■4時間足ではボックス相場を次々と上抜け
続いて、4時間足チャートをご覧いただきたい。4時間足チャートをを見てのとおりに、ユーロ/円はチャート・ポイントの126.00円を上に抜けて、「買いシグナル」を発した。
(出所:ヒロセ通商)
この「買いシグナル」に従い上昇して、小さいボックス相場「茶色の破線」を形成した、と考える。
ボックス相場「茶色の破線」の上限は129.00円近辺、下限は126.50円近辺、と考える。
そして、この小さいボックス相場「茶色の破線」を上に抜けて、さらに、「買いシグナル」を発した、と考える。
その後のユーロ/円は、ボックス相場「紫の破線」を形成した、と考える。
(出所:ヒロセ通商)
ボックス相場「紫の破線」の上限は131.00円近辺(ないしは130.80円)、下限は128.50円近辺、と考える。
このボックス相場「紫の破線」を上に抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。
この「買いシグナル」に従い、上昇して、131円台前半の高値を付けている。
■高値更新したものの、一回り大きいボックス相場の範囲内に
しかし、高値更新後のユーロ/円は、下落に転じている。
それで、4時間足チャートに示したように、一回り大きいボックス相場「緑の破線(太線)」を形成中、と考える。
(出所:ヒロセ通商)
ボックス相場「緑の破線(太線)」の上限は132.00円近辺、下限は127.50円近辺(ないしは127.00円近辺)、と考える。
4時間足チャートに表示したように、ユーロ/円は短期のサポート・ライン(1)「赤の破線(細線)」を割り込んだ時点で、「売りシグナル」を発した、と考える。
この「売りシグナル」に従い、128.00円近辺まで下落したが、128.00円近辺からは、反転(上昇)している。
それで、短期のサポート・ライン(2)「赤の破線(細線)」を表示した。
ユーロ/円は、128.00円近辺から130円台前半に上昇したが、再度下落して、短期のサポート・ライン(2)「赤の破線(細線)」を割り込んだ。
「売りシグナル」を発した、と考える。
■目先の戦術は127円割れにストップを置いて「買い」
しかし、引き続き、ボックス相場「緑の破線(太線)」が持続している。
(出所:ヒロセ通商)
このボックス相場「緑の破線(太線)」を、明確に、下に抜ける場合は、「ユーロ売り」だが、このボックス相場「緑の破線(太線)」の下限近辺は、「ユーロ買い」だ。
この時点では目先の戦術としては、127.00円割れ(=126円台後半)程度にストップ・ロス(損切り)を置いて、「ユーロ買い・円売り」を試すところ、と考えていた。
ユーロ/円は、サポート・ライン(2)「赤の破線(細線)」を割り込んで発せられた「売りシグナル」に従い、下落して127円台ミドルを付けた。
しかし、それ以上、下落することなく127円台ミドルを底値にして反発(上昇)している。127.00円割れ(=126円台後半)にストップ・ロスを置いていたとすれば、それをつけることなく、反発したことになる。
それで、短期のサポート・ライン(3)「赤の破線(太線)」を表示した。
直近の値動きで、131円台前半の高値を更新する際には、「買いシグナル」を発した、と考える。
しかし、131円台後半の高値を付けた後は、下落気味だ。
「それまでの最高値を更新すると、調整局面に入る」といった傾向が読み取れる。
しかし、上述は、必ずそうなる訳ではないので、このところの相場のアノマリーと考えている。
引き続き、ボックス相場「緑の破線(太線)」が維持されている、と考える。
現在のユーロ/円は、ボックス相場「ピンクの破線」を形成中、と考える。
(出所:ヒロセ通商)
ボックス相場「ピンクの破線」の上限は132.00円近辺、下限は129.00円近辺、と考える。
■高値更新後に調整があったとしても、上昇トレンドは変わらず
高値を更新して、132.00円を付けたのだが、今のところ、上昇に勢いがないので、ボックス相場「ピンクの破線」が続いている、と判断している。
これからの値動きで、132.00円を明確に上に抜けて、大きく急騰する場合は、ボックス相場「ピンクの破線」を上にブレイクしての「買いシグナル」と判断する。
ボックス相場「ピンクの破線」を上にブレイクする場合は、当然だが、ボックス相場「緑の破線(太線)」を上にブレイクする。
しかし、先に述べたとおりに、「それまでの最高値を更新すると、調整局面に入る」といった傾向がある。
だから、直近の相場で、高値を更新して132.00円を付けたのだが、いったん調整局面に入る可能性がある。
上述の調整局面があるとしても、大局では、ユーロ/円は「下落トレンド」から「上昇トレンド」にトレンド転換した、と判断するべきだ、と考える。
だから、基本的なスタンスは、調整局面で、下がるのを待って、「ユーロ買い・円売り」の水準を探す、と考える。
具体的には130円前後まで調整するのを待って、「ユーロ買い・円売り」を行うのがよい、と考える。その場合は、ボックス相場の下限を割れた129.00円割れの水準にストップ・ロス(損切り)を置くべき、と考える。
(2017年9月13日東京時間 13:10記述)
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