ザイFX! - 初心者必見のFX総合情報サイト

志摩力男_グローバルFXトレード
----年--月--日(-)日本時間--時--分--秒

DMM.com証券[DMM FX]ではザイFX!限定4,000円が1取引でもらえる!

松田哲の「FX一刀両断!」
バックナンバー

本日FOMCでの利上げは織込み済みだが、
金利格差からするとユーロ/ドルは当然下落

2017年03月15日(水)16:44公開 [2017年03月15日(水)16:44更新]

GMOクリック証券はFX取引高世界1位! ザイFX!限定で4000円もらえる

■4時間足では従来の最安値がチャート・ポイントに

 最後に4時間足チャートをご覧いただきたい。

 短期のチャート(4時間足)を見ると、ユーロ/米ドルは、ボックス相場「茶色の破線」を形成中、と考える。

ユーロ/米ドル 4時間足(クリックで拡大)
ユーロ/米ドル 4時間足

(出所:ヒロセ通商

ボックス相場「茶色の破線」の上限は1.08ドル台ミドル程度、下限は1.0450ドル近辺、と考える。

 従来の最安値であった1.0450ドルが、チャート・ポイントになっている。

 短期のサポート・ライン「赤の破線」を表示した。

 最安値(1.03ドル台)からの上昇は、この短期のサポート・ライン「赤の破線」に従っていた、と考える。

 この短期のサポート・ライン「赤の破線」を割り込み、「売りシグナル」を発した、と考える。

 この短期のチャートで見るならば、現在のユーロ/米ドルは、小さいボックス相場「緑の破線」を形成中だ。

ユーロ/米ドル 4時間足(クリックで拡大)
ユーロ/米ドル 4時間足

(出所:ヒロセ通商

小さいボックス相場「緑の破線」の上限は1.0700ドル近辺、下限は1.0500ドル近辺、と考える。

■ユーロと米ドルの金利差拡大傾向には変化なし

 先週(3月9日)のECB理事会では、事前の予想どおりに、金利政策と資産買い入れ策を据え置いた。

 2017年年内は、これまでの緩和政策を維持する旨のコメントをしたが、一段の緩和政策は緊急性が低い、と否定した。

 ECBの政策は当面のところ大きく変化しないだろう、と考える。

 米国の金融政策は、米ドル金利引き上げであり、本日(3月15日)のFOMC(米連邦公開市場委員会)での利上げは、ほぼ確実とされている。

欧州通貨(ユーロ)と米ドルの金利差が拡大するトレンドに、変化がない、と考える。つまり、当面のところ、今後の金利差は拡大し続ける、と考える。

欧州と米国の金利差拡大は、「ユーロ売り/米ドル買い」と考える。

 昨日、今日(3月14日、15日)と、FOMCがある。今回のFOMCで、0.25%の利上げが実施される、と考える。すでに、0.25%の利上げは、織り込み済みと考える。

 そして、今回(3月)の0.25%の利上げを実施した上で、さらに5月、ないしは6月の利上げの可能性が高まるのではないか、と考えている。

■金利と為替の違いは、人間が決めるかどうか

 一般論としての「金利と為替の違い」について、コラムを添えておく。

 金利は、きわめてロジカルだ。それは、金利には「政策金利」があるからだ。

 この「政策金利」はマーケットではなく、人間が決める。それも中央銀行や、財務省や、その時々の政府といった、ごく一部の、一握りの人間の判断によって決められる。

 とはいえ、金利は人々の生活に深く関係しているので、あまり急激に変動させるのは好ましくない

 たとえば、ちょっと景気が悪くなったとしよう。景気対策として、政策金利を3%引き下げる。そうしたら、景気が急回復した。それで、今度は3%引き上げる――こういった朝令暮改をするわけにはいかない。

 だから、景気が良い時は金利を上げるのだが、いっぺんに1%も2%も上げることはしないで、0.25%の幅で引き上げる。そして、様子を見るのだ。

 足りなければ、また、0.25%引き上げる。そんな風に、小出しに引き上げていくことが政策金利の常道だ。

■政策金利の動きは、同じ方向に最低3回動く傾向がある

 また、政策金利の動きは、同じ方向に少なくとも3回は動く、といった傾向がある。

 これは、絶対ではないのだが、先ほども述べたように、一部の人間が様子を見ながら、小出しに上げたり下げたりするわけだから、普通は足りな目になる。後から追加して、足りない分を補うのだ。

