■春の眠気も覚める!? スプレッド縮小キャンペーン!
「春眠暁を覚えず」とは、古い中国の詩人の言葉。春の夜は短くて、気候も良いため、つい寝過ごしちゃうという意味だそうですが(わかるわぁ…)、外為どっとコムから、そんな春のポカポカ陽気による眠気も吹き飛んでしまうような、インパクトがある発表がありました!
それは、2017年4月3日(月)~7月1日(土)までの期間限定で、主要通貨を含む7通貨ペアのスプレッド縮小キャンペーンを開催するというもの。
対象となっている主要通貨ペアのスプレッドをいくつか紹介すると、このキャンペーン期間中、ユーロ/米ドルは0.5pipsから0.3pips原則固定へ、英ポンド/円は1.1銭から1銭原則固定へ、ユーロ/円は0.6銭から0.5銭原則固定へ、英ポンド/米ドルは1.1pipsから0.9pips原則固定へと縮小されます。
のちほど主要各社のスプレッドと比較してみますが、コレ、かなりスゴいスプレッド! 業界トップ水準です。
なお、上の画像のとおり、キャンペーンでは、紹介したもののほかにも、豪ドル/米ドルが1.1pipsから0.9pips原則固定へ、NZドル/米ドルが1.7pipsから1.6pips原則固定へ、ユーロ/豪ドルが1.6pipsから1.5pips原則固定へと縮小されます。
ざっと見てみると、スプレッド縮小対象となった7通貨ペアのうち、実に5通貨ペアがユーロや英ポンドといった欧州通貨絡みの通貨ペア。そこには、一部ドルストレード(米ドルが絡んだ通貨ペアのこと)も含まれますが、とりあえず、今回の外為どっとコムのスプレッド縮小キャンペーンは、欧州通貨絡みの通貨ペアを中心に実施されているっぽい、ということがわかります。
いったいどうして…?
■選挙まみれ&英国EU離脱交渉本格化で、よく動きそう?
2017年は、3月のオランダ総選挙を皮切りに、4月~5月にかけてはフランス大統領選挙、6月に同じくフランスの国民議会選挙、8月~10月にドイツ議会選挙と、各国で重要な選挙が予定されていたり、ブレグジッド(英国のEU離脱)絡みの交渉も本格化するとあって、何かと話題の発信地になることが多い欧州。
特に英国は、3月末、正式にEU離脱通知を行ったばかり。これから、本格的に交渉が始まります。
英ポンドが、2016年6月のまさかのブレグジット決定以降、ろくに反発してこなかったことを考えると、場合によっては、ここから反転上昇してくる可能性だってあるかも。もちろん、材料次第でさらに下落する可能性もありますが…いずれにしても大きく動く可能性を秘めていそうです。

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:英ポンド/米ドル 週足)
もちろん、2017年3月にオバマケア代替法案の採決に失敗し、大型減税などの目玉政策の実現にも疑問符が点灯し始めている米トランプ政権の動向、ひいては米ドルの動向も無視できませんが、お伝えしたとおり、今後、欧州に重要イベントが乱立していることが明らかな今、ユーロや英ポンドが注目の通貨であることは間違いないでしょう。
外為どっとコムは、こうした情勢を踏まえた上で、今回、ユーロや英ポンドといった欧州通貨絡みの通貨ペアを中心にスプレッド縮小キャンペーンを実施したのではないでしょうか?
■ユーロ/米ドルも、英ポンド/円も、ユーロ/円もトップ水準!
ということで、ここでは、今回、外為どっとコムのスプレッド縮小キャンペーンの対象となっている通貨ペアの中から、特に注目したい欧州通貨絡みの通貨ペアのうち、ユーロ/米ドル、英ポンド/円、ユーロ/円、英ポンド/米ドルの4ペアについて、スプレッドがFX業界内でどのくらいの水準に位置しているのかを、改めて確認してみたいと思います。
冒頭でお伝えしたとおり、間違いなくトップ水準はトップ水準なのですが、それがどのくらいスゴい水準なのかは、やっぱり比べてみないとわかりませんよね? なお、以下に掲載する表では、すべて売買手数料ありのFX会社は除いています。
まずは、ユーロ/米ドルから見ていきましょう。ご覧のとおり、外為どっとコムのキャンペーンスプレッド、0.3pips原則固定は、インヴァスト証券[トライオートFX]と並んで、業界トップ水準。
原則固定では、0.4pipsや0.5pipsがボリュームゾーンですので、これはかなり優位性があるスプレッドではないでしょうか?

(※)スプレッドはすべて、例外あり。SBI FXトレードやマネックス証券[マネックスFX]のキャンペーンスプレッドは、取引数量によって変化します
【参考コンテンツ】
●FX会社徹底比較!:取引コストで比べる[ユーロ/米ドルスプレッドの狭い順]
続いて、キャンペーン期間中、1.0銭原則固定で提供されている英ポンド/円はどうでしょうか? 同水準にインヴァスト証券[トライオートFX]に加え、トレイダーズ証券や楽天証券[楽天FX]も加わり、ユーロ/米ドルよりも同水準に肩を並べるFX会社は増えましたが、こちらも原則固定スプレッドの中では、業界トップ水準に位置していることがわかります。

(※)スプレッドはすべて、例外あり。SBI FXトレードのスプレッドは、取引数量によって変化します
【参考コンテンツ】
●FX会社徹底比較!:取引コストで比べる[英ポンド/円スプレッドの狭い順]
では、同じくキャンペーン期間中、0.5銭原則固定で提供されているユーロ/円はというと、こちらもインヴァスト証券[トライオートFX]、ヒロセ通商[LION FX]、JFX[MATRIX TRADER]などと並んで、やはり、原則固定スプレッドの中では業界トップ水準。
こうして比べてみると、外為どっとコムの今回のスプレッド縮小キャンペーンは、とことん業界トップ水準に食い込んできていることがわかります。
もともと外為どっとコムは、米ドル/円スプレッドも業界トップ水準の0.3銭原則固定ですし、このキャンペーンの実施によって、主要通貨ペアのスプレッドは、ほとんどが業界トップ水準にまで縮小されたということに…!

(※)スプレッドはすべて、例外あり。SBI FXトレードのスプレッドやマネックス証券[マネックスFX]のキャンペーンスプレッドは、取引数量によって変化します
【参考コンテンツ】
●FX会社徹底比較!:取引コストで比べる[ユーロ/円スプレッドの狭い順]
とはいえ、トップ水準はトップ水準でも…
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