■「マネパ史上最大の大還元祭」が始まった!
2017年6月21日(水)に、上場10周年を迎えたマネーパートナーズ。これを記念した「マネパ史上最大の大還元祭」の企画として、同日から10週連続のキャンペーンが始まっています。
10周年だから10週連続! ということは、10種類のキャンペーンが、2カ月半ほどにわたって実施されるということになりそうです。
「なりそう」というあいまいな表現になっているのは、実はまだ、その全貌が明らかになっていないからなのですが、どんな一大キャンペーンになるのかを楽しみにしつつ、今回は、すでに始まっている、第1弾のキャンペーン内容をご紹介したいと思います。
■まずはスプレッド縮小、NZドル/円は未踏の領域に!
上場10周年となる6月21日(水)から始まったキャンペーン第1弾は、4通貨ペアを対象にした「スプレッド縮小キャンペーン」です。
5月から、主要通貨ペアのスプレッドを立て続けに縮小させて、FX業界をざわつかせていたマネーパートナーズですが、「また来たか!」という感じで、スプレッド縮小をキャンペーンの第1弾として開始しています。
対象は約定力の高さをウリモノにしていて、1万通貨からの取引が可能な[パートナーズFX]。8時~28時のコアタイム中、英ポンド/円は1.0銭、豪ドル/円は0.6銭、NZドル/円は1.0銭、南アフリカランド/円は1.0銭の原則固定スプレッドが提供されます。
この4通貨ペアは、マネーパートナーズが実施した5月のスプレッド縮小攻勢の過程で、最終的に業界最狭水準にあと一歩となる、2~3番手で着地していました。
と思ったら、NZドル/円は6月に入って当時の業界単独トップ水準となる1.2銭原則固定へ縮小され、そして、今回のキャンペーンで、ついに1.0銭という未踏の領域に!
【参考記事】
●マネパが1カ月弱で9回もスプレッド縮小! NZドル/円1.2銭、トルコリラ/円2.9銭固定に
●マネパでいったい何が起こっているの!? 相次ぐスプレッド縮小で2つの口座が逆転!
さらに、NZドル/円以外の3通貨ペアも、キャンペーン期間中は原則固定としては業界最狭水準に並んでいます。
まさか、この10周年キャンペーンのために、スプレッドの縮小余地を残しておいたんじゃ……。
意地の悪い記者の頭の中を、そんな考えがよぎったというのはさておき、7月4日(火)までの期間限定とはいえ、極狭スプレッドが提供されるこのチャンス、見逃すわけにはいきませんね。
各FX会社のスプレッド比較については、以下の【参考コンテンツ】も参考にしてみてくださいね。ただし、ザイFX!ではスプレッドの掲載ルールとして、今のところ、通常時の数値、または3週間以上に渡るキャンペーンの数値を掲載しています。そのため、2週間限定となる、マネーパートナーズ[パートナーズFX]の今回のキャンペーン期間中のスプレッドは反映されていませんのであしからず。
【参考コンテンツ】
●FX会社徹底比較!:取引コストで比べる[英ポンド/円スプレッドの狭い順]
●FX会社徹底比較!:取引コストで比べる[豪ドル/円スプレッドの狭い順]
●FX会社徹底比較!:取引コストで比べる[NZドル/円スプレッドの狭い順]
●FX会社徹底比較!:取引コストで比べる[南アフリカランド/円スプレッドの狭い順]
■スプレッド縮小合戦が各所で勃発!?
ところで、主要通貨ペアのスプレッドを小出しに縮小していた5月に、マネーパートナーズ[パートナーズFX]がトルコリラ/円の取り扱いを始めたことは、以前、当コーナーでもご紹介しました。
【参考記事】
●約定力のマネパがついにトルコリラ参入! スワップ金利は業界トップ水準の95円に!
その後、GMOクリック証券[FXネオ]がマネーパートナーズ[パートナーズFX]より狭いスプレッドを引っさげてトルコリラ/円の取引をスタートさせると、黙っちゃいられないと言わんばかりに、ヒロセ通商がスプレッドを一気に縮小させて「第2次トルコリラ戦争」が勃発。
【参考コンテンツ】
●FX会社徹底比較!:トルコリラ/円が取引できるFX会社はここだ![トルコリラ/円スプレッドの狭い順]
●FX会社徹底比較!:トルコリラ/円が取引できるFX会社はここだ![トルコリラ/円スワップ金利の高い順]
そして、遅れを取るまいと、取り扱い開始からわずか3週間足らずで、マネーパートナーズ[パートナーズFX]がスプレッドを大きく縮小させたのは記憶に新しいところです。
【参考記事】
●「第2次トルコリラ戦争」が勃発! 取引高世界一の参入でスペック競争加速!
●満を持して本命登場!? トルコリラ戦争激化! トルコリラ/円スプレッド2.9銭原則固定に!
そのヒロセ通商は先日、マネーパートナーズ[パートナーズFX]のNZドル/円スプレッドが業界最狭水準となったことに闘志を燃やし(?)、子会社のJFXとともに、NZドル/円のスプレッドを[パートナーズFX]と同じ1.2銭原則固定へ縮小しました。
【参考記事】
●オセアニア祭り!を機に考える。NZドルは強いのに豪ドルはなぜそんなに強くない?
スプレッド縮小合戦の主戦場がトルコリラ/円からNZドル/円へ移り、マネーパートナーズVSヒロセ通商という対立軸が鮮明になっています。

マネーパートナーズのキャンペーン第1弾が終了する7月4日(火)までは、NZドル/円のスプレッドは[パートナーズFX]の1.0銭原則固定が業界内で抜きん出た水準になりますが、キャンペーン終了後は[パートナーズFX]とヒロセ通商が1.2銭原則固定で横並びとなるはずです。
ヒロセ通商が、今回のマネーパートナーズのキャンペーンをどう捉えているのか。もしかしたら、キャンペーンとはいえ未踏の領域へ踏み込んだマネーパートナーズに触発されて、ヒロセ通商が通常時のスプレッドを縮小させてくるなんてことがあるかも…。
マネーパートナーズのキャンペーンは始まったばかりだし、もし、この後の第2弾、第3弾と続くキャンペーンの中で、NZドル/円だけじゃなく、そのほかの通貨ペアでも驚くようなスプレッドが提供されれば、いろんな通貨ペアでスプレッド縮小合戦が繰り広げられる可能性があるかもしれませんね。
さて、気になるスプレッド戦争の話題は…
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