■外貨預金とFXのいいとこ取りサービス、名称変更
SBIホールディングスは東証1部上場、ネット証券最大手のSBI証券などを傘下に持つ金融グループ。個人投資家にはおなじみの存在ですね。そんなSBIホールディングス傘下のFX専業会社がSBI FXトレードです。
SBI FXトレードは、1通貨から取引できて、1万通貨までのスプレッドが米ドル/円0.27銭原則固定など、特徴的なサービスやハイスペックが魅力。人気のあるFX会社の1つですね。
SBI FXトレードの最新情報として、つい先日、高金利で人気のトルコリラ/円や香港ドル/円、レアな韓国ウォン/円を始め、新たに14通貨ペアの取扱いを開始したと当コーナーでもお伝えしたばかりですが、もう1つお伝えしたい最新情報があります。
【参考記事】
●トルコリラ/円スプレッドで突如業界トップに躍り出た! 激レア韓国ウォンも取引開始!
今回、SBI FXトレードの最新情報として取り上げるのは、通常のFX取引ではなく、2015年12月にリリースされた「レバレッジ付き定期外貨取引」についてです。
定期的な外貨購入で腰を据えた中長期運用ができる外貨預金のメリットと、レバレッジをかけた効率的な運用ができるFXのメリットを併せ持つサービスとして登場した「レバレッジ付き定期外貨取引」。
なんだか長いサービス名だなぁなんて思っていましたが、登場からおよそ1年が経過した2016年11月、サービス名称が従来の「レバレッジ付き定期外貨取引」から「積立FX」という短いシンプルなものに変更されました!
【関連情報】
●外貨を自動積立してくれるFX口座登場! それでも銀行で超高コストの外貨預金する?
●外貨預金とFXのいいとこ取り!? 「レバレッジ付き定期外貨取引」の実力をチェック!
SBI FXトレードのウェブサイトにある専用コンテンツもこのとおり、まるっとサービス名が変更されています。「レバレッジ付き定期外貨取引」よりも「積立FX」の方が短くて言いやすいし、覚えやすいです。サービス内容もイメージしやすいかも?
■トルコリラなど新たに3通貨ペアの取扱いを開始!
また、SBI FXトレードでは、「積立FX」への名称変更と時を同じくして、取扱い通貨も追加されています。米ドル/円や英ポンド/円、豪ドル/円などの従来の6通貨ペアに加え、新たに、高金利で人気のトルコリラ/円、香港ドル/円、加ドル/円が追加され、合計9通貨ペアのラインナップとなりました。
このうち、トルコリラ/円と香港ドル/円は冒頭でお伝えしたとおり、通常のFXでもつい最近追加されたばかりの通貨ペアです。通常のFXでの取扱い通貨ペア拡大が、「積立FX」での取扱い通貨ペア拡大につながったのかもしれませんね。
【参考記事】
●トルコリラ/円スプレッドで突如業界トップに躍り出た! 激レア韓国ウォンも取引開始!
新たに追加された3通貨ペアのなかで特に注目したいのは、なんと言ってもトルコリラ。トルコの政策金利は、2016年11月現在8.0%とものすごく高金利なのです!

※トルコ中銀公開データより、ザイFX!が作成
通常のFXでもスワップ金利(スワップポイント)を狙った中長期取引の対象通貨として人気ですので、気になる方も多いはず…。「積立FX」でも選択肢の1つにトルコリラが加わったというのは、うれしいポイントです。
SBI FXトレードのスワップ金利は、通常のFXも「積立FX」も同じ水準で、2016年11月30日(水)現在、トルコリラ/円は、おおむね1万通貨1日あたり72円程度で推移しているようです。結構、良い水準♪
【参考コンテンツ】
●FX会社徹底比較!:トルコリラ/円が取引できるFX会社はここだ![トルコリラ/円スワップ金利の高い順]
■気になるスプレッドは? 外貨預金よりも、格段に低コスト!
以下では、新たに加わった3通貨ペアを含め、「積立FX」の全取扱い通貨ペアと、気になる各通貨ペアのスプレッドをまとめていますので参考に。

(※)スプレッドはすべて、例外あり
もっともスプレッドが狭い米ドル/円で5銭。トルコリラ/円は40銭…。SBI FXトレードの通常のFXであれば、1万通貨までの米ドル/円スプレッドは業界最高水準の0.27銭原則固定、トルコリラ/円は4.8銭原則固定ですので、それに比べると「積立FX」のスプレッドはどうしても見劣りしてしまいますね…。
しかし、冒頭でお伝えしたとおり、「積立FX」は、外貨預金のメリットとFXのメリットを併せ持つサービス。数銭の利益を積み重ねる超短期トレードまで想定した通常のFXとは異なり、外貨預金のような安定的・中長期的な運用が想定されたサービスですので、そこまで通常のFXのコストと比較することにこだわる必要はないかもしれません。
実際、通常のFXに比べるとコストは割高とはいえ、一般的な銀行で提供されている外貨預金に比べると、かなり安いのも事実です。銀行の為替手数料は、ネット系銀行でも米ドル/円で数十銭、大手都市銀行だと1円くらいかかるところもあるくらいですので…。
【参考記事】
●日本振興銀行の破たんで再確認。外貨預金はペイオフの対象外ですよ!
ということで、ここで改めて…
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