 逆に政策金利が半年ごとに、0.25%上がったり下がったりしているようでは、マーケットから信認されなくなる。

 市場参加者は、「そんなことをするくらいなら、金利を動かさないで様子を見るべきだ」と考えるからだ。

 為替には、政策金利に相当するものがない。

 金利の場合は、政策金利よりも低ければ、「これはおかしい。特殊な需給で歪んでいるのだな」と、すぐに判断できる。

 単発的にそういうことがあっても、長続きはしない。長続きするようならば、政策金利を引き下げることになる。

 しかし為替には、そういったメルクマール(指標) になるものがない

 為替は、不特定多数の市場参加者が、マーケットで売ったり買ったりして、需給を調節しながら、最終的に均衡するレートが決まっていく。

 マーケットには、さまざまな人たちの思惑や、願望や、雑多な思いが込められている。

 この不特定多数の行動を読む方が難しい、と言えるだろう。そこには、ロジックがないからだ。

 「何だかよくわからないけれど、売ってしまえ!」とか、「もういいや、買ってしまえ!」と、ロジックとは無縁のところで巨大な金額がマーケットに集まり、それが流れになってしまうこともある。

 しかし、金利はそういうわけにはいかない。

 金利の場合は、政策金利を決める権限のある人間が、どう考えるか、そして、上げ下げの幅がどの程度なのかを考えれば、おのずと読むことができる。

(2017年3月15日 東京時間12:30記述)

松田哲の「FX一刀両断!」
松田 哲 (まつだ・さとし)

早稲田大学法学部卒業。三菱信託銀行、フランス・パリバ銀行、クレディ・スイス銀行などを経て、オーストラリア・コモンウェルス銀行のチーフ・ディーラーとして活躍。現在は松田トラスト&インベストメント代表取締役として、法人・個人向けコンサルティング業務を行っている。著書『外貨崩落』(技術評論社)などで米ドル/円相場、クロス円相場の下落を見事的中。近著に『1勝9敗でも勝てる松田式FX!』(ダイヤモンド社)がある他、『FXで稼ぐ人はなぜ「1勝9敗」でも勝つのか?』(技術評論社)、『FXの教科書』(扶桑社)、『投資で浮かぶ人、沈む人』(PHP研究所)、『FX「シグナル」を先取りして勝つ!』(技術評論社)などの著書がある。

執筆者のサイト

当コラムのバックナンバー

>>>バックナンバー一覧

ザイFX!公式twitter フォローしてね

ザイFX!公式フェイスブック
現在 いいね数 2811人 ザイFX!のFacebokにいいね!する

ザイFX!公式ツイッター(@ZAiFX)
現在のフォロー者数 110662人 ザイFX!のtwitterをフォローする

外貨ex byGMO[外貨ex]
FX初心者のための基礎知識入門
JFX[MATRIX TRADER] 外貨ex byGMO[外貨ex] キャンペーン比較
JFX[MATRIX TRADER] 外貨ex byGMO[外貨ex] キャンペーン比較
『羊飼いのFXブログ』はこちら
FXと為替の総合情報サイト「ザイFX!」カンタンナビ
「ザイFX!」をまるっとすべて見たい人は → 「ザイFX!」トップページへ
プロの為替相場見通しなどが知りたい人は → 「ザイ投資戦略メルマガ」
メタトレーダー4(MT4)の情報を知りたい人は → 「ザイFX!×メタトレーダー(MT4)」
ビットコインなど仮想通貨の情報を知りたい人は → 「ザイFX!×ビットコイン」
FX初心者のための基礎知識入門

相場を見通す 超強力FXコラム











元ミス慶応 葉那子と[FXトレード戦略指令!]でFXトレードを始めよう!



ザイFX!のMT4専門サイト ザイFX!×メタトレーダー4(MT4)