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NDD方式(インターバンク直結型)の口座を
徹底比較! マイナススプレッドも!?

2017年04月24日(月)12:05公開 (2017年04月24日(月)12:05更新)
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今井雅人は資金5倍トレード達成!米ドル/円の攻めトレードが成功したのには理由があった!

■手数料、外資は外付けで、日系はマークアップ形式

 FXの取引で重要となるコスト、すなわち手数料の形態に関して見ていきましょう。

 外資系のデューカスコピー・ジャパンサクソバンク証券[アクティブトレーダーコース]は、取引するごとに手数料が別途加算される外付け手数料制です。

デューカスコピー・ジャパンの場合は、下表のとおり、直近30日間の預り金総額や純資産額、取引金額によって手数料の額が変わるしくみになっています。手数料は取引金額100万円あたり、最低10円~最高35円です。

デューカスコピー・ジャパンの取引手数料(取引金額100万円あたり片道)
デューカスコピー・ジャパンの取引手数料(100万円あたり片道)

(出所:デューカスコピー・ジャパン

 預り金総額、純資産額、取引金額でそれぞれ該当する手数料が異なる場合は、もっとも安いステージの手数料が採用されます。

 たとえば、米ドル/円が110円の場合、455万通貨以上の取引がないと取引金額の合計は5億円に達しません。そこまで取引しないという人はみんな、手数料が一番高い35円になってしまうように一瞬思えますが、そのような場合でも、預り金総額が50万円以上あれば手数料は33円、100万円以上なら30円、250万円以上なら25円になるというわけです。

 また、サクソバンク証券[アクティブトレーダーコース]の手数料は、下表のとおり、「料率と固定費の組み合わせ」で定められた3つのステージから、ユーザーが選択ができるしくみです。

サクソバンク証券[アクティブトレーダーコース]の取引手数料
サクソバンク証券[アクティブトレーダーコース]の取引手数料

(出所:サクソバンク証券

 ステージが上がると手数料の料率は下がりますが、その分、「月間標準金額」という手数料の最低ラインも上がっていきます。

 月間の手数料合計額が月間標準金額に満たなかった場合は差額を追加徴収されるため、ステージ2や3を選択する方は、自分の取引量がどのくらいで、手数料がいくらぐらいかかるかを、しっかり把握する必要がありそうです。

 ステージ1で徴収される手数料0.003%の場合、米ドル/円が110円だと1818万2000通貨以上の取引で手数料の金額が6万円に達します。なので、月間でそれ以上の取引をする方はステージを上げた方が得になりますが、実際には多くの人がステージ1を選択しているのではないでしょうか。

 外付け手数料制を導入している口座の場合、確定申告のときに手数料を必要経費として計上できると思われます(※)。

(※必要経費として認められるかどうかの最終判断は、所轄の税務署にて確認してください)

【参考記事】
あの投資家たちのFX確定申告の実態(1) ひろぴーさんが必要経費に入れたものは?
あの投資家たちのFX確定申告の実態(2) 含み損なのにスワップ分を納税する悲劇!?
FXの確定申告は会社員や主婦でも必要? 負けても繰越控除で将来的な節税効果!?

外資系の2社では、取引量の多いトレーダーほどメリットを感じられそうですね。

 かたや、セントラル短資FX[ウルトラFX]、YJFX![C-NEX](※)は、カバー先金融機関が提示するレートに一定のpipsを上乗せしたレートをユーザーに提示して、その分がFX会社の利益になる「マークアップ」方式を採用しています。

(※YJFX![C-NEX]は公式にデータを発表していませんが、取引手数料が無料であるため、提示されるレートにマークアップ分が上乗せされていると推測されます)

 ということは、厳密に言うとカバー先の金融機関が提示するレートでそのまま取引していることにはなりません。こちらの方式だと、先ほど紹介した外資系2社のように外付け手数料を別途徴収されることはなく、売買手数料がかからない他の多くのDD方式を採用している口座とある意味、同じ感覚でトレードできることになります。

■ハイブリッド形式でちょっと複雑な[トライオートFX]

 一方、インヴァスト証券[トライオートFX]は、他の口座とだいぶ仕様が違っています。

[トライオートFX]といえば、設定した条件に沿って自動売買を行うことができるリピート系発注機能を搭載したFX口座ですが、その中の裁量トレード、いわゆるマニュアル注文のうち「100万通貨を超える注文」(※)のみが、2017年3月からNDD方式になったのです。

(※[トライオートFX]の最低取引数量は1000通貨(1k)なので、100万1000通貨(1001k)以上の注文がNDDの対象になります)

 自動売買注文と100万通貨以下のマニュアル注文は、これまでどおり、DD方式を採用しているため、いわばDDとNDDのハイブリッド形式になります。

 また、注文時には注文画面に100万通貨を超える数量を入力すると、提示されているレートに「参考価格」という表示が加わるだけで、DD方式が適用される100万通貨以下のトレード時と同様のレートが表示されるだけです。

 このとき、表示されるスプレッドも米ドル/円なら0.3銭で固定されていて、NDD方式を採用している他社の取引画面のように、表示されているスプレッドが変動することはありません

