■楽天証券のチャートが、さらに使いやすくリニューアル!
楽天証券[楽天FX]の取引ツール、マーケットスピードFX(MARKETSPEED FX)のテクニカルチャートがリニューアルされました!
いったいどんなふうにリニューアルされたのか? 当記事で詳しく紹介していきたいと思います。
なお、新チャートがリリースされたのは、2017年3月25日(土)。今はまだ旧チャートも併せて利用できますが、それも5月27日(土)午前6時まで。それ以降、旧チャートは利用できなくなります。
旧チャートでの設定は新チャートに引き継ぐことができませんので、現在、楽天証券[楽天FX]のマーケットスピードFXで旧チャートを利用している人は、早めに新チャートへの乗り換え準備に取り掛かる方が良さそうです。該当する場合は、楽天証券のウェブサイトなどで詳細をチェックするようにしてくださいね。

■株トレーダーの間で有名な取引ツールのFX版
さて、楽天証券の取引ツールと言えば、株の取引システム、マーケットスピード(MARKETSPEED)が有名。かねてより、株トレーダーの間で「使いやすい!」と評判ですので、ご存じの方も多いのでは?
今回、テクニカルチャートがリニューアルされた[楽天FX]の取引ツール、マーケットスピードFXは、そのFX版の取引ツール。本家、マーケットスピードが持つ「使いやすい!」という最大の特徴を残しつつ、FX取引に合わせてカスタマイズされた取引ツールといえます。
当記事を執筆するにあたって、記者自身、改めてマーケットスピードFXを触ってみましたが、たしかに、カスタマイズ性の高さ、操作のしやすさで考えると、FX業界に数ある取引ツールの中でも、かなり使いやすい部類の取引ツールだなぁと感じました。
さすが、マーケットスピードの生みの親、大手ネット証券の一角、楽天証券! きっと、取引ツールの操作性については、これまでめちゃくちゃ研究を重ねてきたのでしょう。株の取引ツール、マーケットスピードで蓄積されたノウハウがFXの取引ツール、マーケットスピードFXにも活かされている感じがします。
いろいろできる取引ツールなのにシンプルな画面で、わりと直観的にどこに何があるかがわかるので、初めて使う人でもストレスなく利用できそうですよ。
■リニューアルで進化したポイントは3つ!
ということで、ちょっと前置きが長くなりましたが、本題に戻りましょう。そんな使いやすい取引ツール、マーケットスピードFXのテクニカルチャートは、今回のリニューアルでいったいどんな進化を遂げたのか…? ここから詳しく紹介していきます。
リニューアルのポイントは3点。1つ目は、「操作性が大幅に向上した」こと。2つ目は、「売買タイミングを逃さないための2つの新機能が追加された」こと。3つ目は、「チャート設定画面が使いやすく改良された」ことです。
今回のリニューアルは、旧チャートと比べた感じ、一見すると大きな変化があったワケではなさそうなのですが、実は、あったらいいなという機能が追加されていたり、ここをもうちょっとこう変えてくれたらなぁ…みたいな、細かな機能改善がいくつも行われています。
それでは、順に見ていきましょう。
まず、1つ目の「操作性が大幅に向上した」ことについて。具体的な向上内容は、以下の点です。
<「操作性が大幅に向上したこと」の内容>
・ マウスホイールによるズームイン、アウトが可能に
・ カーソルキーによるチャート範囲の移動が可能に
・ 「凡例」から直接パラメーター変更が可能に
・ チャート形状、テクニカル選択などのメニュー構成見直し
少し補足すると、マウスホイールというのは、一般的なマウスの右クリックと左クリックのボタンの間についている、円盤状のコロコロできる装置のこと。これをコロコロするだけで、チャートが上下(価格軸)、左右(期間軸)に伸び縮みするようになりました。

また、カーソルキーとは、キーボード上にある↑←↓→の矢印が書かれたキーのこと。今回のリニューアルで、←、→キーを操作することで、表示させるチャート期間を変更することができるようになっています。
さらに、「凡例」とは、チャート画面左上の4本値やテクニカル指標が表示された四角いラベルのことで、ここをクリックすると、表示しているテクニカル指標のパラメーターを変更するためのポップアップが表示されます。こんな感じです。
旧チャートでは、チャートの拡大や縮小は、虫眼鏡アイコンをポチポチとクリックして行わなければならなかったり、凡例から直接テクニカル指標のパラメーターを変更することなどはできませんでした。
チャートって、アレコレ分析する際は、期間を延ばしたり縮めたり、拡大したり縮小したり、パラメーターをいじったりなんだりと、ヘビーに使うことも多いので、ちょっとした使い勝手がとても大切ですよね?
チャート形状、テクニカル選択などのメニュー構成見直しについても、このようなちょっとした使い勝手の向上を実現すべく行われたものでしょう。
そこまで大々的な機能改善ではないかもしれませんが、マーケットスピードFXのチャートが、今回のリニューアルでさらに使いやすくなったのは間違いなさそうです。
■ピュインッ♪とアラート通知&ポップアップ通知
続いて、2つ目の「売買タイミングを逃さないための2つの新機能が追加された」ことについて見ていきましょう。こちらは、旧チャートにはなかった機能が新たに追加されています。追加されたのは、以下の2つの機能です。
<「2つの新機能」の内容>
・ 簡易シグナル
・ レンジ音声モニター
「簡易シグナル」から見ていきましょう。これは、為替レートがアラート設定したテクニカル指標に触れた際、ポップアップか音声で通知してくれる機能。
簡易シグナルが対応しているテクニカル指標は、「移動平均」、「多重移動平均」、「加重移動平均」、「指数平滑移動平均」、「ボリンジャーバンド」の5つです。それぞれ設定したテクニカル指標に為替レートが触れたら通知してくれます。
どのテクニカルに触れたら通知してもらうのかは、各テクニカル指標のパラメーター設定画面で各自、指定することが可能です。

ちなみに、以下の画像は、ポップアップで表示されたアラート。音声でのアラートも試してみましたが、ピュインッ♪ピュインッ♪と、若干レトロな…なんと言うか、昔懐かしいシューティングゲームみたいな音がしていました。慣れるまでは急に音が鳴ると、ちょっとビックリするかも。

アラートの音声は、デフォルトでピュインッ♪ピュインッ♪という感じのものが設定されていますが、自分で別のものに変更することも可能みたいです。お気に入りの音声がある人は、そちらに変えてみても良いかもしれません。
音声の設定変更やポップアップ表示の変更は、チャート設定にある通知設定から行うことができますので、利用する際は好みの設定に変更してみてください。
もう1つの新機能、「レンジ音声モニター」は、現在値を基準に自分で好みのレンジを設定し、為替レートが設定したレンジの上限や下限に触れると音声で通知してくれる機能です。こちらは、ポップアップ表示はないみたい。音声で通知してくれるだけです。

チャート設定にあるデフォルト設定から基本設定→レンジ音声モニターを開くと、この機能の詳細設定画面が表示されます。通知ラインの色や太さも好みで変更できますので、チャート上で見やすいようにカスタマイズしてみると良いのではないでしょうか?
お伝えしたとおり、「簡易シグナル」も「レンジ音声モニター」も基本は、音声で為替レートの変動を通知してくれる機能ですので、これらを使えば、この水準になったらエントリーしようといった場合に、狙う水準に到達するまで、ずーっとチャートに釘づけになる必要はなさそう。
その間に情報収集をするなど、エントリーまではチャートからちょっと目を離して、時間を有効に使うことができそうです。うまく活用したい機能ですね。
続いて、3つ目の…
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