■YJFX!史上最狭のスプレッド縮小キャンペーン!
「課題解決型FX」をテーマに、ユーザーの声に耳を傾けて、さまざまなサービス改善やコンテンツの提供を実施しているYJFX!
2017年7月には、過去に話題のトレーダーを輩出した「ファイナンススタジアム」や、ユーザーの取引情報をもとにしたカードを選ぶだけで自動売買ができる「トレードコレクター」といったユニークなサービスが終了してしまうなど、最近は残念ながら、あまり明るいニュースがありませんでした…。
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そのYJFX!が急遽、これまで延長に延長を重ねて続けていた従来のスプレッド縮小キャンペーンを見直し、8月9日(水)からリニューアルバージョンのスプレッド縮小キャンペーンを開始しました。
ここ最近、FX業界でスプレッド縮小バトルが過熱していることは、当ザイスポFX!で何度もご紹介してきました。
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そんな中、YJFX!の今回のキャンペーンでは、「YJFX!史上最狭となるスプレッド!」が提供されるということなんです。
■キャンペーンの対象は全部で15通貨ペアだけど…
さっそく、YJFX![外貨ex]で8月9日(水)から10月31日(火)の期間中にスプレッド縮小が適用される通貨ペアの、通常時スプレッドとキャンペーンスプレッドを比べてみましょう。
![YJFX![外貨ex]のスプレッド縮小キャンペーン対象通貨ペア一覧](/mwimgs/e/4/-/img_e4e8fba16396c61079cab9dd2aeafcef137086.jpg)
(※)スプレッドはすべて、例外あり。
これまでのキャンペーンで対象だった14通貨ペアに、新たに南アフリカランド/円が追加されて、対象が全部で15通貨ペアとなっています。ちなみに、期間中にこのキャンペーンスプレッドが提供されるのは、各営業日で午前9時から翌午前3時までの時間帯となっています。
せっかくなので、どのあたりが「YJFX!史上最狭」なのかを確認するため、前回と今回のスプレッド縮小キャンペーンで、各通貨のスプレッドがどのように変化したかも一覧にしてみました。
![YJFX![外貨ex]における従来のキャンペーンとのスプレッド比較](/mwimgs/4/f/-/img_4f2c1aaca68a8b15188d750d26009353153435.jpg)
(※)スプレッドはすべて、例外あり。南アフリカランド/円は今回のキャンペーンで新たに対象通貨ペアに加わったため、「前回までのキャンペーンスプレッド」欄には通常時のスプレッドを表記。
南アフリカランド/円は今回のキャンペーンで新たに対象通貨ペアに加わったため、通常時のスプレッドとの比較になりますが、「今回のキャンペーンスプレッド」の欄を赤字で表示した通貨ペアは、前回までのキャンペーンよりもスプレッドが狭まっています。
一方、豪ドル/円、スイスフラン/円、加ドル/円、米ドル/スイスフラン、英ポンド/スイスフランの5通貨ペアに関しては、以前のキャンペーンからスプレッドは据え置きになっています(こちらは上表では黒字で表示)。
新たなキャンペーンで適用される主要通貨ペアのスプレッドは、どれも業界最狭にあと一歩といったところで、おおむね2~3番手の水準となっています。単独で最狭!という感じではありませんが、バランス良くトップ水準に食い込んでいる印象がありますね。
■新キャンペーンは開催せざるを得なかった!?
YJFX![外貨ex]は2016年後半から、年末年始以外はほとんど間を空けることなくスプレッド縮小キャンペーンを実施してきました。「こんなに連続してやるんだったら、いっそのこと、通常スプレッドにしちゃってもいいんじゃない?」なんて思ってしまうほどキャンペーンが常態化していたのですが、なぜ、本来なら9月29日(金)まで実施する予定だった従来のキャンペーンをいきなり終了して、新たに「YJFX!史上最狭」のスプレッド縮小キャンペーンを開始したのでしょうか。
以前、当コーナーでYJFX!の「お客さまの声」というコンテンツに「スプレッドをもうちょっとだけがんばって!」と要望を出したら、もしかすると前向きに検討してくれるかも?? なんて記事を公開したけど……。まさか、ユーザーから本当にそんな要望が届いて、真摯に対応してくれたってこと?
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なんて想像もしてみたくなりますが、実際には、FX業界におけるここ最近の白熱するスプレッド縮小バトルに、ついにYJFX!も参戦してきたというのが真相のように思えます。そのキッカケは8月に入って11の通貨ペアでスプレッド縮小を実施してきた、GMOクリック証券とDMM.com証券にありそうです。
簡単に振り返ると、まず、GMOクリック証券が8月1日(火)から、11の通貨ペアで通常スプレッドの縮小を実施。すると、DMM.com証券が翌日の8月2日(水)に、GMOクリック証券とまったく同じ11の通貨ペアを、これまた、まったく同じスプレッドで提供するキャンペーン(10月末まで)を開始したという経緯がありました。
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かつて、業界のスペック競争を牽引してきたライバル同士の2社が昨今のスプレッド縮小バトルへついに参戦してきたということで、YJFX!としても、もはや戦況を黙って見守っているわけにはいかなくなった、というのが実情なのではないでしょうか。
■3社横並びの状態に、アツいバトルはまだまだ続く?