 そのNDD方式となる注文にかかる手数料は、インヴァスト証券のウェブサイト上に「カバー先で約定した価格に0.2pips~最大5.0pips を上乗せした価格が約定価格となります」と記載されています。ということは、場合によっては5銭の手数料がかかる可能性もあるということです。

 仮に手数料として5.0pips(5銭)が約定価格に上乗せされれば、米ドル/円100万1000通貨の取引で、5万50円のコストが発生することになります。0.2pips(0.2銭)の上乗せですめば、同じ注文数量で発生するコストは2002円なので、この差は非常に大きいですね。

 DD方式となる100万通貨以下のトレードなら、米ドル/円のコストは0.3銭原則固定のスプレッド分だけという明確さがあるのですが、100万1000通貨以上のNDD方式で取引すると、どのくらいのレートで約定できそうなのか、さらに手数料分がいくらレートに上乗せされるのかがはっきりしないのは、取引するのに少し不安があると言えます。

■ECNを利用した口座なら板情報で取引が見える

 ほかに、NDD方式の中でも「ECN」(電子商取引ネットワーク)を利用して取引ができるデューカスコピー・ジャパンとYJFX! [C-NEX]なら、どの価格にどれだけの注文があるかをリアルタイムで表示する、板情報を見ることができます

 株式の売買で板情報が見られるのは当たり前ですが、FXでは一部の口座で自社のユーザーの注文情報を公開しているところはあっても、詳細な板情報までは見られないのが普通です。

 それがECNを利用して取引できる口座の場合、ECNに参加している金融機関や他のユーザーの注文状況を板で見ることができ、さらに一定数量以上の注文なら、自分の発注したオーダーが約定されるまでの状況も確認できて、インターバンク市場で直接取引していることを、肌で感じられるというわけです。

デューカスコピー・ジャパンの板情報画面
デューカスコピー・ジャパンの板情報画面

 特に、デューカスコピー・ジャパンではスイスの親会社デューカスコピーが運営する「SWFX」(スイスFXマーケットプレイス)という独自のECNを利用していて、その中には世界の名だたる金融機関だけでなく、YJFX![C-NEX]が採用しているCURRENEX(カレネックス)などといった、他のECNも多数参加しているので流動性はピカイチ。板が非常に厚いこともわかりますよ。

【参考記事】
板情報に自分の注文が反映される驚異的に透明性が高いFX会社でタイアップ開始!

■平均約定データの公表で信頼度がアップ

 ところで、いくらスプレッドが狭くなったり、ときにはマイナススプレッドになる場合があるといっても、そんなのは稀で、条件のあまり良くないスプレッドが提示されている時間が長かったり、そもそも約定しない! なんて状況なら、スプレッドが命のスキャルピング取引をするのもちょっと心配だし、NDDのメリットを感じにくいですよね。

 なので、セントラル短資FXが自社のウェブサイト上で公表している、通貨ペアごとの平均約定スプレッドや、マイナススプレッドが提示された時間の合計といった実績値は、取引の実情を確認するうえで非常に参考になるデータといえます。

 実績値の公表という点では、NDD口座を提供しているFX会社のなかで、セントラル短資FXが内容が詳しく、もっとも積極的です。

[ウルトラFX]のスプレッド実績(2017年3月)
[ウルトラFX]のスプレッド実績(2017年3月)

(出所:セントラル短資FX

セントラル短資FX[ウルトラFX]における、2017年3月の米ドル/円の平均約定スプレッドは0.48pips(銭)となっていて、0.3銭原則固定の業界最狭水準と比較すると、決して広くはないけれど、やや見劣りしています。

 でも、マイナススプレッドが提示された時間が17分あったり、なんと、スイスフラン/円(CHF/JPY)の平均約定スプレッドがマイナスになっていたりと、タイミングによっては業界最狭水準よりも有利な条件で取引できることがわかりますね。

 取引画面に提示されているレートよりも、有利な方向にスリッページして約定することも結構あります。

スリッページの発生状況(2017年3月)
スリッページの発生状況(2017年3月)

(出所:セントラル短資FX

 少し古いデータになりますが、セントラル短資FX[ウルトラFX]約定率は2015年の実績で99.9%と、約定力がきわめて高いのも評判です。

 また、デューカスコピー・ジャパンでもウェブサイトで主要通貨ペアのスプレッド実績値が、週単位・月単位で確認できます。2017年3月中の米ドル/円のスプレッド中央値は0.3銭、ユーロ/円は0.5銭となっていて、外付けの手数料がかかるとはいえ、スプレッドだけを見れば業界最狭水準に肩を並べています

デューカスコピー・ジャパンのスプレッド実績(2017年3月)
デューカスコピー・ジャパンのスプレッド実績(2017年3月)

(出所:デューカスコピー・ジャパン

 こうした実績値の公表があるのとないのとでは、やっぱりあった方が、より安心に取引ができますよね。

 2016年10月からサービスを開始したサクソバンク証券[アクティブトレーダーコース]や、2017年3月から大口のマニュアル注文に対してNDD方式を導入したインヴァスト証券[トライオートFX]に関しては、まだサービスが始まって日が浅いこともあってか、今のところスプレッドの実績値などは公表されていません。

 今後、データがある程度蓄積されて、ユーザーに開示してくれるようになれば、取引の信頼性がアップしそうですね。

 次は、各社の取扱通貨ペア数や最低取引数量を…

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