の利食いと損切りは原稿の締め切りの関係上、こうなりました。。。ご了承ください(笑)。
このあと、結局103.70円まで下落したため、そのままポジションを持っていても利益は確定できていたようです。
インヴァスト証券のトライオートFXを使った経験や『月刊ダイヤモンドZAi』で毎月連載中のFXブロードネットの「トラッキングトレード」ツールを使わせていただいている経験上、これらの類は常に、レンジ相場から反転相場には滅法強く、威力を発揮します。
特に上昇トレンドの上値が重くなってきた、下降トレンドの下値が堅くなってきた、といったタイミングからローソク足がUの字に反転する期間を当てられると、結構な収益になりそうです。
そのレンジで乱高下する相場であればあるほど、利益につながるのかな、と実感しました。
■選択型シストレ的に使える「iサイクル注文」
お次は「iサイクル注文」です。「iサイクル注文」についても、詳しくは次の参考記事をご参照ください。
【参考記事】
●累積収益221万円超! なぜうまくいった? レンジもトレンドもイケる「iサイクル注文」
「iサイクル注文」には「ボラティリティ方式」、「ランキング方式」、「マトリクス方式」という3種類の発注方法が用意されていて、「ボラティリティ方式」は「サイクル注文」と似たような発注画面となっています。
そして、「マトリクス方式」については、以下の参考記事を参照いただくとして、今回は「ランキング方式」を使ってみました。
【参考記事】
●「iサイクル注文」が再びバージョンアップ! 「マトリクス方式」ってどんな注文方法?
「ランキング方式」では、期間や通貨ペアを設定すると、あらかじめ設定された連続注文の中から、各ユーザーの口座資金量で注文可能なものに限り、これまでの決済損益が好成績なもののランキングが表示されます。そして、ユーザーはその中から、好きな連続注文を選ぶしくみになっております。いわゆる、“選択型シストレ”に似ていますね。
【参考コンテンツ】
●システムトレード(シストレ)口座を徹底比較!:(2)選択型シストレ【その他】
期間別の決済損益が公表されておりますので、非常に参考にしやすいです。初心者なら、こちらの方がおすすめでしょう。
僕は英ポンドにベア(下落)目線のため、今度は英ポンド/円で「iサイクル注文」を実践してみました。
下記の「iサイクル注文画面」より、英ポンド/円の「売り」設定で検索します。
![外為オンライン[外為オンラインFX]・iサイクル注文 注文画面](/mwimgs/a/4/-/img_a42f60ccb9bdf8b52318754f5e4c2d1972359.jpg)
条件を設定していくと、自己資金にあった連続注文をいくつかランキング方式で提案してくれます。
今回は234番の「利食い50pips、証拠金10万200円、売り上がり注文レンジ600pips」をチョイスです。
![外為オンライン[外為オンラインFX]・「iサイクル注文」注文画面2](/mwimgs/8/8/-/img_8860674c6ffafeee08ba7ccec4b7040a103497.jpg)
■注文の微調整もOK。リスク管理も注意深くできるツール
ただ、注文の微調整もできるようになっており、売り上がりレンジ(想定変動幅)を変更したり、利食い注文の間隔を変更することもできます。これは便利でした。自分でより細やかに設定できるのは非常に助かるので。
そして以下が、そのように設定した結果です。
![外為オンライン[外為オンラインFX]・「iサイクル注文」微調整設定画面](/mwimgs/4/5/-/img_45ce293538023cad1d2dfe53f625b70f101498.jpg)
レンジを600pips→450pipsに変更してみました。そうしますと、利食い間隔を50pips→34pipsに変更してくれました。原資金に変わりはありません。
このように、許容資金に対するリスクを考慮して簡単に計算してくれますので、非常に便利ですね! リスク管理も非常に注意深くできるツールだと実感しました。
そして、この連続注文も稼働しました。
英ポンド/円日足は下落トレンドの最中。しばし…
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