下表をご覧ください。記者の推測を裏付けるかのように、YJFX![外貨ex]の今回のキャンペーン対象通貨ペアのスプレッドは、GMOクリック証券[FXネオ]、DMM.com証券[DMM FX]のスプレッドとまったくいっしょ!!
通貨ペア | YJFX! [外貨ex] |
GMOクリック証券 [FXネオ] |
DMM.com証券 [DMM FX] |
ユーロ/円 | 0.5銭原則固定 | 0.5銭原則固定 | 0.5銭原則固定 |
ユーロ/米ドル | 0.4pipis原則固定 | 0.4pipis原則固定 | 0.4pipis原則固定 |
英ポンド/円 | 1.0銭原則固定 | 1.0銭原則固定 | 1.0銭原則固定 |
NZドル/円 | 1.2銭原則固定 | 1.2銭原則固定 | 1.2銭原則固定 |
南アフリカランド/円 | 1.3銭原則固定 | 1.3銭原則固定 | 1.3銭原則固定 |
英ポンド/米ドル | 1.0pipis原則固定 | 1.0pipis原則固定 | 1.0pipis原則固定 |
豪ドル/米ドル | 0.9pipis原則固定 | 0.9pipis原則固定 | 0.9pipis原則固定 |
NZドル/米ドル | 1.6pipis原則固定 | 1.6pipis原則固定 | 1.6pipis原則固定 |
ユーロ/英ポンド | 1.0pipis原則固定 | 1.0pipis原則固定 | 1.0pipis原則固定 |
ユーロ/豪ドル | 1.5pipis原則固定 | 1.5pipis原則固定 | 1.5pipis原則固定 |
豪ドル/円 | 0.7銭原則固定 | 0.7銭原則固定 | 0.7銭原則固定 |
スイスフラン/円 | 1.8銭原則固定 | 1.8銭原則固定 | 1.8銭原則固定 |
加ドル/円 | 1.7銭原則固定 | 1.7銭原則固定 | 1.7銭原則固定 |
米ドル/スイスフラン | 1.6pipis原則固定 | 1.6pipis原則固定 | 1.6pipis原則固定 |
英ポンド/スイスフラン | 2.8pipis原則固定 | 2.8pipis原則固定 | 2.8pipis原則固定 |
(※)スプレッドはすべて、例外あり。GMOクリック証券[FXネオ]は通常スプレッド。DMM.com証券[DMM FX]の一部通貨ペアとYJFX![外貨ex]のスプレッドは、2017年10月31日(火)までのキャンペーン。
YJFX!が従来のキャンペーンからスプレッドを変更しなかった豪ドル/円、スイスフラン/円、加ドル/円、米ドル/スイスフラン、英ポンド/スイスフランの5通貨ペアに関しては、GMOクリック証券とDMM.com証券の通常スプレッドと、YJFX!の従来のキャンペーンスプレッドがすでに横並びだったため、YJFX!としてはさらなる縮小に動く必要がなかった(?)ということのようです。
7月までは、10周年キャンペーンで攻勢をかけるマネーパートナーズと、王者の意地を示さんばかりのヒロセ通商という対立軸を中心に、そこへ他のFX会社が追随するような格好でスプレッドバトルが展開されていたという印象でしたが、8月はマネーパートナーズの10周年キャンペーンが佳境を迎える傍らで、YJFX!、GMOクリック証券、DMM.com証券の3社が競う構図となっています。
YJFX!、GMOクリック証券、DMM.com証券の3社だけをみると、通常スプレッドを縮小させたGMOクリック証券が、ほかの2社でキャンペーンが終了する11月以降は優位に立ちそうな感じです。ただ、YJFX!はこれまでと同様にキャンペーンを何度も延長させる可能性がありそうですし、DMM.com証券にしても、ライバルに引けをとるまいと何かしらの対応策をとってきそうですね。
「そろそろ終わりに近づいているんじゃない?」なんて思っていた記者をあざ笑うかのように、3社の参入によって、スプレッド縮小競争はさらなるヒートアップも想定できるほど勢いを増しています。
取引コストの低下につながる各社のスプレッド縮小は、ユーザーにとっては「ありがたい!」のひと言。今後の動向からも目が離せませんね。
では、ここからは、現在YJFX!で開催中の…
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