■マネパがスプレッドを次々と縮小、いったい何事?
ゴールデンウィークも終わり、そろそろ梅雨入りも近づいてくる季節。なんとなくどんよりした気分になりがちですが、そんな空気を吹っ飛ばすかのようなニュースが、マネーパートナーズから次々と飛び込んできています!
先日、当ザイスポFX!でもお伝えしましたが、マネーパートナーズ[パートナーズFX]は、5月8日(月)にトルコリラ/円の取り扱いをスタート。スプレッドは原則固定としては業界単独トップの3.8銭で、さらに、取り扱い開始から数日間、スワップ金利(スワップポイント)が右肩上がりで上昇するなど、ホットな話題を提供してくれました。
そして、トルコリラ/円の取り扱い開始からたった2日後の10日(水)には、突如、米ドル/円と豪ドル/円のスプレッド縮小を発表しましたね。これで、米ドル/円のスプレッドは0.3銭原則固定と業界最狭水準となり、豪ドル/円は0.9銭原則固定になりました。
【参考記事】
●約定力のマネパがついにトルコリラ参入! スワップ金利は業界トップ水準の95円に!
●スリッページ発生率0%の口座がついに米ドル/円0.3銭原則固定にスプレッド縮小!
そのマネーパートナーズ[パートナーズFX]が、今度は5月15日(月)に、ユーロ/円のスプレッドを1.1銭原則固定から0.7銭原則固定に、NZドル/円のスプレッドを2.4銭原則固定から1.8銭原則固定に縮小すると発表しました。
小出しにスプレッドの縮小をリリースするな~、なんて思っていたら、17日(水)にはさらに、英ポンド/円のスプレッドを1.9銭原則固定から1.4銭原則固定に縮小するというお知らせが。そいて、縮小したばかりの豪ドル/円のスプレッドを0.8銭に、NZドル/円を1.6銭に再縮小することも同時に発表するなど、なんだか頭がこんがらがりそうな状態に…
■縮小余地はまだあり? 落ち着きどころ探ってるのかも…
なぜ、マネーパートナーズがこれほど、小出しにスプレッドの縮小を実施しているのかは正直わかりません。
ですが、実際に縮小された各通貨ペアのスプレッドを見てみると、0.3銭原則固定の米ドル/円以外は、まだ全体的に業界最狭とはいえない水準です。そう考えると、今後も段階的にスプレッドを縮小させてくる可能性はありそう。
なので、「今のところは」という表現がしっくりきそうな感じではありますが、マネーパートナーズ[パートナーズFX]の今のユーロ/円と英ポンド/円のスプレッド水準が、業界の中でどのくらいの位置にあるのかを、ここでさらりと確認しておきましょう。
まず、ユーロ/円のスプレッドは、下の表のとおりとなっています。

次は英ポンド/円を見てみましょう。

ユーロ/円と英ポンド/円の各社のスプレッドに関しては、以下のコンテンツも参考にしてくださいね。
【参考コンテンツ】
●FX会社徹底比較!:取引コストで比べる[ユーロ/円スプレッドの狭い順]
●FX会社徹底比較!:取引コストで比べる[英ポンド/円スプレッドの狭い順]
マネーパートナーズ[パートナーズFX]のユーロ/円のスプレッドは業界3番手くらい、英ポンド/円は4番手くらいの水準になったことがわかります。
0.3銭原則固定に縮小された米ドル/円のように、一気に業界最狭水準に肩を並べた、といったような感じではありません。
ただ、お伝えしたように、豪ドル/円やNZドル/円のスプレッドは、縮小させたと思ったら、まだそれほど経っていないうちに再縮小されていますし、状況を見ながらちょっとずつ、いろんな通貨ペアで落ち着きどころを探りながらスプレッド縮小が実施されていくかもしれません。
【参考コンテンツ】
●FX会社徹底比較!:取引コストで比べる[豪ドル/円スプレッドの狭い順]
●FX会社徹底比較!:取引コストで比べる[NZドル/円スプレッドの狭い順]
最新の情報に関しては、FX各社のスプレッド状況が通貨ペアごとにランキング形式で確認できる、ザイFX!の「FX会社徹底比較!」コーナーも参考にしてみてくださいね。
【参考コンテンツ】
●FX会社徹底比較!:取引コストで比べる
マネーパートナーズ[パートナーズFX]で原則固定スプレッドが適用されるのは、午前8時~翌午前4時のコアタイムとなっています。NY市場の取引終了間際から東京時間の序盤にかけては対象外となりますが、通常のマーケットであれば比較的、値動きが乏しい時間帯にあたるので、大きな影響はなさそうです。
■マネパの攻勢で他社の動きも気になるところ
どうせやるなら米ドル/円と同じように、どの通貨ペアのスプレッドも業界最狭水準までガッツリと縮小してほしい…なんて意見もあるかもしれません。
でも、これまでザイFX!でも何度かお伝えしてきましたが、マネーパートナーズ[パートナーズFX]の最大の魅力といえば、PCからのストリーミング注文ならスリッページも約定拒否も一切なく、思いどおりの価格で絶対に約定すること!
矢野経済研究所が実施する主要FX会社7社を対象にしたFXサービスパフォーマンステストでは、マネーパートナーズ[パートナーズFX]は8年連続で約定力1位を獲得しています。
【参考記事】
●スリッページと約定拒否の発生件数ゼロ。8年連続で約定力No.1のFX口座とは?
●思いどおりの価格で約定したい人は必見! 「約定力」ツートップはズバリこの2社です!
●あなたは経験したことがありますか? 怪しいスリッページやレートずらしを…
どんなにスプレッドが狭くても、いざ注文を出してみたら、思った価格と全然違う価格で約定しちゃってる! なんて経験のある方は結構いると思います。
その点、多少スプレッドが広くても、提示したレートで絶対に約定させてくれるというのは、他のFX会社ではなかなかできることではないと思います。
多少スプレッドが広くても仕方がないと思える「絶対に約定する口座」のスプレッドが、これだけの短期間に相次いで縮小されるのは、投資家にとってはうれしいニュースです。こうなると、現在0.8銭原則固定のユーロ/米ドルのスプレッドなんかも、そのうち縮小されるんじゃないか……なんて勝手な想像もしてみたり。
さらに、今回のマネーパートナーズ[パートナーズFX]の動きを受けて、他社が追随するような流れに発展していくのかも、見守っていきたいですね。
ちなみにマネーパートナーズには、今回ご紹介した1万通貨から…
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