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豪中銀が豪ドル高を嫌がっても豪ドル/ドル
買いで付いていきたい理由とは?

2017年08月23日(水)17:29公開 [2017年08月23日(水)17:29更新]

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■ボックス相場下抜けのターゲットを次々と達成

 2013年から2014年にかけての豪ドル/米ドルは、「ピンクの破線」で示したボックス相場を形成していた、と考える。 

豪ドル/米ドル 週足(クリックで拡大)
豪ドル/米ドル 週足

(出所:ヒロセ通商

 以前は、このボックス相場の上限は0.9800ドル近辺、下限は0.8800ドル近辺と考えていた。 

 だから、このボックス相場の下限(0.8800ドル近辺)を割り込み、「売りシグナル」を発したと考えた。 

 相場は、この「売りシグナル」に従い、0.86ドル台まで下落したが、0.86ドル台ミドルを底値に、0.9500ドル近辺にまで大きく反発上昇している。

 それで、ボックス相場の下限は0.86ドル台と想定し直す必要がある、と考える。

 つまり、このボックス相場は「上限0.9800ドル近辺-下限0.8600ドル近辺」と考えた。

 ボックス相場「ピンクの破線」の下限を考え直したが、その修正した下限の0.8600ドルを割り込み、「売りシグナル」発した、と考える。

 それまでの安値を更新したので「売りシグナル」を発した、と考えた。

 この「売りシグナル」に従い相場は大きく急落して、まずは1700ポイントのボックス相場「紫の破線」を下抜けした場合のターゲットを達成した。

 そして、週足チャートを見てのとおりに、1200ポイントのボックス相場「ピンクの破線」を下抜けした場合のターゲットも、達成した。

■週足でも直近は「買いシグナル」点灯

 週足チャートに、ボックス相場「茶色の破線(細線)」とボックス相場「緑の破線(細線)」を表示した。

豪ドル/米ドル 週足(クリックで拡大)
豪ドル/米ドル 週足

(出所:ヒロセ通商

 豪ドル/米ドルは、ボックス相場「茶色の破線(細線)」の下限(0.7500近辺)を割り込み、「売りシグナル」を発して下落し、そして、ボックス相場「緑の破線(細線)」を形成した、と考える。

 0.6900ドルを割り込み、それまでの最安値を更新して「売りシグナル」を発した、と考えることもできるが、豪ドル/米ドルが、0.68ドル台前半を安値に反発しているので、ボックス相場「緑の破線(細線)」が持続している、と判断する。

 このボックス相場「緑の破線(細線)」の上限は、0.7850ドル近辺と考える。直近の値動きで、豪ドル/米ドルは、ボックス相場「緑の破線(細線)」を上に抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。

■ボックス相場を上抜けする前に、レジスタンスラインも上抜け

 続いて、レジスタンス・ライン(1)「紫の破線」を表示した週足チャートをご覧いただきたい。

豪ドル/米ドル 週足(クリックで拡大)
豪ドル/米ドル 週足

(出所:ヒロセ通商

 2014年秋ころから2016年2月ころまでの豪ドル/米ドルは、このレジスタンス・ライン「紫の破線」の傾きに従って下落した、と考える。

 このレジスタンス・ライン「紫の破線」を上に抜けた時点で、「買いシグナル」を発した、と考える。

 ただし、その時点では、引き続き、ボックス相場「緑の破線(細線)」が持続している、と判断した。

 このボックス相場「緑の破線(細線)」の上限は0.7850ドル近辺、下限は0.6800ドル近辺、と考える。

 別な言い方をすれば、レジスタンス・ライン「紫の破線」を上に抜けて、「買いシグナル」を発したが、その時点では、0.7850ドル近辺が、レジスタンス(上値抵抗)になっていた、ということだ。

 レジスタンス・ライン(2)「赤の破線」を表示した。

豪ドル/米ドル 週足(再掲載、クリックで拡大)
豪ドル/米ドル 週足

(出所:ヒロセ通商

 直近の値動きで、このレジスタンス・ライン(2)「赤の破線」を上に抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。

 そして、ボックス相場「緑の破線(細線)」を上に抜けて、つまり、レジスタンス(上値抵抗)の0.7850ドルを上に抜けて、さらに「買いシグナル」を発した、と考える。

■日足では、ボックス相場内で上下していたにすぎなかったが…

 続いて、日足チャートをご覧いただきたい。豪ドル/米ドルは、ボックス相場「茶色の破線」を形成した、と考える。

豪ドル/米ドル 日足(クリックで拡大)
豪ドル/米ドル 日足

(出所:ヒロセ通商

ボックス相場「茶色の破線」の上限は0.7850ドル近辺、下限は0.7150ドル近辺、と考える。

 このボックス相場「茶色の破線」の内側に、描こうと思えば、レジスタンス・ラインやサポート・ラインを描くこともできる。

 しかし、大局で見れば、ボックス相場「茶色の破線」の内側での上下動にすぎなかった、と考える。

 このボックス相場「茶色の破線」をブレイクする時が、重要な時と考えていた。

 このボックス相場「茶色の破線」をブレイクする方向に付いて行くことが、セオリーと考える。

 日足チャートを見てのとおりに、このボックス相場「茶色の破線」を上にブレイクして、「買いシグナル」を発した、と考える。

豪ドル/米ドル 日足(再掲載、クリックで拡大)
豪ドル/米ドル 日足

(出所:ヒロセ通商

 このボックス相場「茶色の破線」の振幅(値幅)は、約700ポイントだ。

 ボックス相場を上抜けしたので、そのターゲットは、ボックス相場の上限から700ポイント上になる。

 つまり、0.7850ドルから700ポイント上だから、0.8550ドルが理論上のターゲットだ

 最後に4時間足チャートをご覧いただき…

松田哲の「FX一刀両断!」
松田 哲 (まつだ・さとし)

早稲田大学法学部卒業。三菱信託銀行、フランス・パリバ銀行、クレディ・スイス銀行などを経て、オーストラリア・コモンウェルス銀行のチーフ・ディーラーとして活躍。現在は松田トラスト&インベストメント代表取締役として、法人・個人向けコンサルティング業務を行っている。著書『外貨崩落』(技術評論社)などで米ドル/円相場、クロス円相場の下落を見事的中。近著に『1勝9敗でも勝てる松田式FX!』(ダイヤモンド社)がある他、『FXで稼ぐ人はなぜ「1勝9敗」でも勝つのか?』(技術評論社)、『FXの教科書』(扶桑社)、『投資で浮かぶ人、沈む人』(PHP研究所)、『FX「シグナル」を先取りして勝つ!』(技術評論社)などの著書がある。

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